facebook
instagram
youtube
ホーム > ブログ > ブログ > 消費者の質問に答えるのは難しい
ブログ
 | 2020.01.09

消費者の質問に答えるのは難しい

YouTubeの登録者数が増えています。
https://www.youtube.com/channel/UC_cqJXbQg2LfGxtGQD8p9pA/

1月8日現在で1830の登録数でした。

確か昨年11月で1000位だったので、この2カ月で随分と増えた計算になります。

やはり数が増えるのは嬉しいですが、その一方で困った事も起こっています。

それは県外の方からの質問や相談が来るようになりました。

毎週3回位は電話が掛かってきます。

中には、同じ方と思われる方から、メールと電話があります。

 

申し訳ありませんが、施工エリア外の方の相談はお受けしていません。
施工エリアはHPに記入してあります。
https://www.kosodate-sekkei.co.jp/company/#area

当社は少人数で仕事をしていますので、地元のお客さんのお手伝いで一杯です。

また、状況も解らないまま消費者の方が思いついた質問に答えるのは無責任だと考えています。

失礼な言い方ですが、消費者の方は、自分自身にとって都合の良い答えを信用する傾向があります。

そう考えると、余計に答えるのは難しいです。

 

消費者の方から頂く質問は、断片的な質問や目先の質問が多いです。
例えるならば、「〇〇を食べれば痩せますか?」みたいな感じです。

このような質問について、回答をするのは物凄く難しいです。

真剣に答えようとすればするほど難しいです。

でも、質問している方は、早く結論を知りたいので、私が難しい説明をしても聞いてくれないでしょう。

しかし、世の中には優しい方が居て(皮肉です)、簡単に答えてくれる方が多いです。

痩せますよ!

大丈夫です!

一緒に頑張りましょう!

安心してください!

こんな感じです。

 

最近はネット上で消費者の質問に答えるサイト等が色々とありますが、勘違いされないのかな?と心配になります。

因みに、本当のプロだったら簡単に答える事はありませんし、答えるならば客観的な解説をします。

その上で、お客さん自身が考えるはずです。

 

一番メジャーなのは、Yahoo知恵袋でしょう。
以前にお客さんから質問された事がありました。

「知恵袋には〇〇と書いてあるのですが、違いますか?」

結論は、知恵袋の回答が間違っていました。

確かに回答している方も「〇〇だと思います。」と書かれていたので断言してはいません。

しかし、読まれた方は断言していると捉えたのでしょうね。

ネットを活用することは良いのですが、鵜呑みにするの良くないですね。

だからと言って、知恵袋の回答がすべて間違っているという意味ではありませんので勘違いしないで下さい。

 

住宅会社のHPに書いてある事でさえ間違っている事もあるくらいです。
お客さんから、とある住宅会社のカタログを見せて頂きました。

そのカタログには、このような記述がありました。

「気密を高め湿気等を通さないので断熱工法です」

しかし他のページには「仮に湿気が出ても積極的に室外に排出し、結露を防ぎます」

湿気を通さないのに、湿気を通す!?・・・意味不明ですね。

中には、あえて間違っているような書き方をして、集客に繋げているように感じるケースもあります。

とある大手ハウスメーカーでは、そのような事をやっている位です。

クアトロ断熱に似ていますね。

 

もし皆さんがキチンとした家を建てたいのであれば、質問する内容と相手を選らばないと全く意味はありません。
その理由は、先程に話した通りです。

「〇〇を食べれば痩せますか?」

このような質問をしている限り、本質は解りません。

本来、家づくりは、建てる場所によって変わります。

例えば、日当たりが良い場所と日当たりが悪い場所では、間取りもサッシの選び方も変わります。

同じ面積と部屋数の2階建てと平屋建てでは、空調方法も変わります。

また、家族構成や住まい方によっても変わります。

 

くれぐれもお気を付け下さい。