ホーム > ブログ > 子育て設計 > 断熱等級4(最高等級)は凄い性能なのか?

ブログ

2019/09/03

断熱等級4(最高等級)は凄い性能なのか?

大手ハウスメーカーさんのHPに、「断熱等級4(最高等級)の対応も可能」と書いてありました。

大手ハウスメーカーさんが言う位だから凄い性能なんだろうな~と考える方も多いかと思います。

恐らく、展示場でもそのような説明をしているのではないでしょうか?

では断熱等級4(最高等級)とはどの程度の性能を満たせば良いのか?を説明します。
※群馬県太田市の場合です

天井→熱抵抗値4.0・壁→熱抵抗値2.2・床→熱抵抗値2.2・窓→アルミ樹脂サッシ

を満たせば断熱等級4(最高等級)になります。

これだと解りにくいですよね!?

では、この数値を満たすためにどの程度のグラスウールを使えば良いのか?を書きます。
※密度16Kの場合です

天井→160mm・壁→90mm・床→90mm・窓→アルミ樹脂サッシ

となります。

如何でしょうか?

勉強してる方なら解ると思いますが、たった90mmとか160mmのグラスウールを使えばクリアしてしまうのです。

窓も普通のアルミ樹脂サッシでOK。

因みに、この仕様で作った家だとUa値=0.87となります。

実はこの数値(Ua値=0.87)は2020年から義務化されるはずでした。

しかし業界の抵抗で延期になりました。

いつまで延期になるのかも未だに解りませんが。

驚くのは・・・この数値(Ua値=0.87)は平成11年の省エネルギー対策等級から全く変わっていないのです。

更に以前はUa値=ではなくQ値で規定されていたので、現在よりも数値は良かったとも言えます。

何故なら、Ua値は換気による熱損失を計算しません。

しかしQ値は換気による熱損失を計算します。

換気による熱損失は30%近くになることもあるのでバカにならないのです。

なので、気密を高めて効率の良い換気を行う必要があるのです。

今から20年前に作られた省エネルギー基準から全く変わっていないのにも関わらず、更に換気による損失を計算しなくても良くなっているのです。

これだけ地球温暖化が進んでいるにも関わらずです。

そのような数値を「最高等級」と言ってるのですから凄い国だと思わざるを得ません・・・

エネルギーのほとんどを輸入に頼っているにも掛からわず基準が変わらないのです。

車に例えたら、未だにリッター10kmで低燃費と言っているようなものなのです。

 

本当に低レベルな基準だと思うのですが、大きな住宅会社さんは、そうは考えていないようですね。

残念な状況です・・・

関連の施工事例
関連の施工事例はまだありません。

〒370-0321 群馬県太田市新田木崎町1095-5