因みに制震装置とは以下のような商品です。
本当に色々な物があります。
最近では、分からないくらい沢山あります。
中にはこんな物まであります。
制震テープです・・・テープで耐震性が高まるそうです。
粘りが出るとの事ですね。
まあ、10%粘りが出ても効果があると言えますからね。
また、それぞれの会社がいろいろな事を言われています。
ある商品は地震を70%吸収するそうです。
また、ある会社の商品は50%吸収するそうです。
また、ある商品は家が1mm動いただけで作動するそうです。
このような説明を聞くと物凄く良い商品のように感じます。
また、これらを採用している住宅会社でも同じような説明をしています。
ただし、商品を販売している会社が言っていることなので全てが正しい分けではありません。
そこで、とあるメーカーさんに来社して頂き説明を受けました。
そして一般的な間取りの図面を渡し、その間取りに付けた場合に何%削減できるのか?を聞きました。
その答えは・・・カタログとは削減率が全く違いました。
じゃあカタログに書いてある数字まで削減する間取りってどんな間取りなのですか?と聞きました。
そこに出てきた間取りは・・・まあ、一般的にはありえない間取りでした。
かなり耐震性が高そうな間取りでしたが、この間取りならラクラク耐震等級3になると感じました。
バランスも良いですし、直下率も物凄く高いです。
因みに、大手ハウスメーカーさんが行う耐震実験の間取りも同じです。
でも実際に建てている家の間取りは違ったりします(秘)
基本は耐震等級3の構造設計を行い、その上で保険として付けるのが正しい方法です。
この辺りを構造に詳しい先生にも質問してみましたが答えは同じでした。
耐震等級2+制震ダンパーの家と、耐震等級3の家だとしたら、どちらの方が安全と言えるのか?と質問してみました。
答えは、耐震等級3の方が安全だと考えられるとの事です。
ただし、あくまでも推測です。
なぜなら、制震ダンパー自体が本当に効果があるのかどうか?が実証されていないからです。
現状では、各会社が実験上で効果があると勝手に言っているのにすぎないからです。
しかし、この辺りを勝手に解釈している住宅会社が本当に多いです。
恐らく、そのような会社は以下のような説明をすると考えます。
例えば・・・
「このダンパーが付いていれば地震に強いです!!、」
「そうですか。因みに耐震等級はいくつで設計しているのですか?」
「耐震等級は最高等級の3相当です」
「3相当と言う等級はないですよね??」
「耐震等級3と同じように計算しています!」
「それなら耐震等級3ですよね??」
「でもダンパーが付いているので安心です!」
こんな感じです。
その違いについては後でメルマガで理論的に解説しますね。
※これを知ったら、ビックリしますよ。
基本をおろそかにしていながら、特殊な器具を付けるような家づくりをしている会社は要注意です。
では!
追伸
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