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2018/11/22

制震ダンパーの間違った使い方

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こんにちは。
子育て設計の 小暮 です。

住宅業界で少々話題になっていることがあります。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181024-00000028-jij-bus_all

ご存知かもしれませんが制震ダンパーについてです。

因みに制震ダンパーとは以下のような商品です。

http://www.kosodate-sekkei.co.jp/staff_blog/wp-content/uploads/2018/10/88ae2e12dbdca3ecafcc4948e17fc7fe.png

http://www.kosodate-sekkei.co.jp/staff_blog/wp-content/uploads/2018/10/def559c3b3c6220034ab1035430c44f1.jpg

http://www.kosodate-sekkei.co.jp/staff_blog/wp-content/uploads/2018/10/2fc64af320a575418ca244d3fb6d5459.jpg

本当に色々な物があります。

最近では、分からないくらい沢山あります。

また、それぞれの会社がいろいろな事を言っています。

ある商品は地震を70%吸収するそうです。

また、ある会社の商品は50%吸収するそうです。

また、ある商品は家が1mm動いただけで作動するそうです(本当か!?)

このような説明を聞くと物凄く良い商品のように感じます。

また、これらを採用している住宅会社でも同じような説明をしています。

ただし、商品を販売している会社が言っていることなので全てが正しい分けではありません。

そこで、とあるメーカーさんに来社して頂き説明を受けました。

そして一般的な間取りの図面を渡し、その間取りに付けた場合に何%削減できるのか?を聞きました。

その答えは・・・カタログとは削減率が全く違います。

じゃあカタログに書いてある数字まで削減する間取りってどんな間取りなのですか?と聞きました。

かなり耐震性は高そうですが、物凄く使いにくそうな間取りです。

結論から言いますと・・・

耐震性の低い構造的に問題がある家に設置しても効果は低いと言えます。

例えば、耐震等級1とか2とか3相当の家に付けても、効果は0(ゼロ)では無いけれど本来の機能は発揮されないのです。

基本は耐震等級3の構造設計を行い、その上で保険として付けるのが正しい方法です。

実際に、販売しているメーカーの方もそのように説明していました。

また、構造に詳しい先生にも質問してみましたが答えは同じでした。

耐震性能の高い家をつくる手順を理解していれば、制震ダンパーが補ってくれる部分が全てではない事が解るはずです。

しかし、この辺りを勝手に解釈している住宅会社が本当に多いです。

例えば・・・

「このダンパーが付いていれば地震に強いです!!、」

「そうですか。因みに耐震等級はいくつで設計しているのですか?」

「耐震等級は最高等級の3相当です」

「3相当と言う等級はないですよね??」

「耐震等級3と同じように計算しています!」

「それなら耐震等級3ですよね??」

「でもダンパーが付いているので安心です!」

こんな感じです。

因みに耐震等級3と3相当は全く違いますのでお気を付けください。

その違いについては後でメルマガで理論的に解説します。
※これを知ったら、ビックリしますよ。

基本をおろそかにしていながら、特殊な器具を付けるような家づくりはおススメ出来ません。

では。

追伸

制震ダンパーを付ける前に行うべき事があります。

1.筋交い工法をやめること。
2.通し柱を少なくすること。
3.接手を金物にすること。
4.梁に大きな負担をかけないこと。

どういう意味なのか?は検討されている住宅会社さんに聞いてみましょう。

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