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 | 2020.05.16

透湿防水シートは「誰が貼るか」で大違い

別動画で
基礎断熱にすると
床下にカビが
生えやすい
みたいな解説を
しました。

基礎断熱で床下にカビが発生する家

今回はそれに
関連する話を
解説いたします。

コンクリートから
水分が出るのだけが
原因ではなくて、
構造体、骨組みの
部分が濡れていると
そこからも水分が
出て、それが結局
床下に溜まって
カビが生えることも
あるという話でした。

そういう事に
なってしまう原因は、
工事中の雨養生の
管理が悪いという
のがあります。

そこから派生する
話をします。

今のほとんどの家は
外側に耐震パネルを
貼ります。

その耐震パネルの
外側に透湿防水シート
というものを貼ります。

私はここが
一番気にする所
なんですね。

家はまず
基礎を作ります。

その基礎工事を
やったあとに、
上棟と言って
骨組みを組みます。

その次に
工事工程でいうと
窓を付けない
部分にはパネルを
貼ります。

そのあとに
窓を付けて、
防湿シートを貼る
という順番に
なります。

ここまでやれば
防水はできています
ので、雨が降っても
安心です。

雨が降っても
中に入らないし、
風が吹いても中に
風が回らないので
大工さんも楽です。

冬であれば
寒くないしね。

ここまでが
はっきり言って
雨仕舞の勝負です。

これが
どこかの段階で
濡らしちゃうと、
その水分が家の中に
充満してしまいます。

ではどこが
大事かと言うと、
防水シートを誰が
貼るのかというのが
重要です。

貼る人は多くて
2人います。

大工さんか
外壁屋さんですね。

当社の場合は
大工さんです。

パネルを付けて、
窓を付けるのも
大工さんです。

引き続き
大工さんが防水まで
やってくれれば
それでOKですよね。

ただし
会社によっては
外壁屋さんに頼む
場合があります。

ちゃんとした
外壁屋さんは
先に防水シートだけ
貼ってくれて、
あとで外壁を貼りに
きてくれます。

なぜかと言うと、
この段階だと
まだ外壁まで
貼れないんです。

いろんな
絡みがあって、
軒天など
他の所を更に
大工さんが
やってくれないと
外壁は貼れません。

なので
防水シートだけ
先に貼って、
しばらくして
外壁を貼ると
二度手間になって
何回も現場に
来なくちゃいけない。

なのでずっと
雨ざらしになっていて
外壁屋さんが外壁を
貼れる段階になった
時に防水シートも
一緒に貼るという
工程をしちゃう場合が
あります。

1〜2ヶ月も
空いていてその間、
何回も雨が降って
いたらどうなると
思いますか?

構造パネルなんて
濡れて乾いて、
濡れて乾いてを
繰り返します。

そうすると、
パネルってすごく
曲がるんですよ。

曲がるから耐震性も
なくなってくるん
ですね。

なんとなく
表面的には乾いた
ように見えるから
良いんじゃないか
という感覚でしょう。

外壁屋さんに
そのようなことが
わかる人は正直、
あまりいません。

あるがままに
防水シートを貼って、
外壁を普通に貼って
いくような施工を
してる会社は意外に
あります。

皆さんも工務店さんや
住宅会社さんに
任せるときに
信用するのは当然です。

ただこういう所も
気にした方がいいかなと
思います。

本当に簡単です。

上棟したあとに
たまに現場に行って、
パネルが雨ざらしに
なっていないかとかね。

いつになっても
材木が水で何回も
何回も濡れていたら、
それは文句を言った方が
いいですよ絶対。

1回か2回、
濡れたからといって
問題が起こるわけ
ではありません。

ただそれが
1ヶ月も経っても
何にも養生しないのは
正直おかしいです。

住宅会社さんが
何にも考えてないか、
もしくはそもそも
現場監督さんが
来てないと思った方が
いいでしょうね。

そういうのは
最終的にはいろんな
問題を起こすことに
なりますのでね。

さっき言った通り、
耐震性があるか
どうかもわからなく
なりますし、
場合によっては
カビが生えることも
あります。

なので工務店さんや
住宅会社さんとを
信じるのは良いですが
こういう所を皆さん
自身も覚えておいて
いただいた方が
良いと思います。