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2019/03/20

補助金目当ての家づくりの弊害

家を建てるといろいろな補助金等が貰える制度があります。

 

補助金がもらえるだけでなく、税金が安くなったりする場合もあります。

その一つに長期優良住宅やZEH住宅があります。

住宅会社の中には、これを売りにしている会社もあります。

 

例えば長期優良住宅の家を建てると以下のような得点があります。

1.フラット35で借入をする場合、最長10年間金利を下げてもらえる

2.地震保険料が割引される

3.住宅ローン減税の控除額がアップになる

4.登録免許税が下がる

5.不動産取得税が下がる

 

では長期優良住宅の家とはどのような家なのでしょうか?

以下の項目をクリアすると長期優良住宅の認定が取得出来ます。

 

1.バリアフリー性:将来のバリアフリーリフォームに対応できるようになっていること

2.可変性:ライフスタイルの変化に応じて間取り変更などが可能になっていること

3.耐震性:極めてまれに発生する地震に対し、継続して住むための改修の容易化を図るため、損傷レベルの低減を図ること(耐震等級2以上)

4.省エネルギー性:次世代省エネルギー基準に適合するために必要な断熱性能などを確保していること(省エネルギー対策等級4以上)

5.居住環境:良好な景観の形成や、地域おける居住環境の維持・向上に配慮されていること

6.維持保全計画:定期的な点検、補修等に関する計画が策定されていること

7.維持管理・更新の容易性:構造躯体に比べて耐用年数が短い内装や設備について、維持管理を容易に行うために必要な措置が講じられていること

8.劣化対策:数世代にわたり住宅の構造躯体が使用できること(床下空間330mm以上確保、劣化対策等級3相当)

9.住戸面積:一戸建ては75m2以上で少なくとも一つのフロアの床面積が40m2以上あること

 

長々とすみませんでした・・・簡単に言いますと、

 

耐震等級2以上で、そこそこの断熱があればOKです。

構造も普通の構造でOKです。基礎も普通の基礎で大丈夫です。

鉄筋がいっぱい入っているとか、コンクリートの強度を高くするとかそんな必要はありません。

断熱性能も高くないですし、気密性能に規定はありません。

要するに、そんなに高性能な家ではありません。本当に普通の家です。

 

そんな家なのですが、色々と補助金が貰えたりするのですからおかしな話なのです。

では、国がそんな事を行うのは何故なのでしょうか?

その理由は大きく分けて2つあると思います。

 

1つ目は、それすらクリアしていない家が、まだまだ建てられているからです。

 

失礼ですが・・・大工さんやローコスト住宅、全く勉強しない中小工務店が作っている家がここに
当てはまります。

不動産さんが土地と一緒に販売しているような家もここに当てはまります。

そう考えると、長期優良住宅仕様の家で建てることは最低限とも言えるかも知れません。

2つ目は、住宅産業は景気に与える影響が大きいので沢山建てて頂きたいのだと思います。

 

最低限の家を建てれば、補助金を支給する・・・変な話かも知れませんが、悪いわけではありませんよね。

 

でも、一番の問題なのは・・・「長期優良住宅」などという素晴らしいネーミングを信じてしまい、実際にはそれほど高性能ではない家を建ててしまう事なのです。

実はここが解っていない消費者及び住宅会社の方が多いと思うのですが如何でしょうか?

 

確かに補助金はもらえます。

でもランニングコストのかかる住み心地の家に悪い家を建ててしまうことになります。

 

そうは言っても、長期優良住宅仕様の家を建てることは間違ってはいません。

何度も言いますが、それ以下の家も沢山ありますので・・・

 

しかし、長期優良住宅の認定を取る為だけの仕様では熊本地震級の地震が起こった場合にかなり危険だと言われています。

要するに耐震等級2の家です。

 

この耐震性能だと熊本地震級の地震が起きると50%が崩壊するとも言われています。

いずれにしても、補助金を貰う為の家づくりはおススメ出来ないですね。
追伸

長期優良住宅の認定には更に問題があると感じています。

 

それは・・・書類審査だけなので、実際の家がどうなっているのか?も解りません

 

なので住宅会社の中には申請用に図面と実際の図面が違うこともあるかも知れません。

「補助金が貰えれば良いんだよ」とお考えの方には問題ありません。

 

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