ホーム > ブログ > 家づくり > トヨタホームとミサワホームとパナソニックホームズが一緒になるそうです。

ブログ

2019/05/12

トヨタホームとミサワホームとパナソニックホームズが一緒になるそうです。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO44557120Z00C19A5000000/?n_cid=BMSR2P001_201905091202

トヨタホームとミサワホームとパナソニックホームズが一緒になるそうです。

3社の共通しているのは、主力が鉄骨系住宅だということです。

パナソニックはフランチャイズチェーンでテクノストラクチャー住宅を行っていますが、梁だけを木造と鉄骨のサンドイッチ構造にしています。

確かに、鉄骨は木造に比べて軽いので、梁に鉄骨を使えば、壁と壁の距離を長くすることが出来ます。

その結果、大きな壁のない空間が作りやすくなります。

しかし、壁が少ないということは柱も少なくなりますので、耐震的には不利になります。

なので、結局のところは、実際にはメリットを生かし切れていないように感じます。

 

それよりも、室内の設備や電気器具までがトータルでパナソニック製品に揃えられるのがメリットなのでしょうか。

パナソニックと言う安心感を買うのかも知れませんね。

しかし、今は日本の家電よりも中国や韓国の家電の方が安くて性能も高いです。

デザインも格段に良くなっています。

 

鉄骨住宅は色々な意味で厳しい時代になっています。

特に断熱・気密を確保するのは難しいですね。

例えば坪80万円以上かけても、HEAT20G1クラスにもなっていなはずです。

当然、ランニングコストも良くないですし、住み心地も良くならないはずです。

気密性能(C値)に至っては、1を切れないのではないでしょうか?

気密性能が悪い状態では、仮に断熱性能をアップしたとしても効果はありません。

例えるならば、穴の開いた厚いダウンジャケットを着ているようなものですので。

また換気もうまくいきませんので、仮に1種換気を設置したとしても、きちんと作動していないことが予想されます。

鉄骨は熱伝導率が高いので、熱橋(ヒートブリッジ)によって室内環境は悪くなります。

熱橋とは外部の冷気や熱気を室内に伝えてしまう現象を言います。

鉄骨構造では構造体が熱橋となるので余計に厄介です。

冬も凄いですが、特に夏の暑さは半端ではないですね・・・

冬にヒートブリッジを起こしている家の外観はこんな感じになります。

熱が逃げているのが解ります。

それでも、鉄骨構造で家を作るとしたら

都心の小さな土地に4階建てとか5階建ての住宅を建てるのなら意味があると思います。

木造よりも重量が軽いので、上に伸ばすのは楽です。

しかし、田舎で2階建て住宅を建てるのに、鉄骨構造にする意味は全くありません。

鉄骨構造だからと言って耐震等級が高いわけでもありませんし、火災に強いわけでもありません。

高い金額を支払って「鉄骨住宅」と言うブランドを買うのならアリかも知れませんね。

 

性能の悪い家が生き残るためなのか?それとも・・・

いずれにしても、この統合が家づくりを真剣に考えてらっしゃる方々のためになるのなら良いですが、生き残りのためであるなら意味はないと考えます。

ただでさえ高コストの体制を消費者の方々に転嫁しているのですからね。

 

関連の施工事例
関連の施工事例はまだありません。

〒370-0321 群馬県太田市新田木崎町1095-5