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2019/09/26

アルミ樹脂サッシなら結露しないのか?

未だに日本で作られている家の窓のほとんどはアルミサッシかアルミ樹脂サッシです。

流石にガラスは1枚ではなく2枚(ペアガラス)ですが。

世界的に見ても、住宅用の窓にアルミ素材を使っている国は日本位だと言われています。

その大きな理由の一つは、未だに大手ハウスメーカーの殆どがアルミ樹脂サッシを使っているからだと思います。

また、未だに断熱性能も低い状態です。

こちらも世界的に見ても、明らかに低い断熱性能の家が作られています。

この辺りは後で解説します。

主に建売住宅やローコスト住宅に使われているアルミサッシは問題外ですが、アルミ樹脂サッシにも大きな問題があります。

 

とあるサッシメーカーのアルミ樹脂サッシは物凄く性能が良いと言われています。

確かにカタログを見るとオール樹脂サッシにはかないませんが、これまでのアルミ樹脂サッシの倍位の性能になっています。

ただし、サッシ全体の性能は良いのですが、アルミを使っている部分が弱いままになってしまっています。

そもそもアルミと樹脂の熱伝導率を比べた場合、アルミは樹脂に比べて1000倍も熱を通してしまいます。

家の中で窓から損失する熱量が一番大きいにも掛からわず、そこに使われている材料が1000倍の差があるので仕方がないとも言えます。

以下はオール樹脂サッシとアルミ樹脂サッシの温度変化を表した画像です。

室温20℃で外気温0℃の場合のサッシの温度変化を表しています。

まずアルミ樹脂サッシの場合。※ペアガラス・樹脂スペーサー仕様

室温が20℃の場合でも、窓枠温度は11℃位になってしまうのです。

更に、カーテンを閉めると9℃位になってしまいます。

この状況で湿度が50%だったとすると窓枠は結露を起こします。

次にオール樹脂サッシの場合。※同条件です

こちらの場合の窓枠温度は15℃位です。カーテンを閉めても13℃位です。

これなら湿度が50%でも窓枠は結露しません

 

窓の結露を嫌がる方は多いのですが、アルミサッシやアルミ樹脂サッシを使用する限り結露は起こりやすくなります。

それでも結露させたくないとしたら、室温を上げるしかありません。

室温が上がれば空気中の飽和水蒸気量も上がるので、結露しにくくなります。

しかし室温を上げると、今度は窓からの熱損失も増えてしまいます。

特にアルミサッシやアルミ樹脂サッシから損失する熱量は大きいので、室温を上げれば上げるほど窓から出ていく熱量も大きくなります。

こうなるとイタチごっこですよね・・・

 

このような理屈が解っていれば「オール樹脂サッシは必要ありません」などと説明する営業マンの説明がおかしい事が解るはずです。

それでも今だに・・・「オール樹脂サッシは必要ない!」と説明される営業マンさんは多いようですね。

「この辺りではオール樹脂サッシは必要ないです。あれは北海道とかで使う物です。」

「オール樹脂サッシはプラスティックなので曲がる可能性があります。当社はあえて使わないのです。」

皆さんも言われた経験はありますか?

単純に「コストが掛かるので使いたくないのです」と言った方が正しいのではないでしょうか?

住宅業界にいるほとんどの方は、正しい理屈を勉強されていません。

くれぐれもお気を付けください。

 

追伸です

ペアガラスサッシの事を断熱サッシと言ったり、アルミ樹脂サッシの事を高断熱サッシなどと説明する方もいるようですが、

そのような言葉はありません。

造語ですね。

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