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2019/01/22

『構造パネルが危ない??』安全な家づくりの注意点を解説します。

こんばんは! 平石です。

今回は構造パネルの話をしていきます。
まず、構造パネルって何??というとコチラ

建物の外周部に貼られた板材、これが構造パネル。
地震などの揺れに対抗する為に、建物を強くする目的で張り付けます。

 

話は変わり、スジカイってご存知でしょうか?
下の写真の赤マル部分の斜め材の事です。

昔は、スジカイを入れて地震力に対抗していました。
しかし今は、スジカイの代わりに構造パネルを張る会社が増えています。

計算上の話ですが、構造パネルの方がスジカイよりも強く計算できます。
実際に、外周部に構造パネルを張る事で、建物は歪みにくくなります。

上の写真はノダのハイベストウッド。(ノダカタログから)

 

 

しかし、構造パネルも施工を間違えてしまうととんでもない事になってしまいます。
計算上が良くても、実際には耐力が出ない事もあるのです・・・

 

構造パネルの注意点は3つ

①止付けは専用の釘で行っているか?

②釘の間隔は規定より狭い間隔で打ち付けているか?

③釘がめり込んでいないか?

 

①止付けは専用の釘で行っているか?

構造パネルを止める釘は規定があります。
どんな釘で打ってもいい訳ではありません。

長さが短い釘・細い釘などでは、ダメなのです。
構造部材なので当然ですよね。

上記の場合、“N50”若しくはCN50釘でないとNG(壁倍率2.5倍で計算できない)です。

 

②釘の間隔は規定より狭い間隔で打ち付けているか?

釘を打ち付ける間隔も規定があります。
構造パネルの種類によって事なりますが、外周部100mm間隔・中央部200mm間隔という物が多いでしょうか。
もっと細かく打ち付けないと所定の耐力が出ない物もあります。

 

③釘がめり込んでいないか?

最後に釘のめり込み。
釘の種類・間隔がOKでも、めり込みすぎはNG。

構造パネルは厚さが9ミリ・12mm程度。
そのパネルに『4ミリ釘がめり込んでいる場合、耐力は半分になってしまう』という実験もあります。

釘がめり込んでいる場合、地震などの揺れを受けると『パンチングアウト』といって、パネルから釘が抜けてしまう壊れ方をします。

 

構造パネル工事のチェックをしている建築会社自体少ないと感じますが、
大工さん任せですと、打ち忘れやめり込みは起こりうるのです。

なぜならば、大体の場合、大工さんは手間受けで工事しています。
早く終われせればそれだけ手間になります。

すると、釘打ち機の圧力調整をめんどくさがったり、打ち忘れの確認をせず、シートを張ってしまったりしてしまうのです・・・

 

 

もう1つ重要な事が・・・

 

構造パネルを工事する上で、もう1つ大切な事があります。

それは、『構造パネルを濡らしていないか?』です

少しくらいの雨などは仕方がないです。それで性能が落ちる事はありません。
しかし、構造パネル張りが終わっても、全然シートを張って雨養生をしないというのは良くないです。

近所の他社の現場で、1か月くらい放置している現場を見た事があります。
釘が錆びていて、パネルに錆び水の跡が付いていました・・・

これを見て現場監督さんや営業担当さんは何も思わないのか???という感じですね。

このような状況では、釘の種類や間隔、めり込みのチェックなど行っていないのが明白ですよね・・・

 

皆さんも工事現場を見かけたら、雨養生や片付けが行き届いているか?などをチェックしてみてくださいね!

 

 

 

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