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2019/06/11

羊毛断熱材は調質効果があるのか?

羊毛断熱材って知っていますか?

このような断熱材です。

 

名前の通りで羊の毛を使った断熱材です。

100%羊の毛を使った物もありますがポリエステル繊維が購入された製品もありますので全てが羊毛ではありません。
因みに100%羊毛だと恐ろしく高いです・・・GW(グラスウール)と比べると倍以上はするでしょうね。

以前に開催した勉強会で羊毛断熱材について質問がありました。

「羊毛断熱材は調質効果があるので結露が防げると聞いたのですが本当ですか?」

と言う質問です。

因みに、羊毛断熱材を販売している会社のサイトを見るとGWと羊毛断熱材を箱に入れて加湿している動画を見ることが出来ます。

確かに動画を見る限りでは調質されているように見えました。

HPには「住宅の結露問題を根本から解決します!」とまで書かれています。

そう考えると高くても羊毛断熱材を使った方が良いのか?と考える方も多いかも知れません。

しかし、動画を見れば解るのですが調質するということは湿気を含むことになります。

その含んだ湿気を完全に放出しないと濡れたままになります。

壁の中にある断熱材が湿気を含んでも、きちんと放出出来るのだろうか?と考えてしまいます。

仮に放出できなかったとすると内部結露を起こします。

また、湿気を含んだ断熱材は性能が落ちます。

断熱材が数値通りの性能を発揮するためには湿度が0%に近い必要があります。

羊毛断熱材は熱抵抗値が低いので、性能としては高い材料ではありません。

数値が低い断熱材に湿気をコントロールさせたとしたら、更に性能は低下します。

そもそも湿気をコントロールするのは仕上げ材や換気で処理するのが基本です。

珪藻土を塗るとか、無垢材を使うとか、気密を上げて換気をしやすいようにするのが湿気をコントロールする方法です。

普通に断熱材として使用すれば良いのですが、何か特徴を持たせすぎる傾向があるように感じます。

また、使用している住宅会社や材料業者はそこをアピールしすぎる傾向が多いように感じます。

家づくりはイメージだけでなく客観的に判断することが重要だと思います。

因みに、セルロースファイバー断熱材も同じです。

セルロースファイバーに調湿させてはいけません!

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