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ホーム > ブログ > ブログ > 間取り・デザイン > 10年程度でヒビだらけになってしまう塗壁のつくり方
間取り・デザイン
 | 2020.01.16

10年程度でヒビだらけになってしまう塗壁のつくり方

塗壁ってどうでしょうか?風合いも良いし、高級感もあります。
当社でも塗壁にする事もありますが、あまり広い面積には使いません。

このような感じで使う事が多いです。

左官屋さんが、色々な鏝を使い、3回塗りで仕上げています。

塗壁を、あまり広い面積に使わない理由は、コストアップとヒビ割れが発生することが多いからです。

使用する材料にもよりますが、全面塗壁にすると坪1.5万円位はコストアップします。

35坪の家だったとしたら、50万円位ですね。

もっと高い材料にすると、坪3万円とかアップする事もあります。

高い材料にするメリットは、汚れが付きにくくなり、ひび割れもしにくくなります。

だからと言って、絶対にひび割れしない訳ではありませんし、汚れない訳でもありません。

その一方で、ローコスト住宅なのに塗壁が標準仕様になっている場合もあります。

高額の塗壁なのに、標準仕様なのは嬉しいですね。

でも、安い塗壁は施工方法が違います。

これは断言できます。

では、どのような施工方法なのか?動画で解説しました。
※動画に飛びます

この動画は先月に配信しているのでご覧になっている方も多いと思います。

実際にどのような状態になるのか?を見せたいのですが、批判が来そうなので止めておきます。
因みに、メルマガ登録をされている方には、お見せしています。

その画像とは、とある住宅団地の画像です。

全て同じ業者が同じ施工で行っているので、ひび割れする時期も同じになっていました。

それらの家は、デザイン的に見て、建ててから15年位だと思います。

10年後位から少しずつひび割れし始めていると感じます。

更に建築する場所の条件が悪いと、このようになる場合もあります。

※こちらの家は県外の家で、工務店仲間から頂いた画像です。

この家は、建ててから10年位とのことです・・・

簡易的に安く施工する方法は耐久性も低いと言わざるを得ません。
それを解っているのならOKです。

でも、「そうは思わなかった・・・」だと残念ですよね。

私の自宅の近くにも10年位前に建てられた真っ白いお家があります。

でも、今ではグレーになっています。

また、バルコニーに開けたお洒落な開口から雨水が垂れるので汚れが凄いです。

そこのような開口は防水処理を厳重にしないと確実に雨漏りします。

でも、住宅会社の中には防湿シートを張るくらいで済ませている場合もあります。

ヨーロッパにあるような家にしたい気持ちは解りますが、そんな所に開口を開けるのは止めた方が良いです。