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2018/10/29

オシャレな間取りの代名詞。しかし、スキップフロアは怖い。

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こんにちは。子育て設計の 小暮 です。

今日はメルマガに書いた記事の一部を紹介します。

スキップフロアってご存知ですか?

デザイン住宅に見られる手法です。こんな感じの家です。
https://matome.naver.jp/o44236092101dai/21409378

このような間取りにするメリットは以下のように言われています。

1.床の高さをずらしながら設計するので空間を広く見せる事が出来る
2.土地の高さが違う場所でもデッドスペースが生まれにくい
3.床下に収納等を設置しやすい
4.小さい家でも色々な部屋が作れる
5.2階建ての高さでも、3階建ての空間が取れる。
6.そもそもカッコいい!

などなど。

逆にデメリットを上げてみます。

1.床面積が増えるので、固定資産税がアップする可能性がある。
2.空間が広い分、気密・断熱をしっかりしないと住み心地が悪くなる
3.間取りが複雑になるので歳を取った時に使いづらくなる。
4.同じ大きさの家でも床面積が多くな断熱・気密にもお金がかかるので建築費が高くなる。
5.掃除が大変!

などと言われています。

まあ、色々と言われていますが、スキップフロアを建てる理由はカッコいい!に尽きるのではないでしょうか。

間取りも変わっているし、開放感抜群です。

大きな窓を付ければ美術館のようですよね。

そんなスキップフロアなのですが大きな弱点があります。

地震時が起こった時は、家には横揺れや捻じれなど様々な力が加わります。

その力に対応するのは、主に壁と床になります。

特に床は水平構面といい壁と壁をつなぐ役割を持っています。

この床は建物のねじれにも対抗します。

地震が起こった時には、床を通して壁に力が伝達されるのです。

壁が強くても、床が弱ければアウト!になります。

 

しかし、スキップフロアにしてしまうと床が水平に繋がらなくなります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここは耐震的に物凄く重要な部分なのですが、全く解らずに設計をしている住宅会社は多いです。

特に、デザインばかりこだわっている住宅会社には多い傾向もあります。

そのような会社の中には、「あまり構造を厳しくするとカッコいい家が出来ませんからね!」・・・などと普通に言われる方もいらっしゃるようです。

こうなると感覚を疑います・・・ブレーキの付いてない高性能でカッコイイだけの車を売っているのと同じす。

さらに、大きな吹抜けを付けると物凄く危ない家が出来上がります。

でも、そんな家もあります・・・

スキップフロアで計画する場合は、キチンとした構造計算を行った上で計画しないと危ないという意味です。

依頼する住宅会社の方に「どんな方法で構造計算をしていますか?」と確かめることをお勧めします。

「ちゃんとやっていますよ」「国の基準を守っています」「ご安心ください」「特に問題は起こっていません」・・・ではダメです。

いずれにしても、断熱・気密・構造にかなりのお金がかかるのがスキップフロアの家です。

では!

 

追伸

しかし、ネットの記事を読む限りでは構造の事などは全く触れられていない事が解ります。

https://matome.naver.jp/o44236092101dai/21409378

暮らしやすくなる、収納が増える、家族の気配を感じる、そのような事しか書かれていません。

その理由は簡単で、このような記事は工務店の宣伝記事だからです。

また書かれている方は建築に詳しい方ではなくライターさんだからでしょうね。

でも、消費者の方々はこのような記事を読めば違和感もなく信じてしまいますよね。

ここが一番怖いところです。

※紹介されている家が危ないという意味ではありませんので。

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