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2019/10/02

全館空調は、木造住宅では難しいのか?

先日のオープンハウスに来られてお客さんから不思議な話を聞きました。

もしかしたら同じ説明を聞いた事がある方もいるかも知れないので、解説してみます。

伊勢崎市にある展示場で説明をされたそうです。

営業マン曰く・・・

「全館空調の家をご希望でしたら鉄骨造でないと難しいです!」とのことです。

この話を聞いた時、私には意味が解りませんでした。

まず、鉄骨造とか木造とかは抜きにして全館空調が効率的にキチンと稼働する条件を書いてみます。

全館空調が効率的に作動するためには家自体が高性能であることが条件です。

どのような家を高性能と言うのか?の定義も難しいのですが、取りあえず気密性能(C値)と断熱性能(Q値・Ua値)が基準になります。

また、家の中で一番熱の損失が多い窓に何を使っているのか?も重要です。

条件を整理しますと、

1.断熱性能(Q値・Ua値)

2.気密性能(C値)

3.使用する窓の材質(アルミ・アルミ樹脂・オール樹脂・木製)

の3つが判定条件とも言えます。

 

まず、全館空調が効率的に稼働するためには国が定めるような断熱性能では全く物足りません。

HEAT20G1と言う断熱基準をクリアすることが良いと言われています。

もしクリアしないと全館空調を行ってもエネルギーロスが多くなってしまうからです。

太田市だとHEAT20G1をクリアするにはQ値=1.6以下が必要になります。

 

次に、気密性能も重要です。

気密性能が低い家は隙間だらけなので全館空調しても冷気や暖気が漏れてしまいます。

そこで、気密の高い家とはC値=1.0以下が必要と言われています。

使用する窓は樹脂窓か木製窓が基本になります。

その理由は、室内で一番熱の出入りが激しい窓が低性能では熱損失が防げないからです。

※群馬県の場合です

以上の条件をまとめると、

1.Q値=1.6以下
2.C値=1.0以下
3.樹脂窓を使用

ここで大手ハウスメーカーさんの性能一覧表を見てみましょう。

先程の画像の赤〇部分で×が付いている住宅会社では樹脂窓は使われていません。

樹脂窓なら室温20℃・湿度50%の条件では結露をしません。

一覧表を見る限りでは、鉄骨造でC値・Q値・使用する窓をクリアしている住宅会社は見当たりません。

 

しかし・・・「全館空調は鉄骨造で無いと難しいです!」

追伸です

未だに嘘のような説明を堂々と説明する営業マンは多いようです。

そのような方に騙されない為には、お客さん自身が勉強するしかありません。

面倒くさいですが仕方がありません。

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