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2019/07/07

セルロースファイバー断熱材に調湿させてはいけない(羊毛断熱材も同様)

セルロースファイバー断熱材って知っていますか?

古紙(主に新聞紙)を細かく裁断しホウ酸を添加してシロアリ対策をした断熱材です。

古紙を使用しているので、環境にも良い断熱材と言われています。

 

施工方法も独特で、バキュームカーのようなホースを使って、壁や天井の隅々まで断熱材を吹き込んでいきます。

断熱効果も高くなりますが吸音効果も高まります。

当社でも屋根の断熱部分にはセルロースファイバー断熱材を使用しています。

そんな素晴らしい断熱材なのですが勘違いをしている住宅会社がいるようです。

また、その説明を聞いた消費者の方も勘違いをしています。

 

セルロースファイバー断熱材って知っていますか?と聞くと、ほとんどの方が同じ回答をします。

「調湿効果が高いのですよね!」・・と言われます。

 

確かにネットで検索すると、調湿効果が高いことをアピールする住宅会社がいます。

中には「湿気の高い日本だからこそ調質効果が高いセルロースファイバー断熱材がオススメです!」とまで書かれているHPもあります。

これは羊毛断熱材でも同じです。

 

確かにグラスウールをや発砲ウレタン断熱材よりは調湿効果が高いのは事実です。

紙ですからね・・・調湿と言うよりも水分を含みやすいのです。

でも断熱材に調湿性を求めるのは全く間違いです。

その理由は・・・断熱材が最高の性能を発揮するためには湿度が0%に近い必要があるからです。

断熱材の熱抵抗値は湿度0%の状態での数値です。

そう考えると断熱材で調湿をさせることは断熱が最高の性能を発揮しない状況になってしまうのです。

 

この辺りを全く理解せずに、情報の一部を誇大に説明する住宅会社は物凄く多いです。

先程にも書きましたが、羊毛断熱材でも全く同じことを言う方がいらっしゃいます。

このサイトを見ると、結露・カビを根本解決してくれるそうです・・・・無理だと思いますが。

http://www.cosmo-project.co.jp/

 

因みに、私がセルロースファイバーを使用する理由は、調湿効果を期待しているからではありません。

また断熱性能を期待しているのでもありません。

セルロースファイバー断熱材の良いところは、断熱欠損が起こりにくいからです。

仮にいくら高性能な断熱材を使ったとしても、断熱材が隙間なく入っていないと効果は発揮されません。

しかし、袋入りのグラスウールを使っている限り、断熱材を隙間なく入れることは不可能に近いのです。

グラスウールを使用するのであれば、袋入りではなく裸のままのグラスウールを使うのがポイントです。

そして気密シートでガッチリと湿気を防ぎ、気密測定を行いチェックするのが最適です。

 

性能で比べると、グラスウールはセルロースファイバー断熱材よりも安価で性能は高いのです。

しかし、グラスウールを隙間なく入れる事が難しい場所もあります。

そこで、当社ではセルロースファイバーとグラスウールを使い分けています。

もし、セルロースファイバーを使用する場合は、性能が低いので厚さと吹き込み密度を確認しましょう。

そうしないと住み心地の良い家にはなりません。

 

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動画では家づくりの重要ポイントを解りやすく説明しています。

ぜひご覧になってください。

https://www.youtube.com/channel/UC_cqJXbQg2LfGxtGQD8p9pA/

 

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