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ホーム > 施工実績 > 天井の梁見せ仕上げが美しい家。
群馬県安中市鷺宮

天井の梁見せ仕上げが美しい家。

駅前近くの商店街に建つ延床面積30坪の家です。外観は道路から見える部分は杉板です。道路から見えない部分はコストと湿気を考えてガルバリウム鋼板にしています。

天井をシナベニヤ目透かし貼にする事が多いのですが、今回は梁見せ仕上げにしました。梁見せ仕上げだと天井を張らないので安く出来ると思われがちですが、全く逆です。梁見せ仕上げでは、梁を綺麗に見せる為の工夫が沢山あります。梁見せ仕上げは、大工さんも電気屋さんも手間の掛かる仕上げ方法です。

2階の天井はシナベニヤの目透かし貼は、正方形の市松模様にしています。このような仕上げを行う家づくりは少なくなったと思いますが、いつまでも古びれる事も無く飽きない家になります。

造作洗面台を設置したランドリースペースと脱衣スペースを引戸で仕切りました。これならお風呂を使用していても、洗面台を使う事が出来ます。脱衣室にもランドリースペースにも可動棚を沢山設置し収納量を確保しました。

玄関から直接入れる収納スペースを通り過ぎると、キッチンや洗面脱衣や浴室に繋がっています。このような間取りですと、家事導線も楽になりますし、スペースも有効に活用できます。

キッチンと食器収納も造作で作りました。梁見せ仕上げと、造作キッチンとの相性はピッタリです。木の家に住んで居ると言う実感が湧くはずです。

1階の寝室の天井をシナベニヤ目透かしにてアクセントを付けました。壁等にアクセントを付ける場合にクロスで貼分けをする仕上げ方法がありますが、違う素材を使って貼分けるのが基本です。そのようにする事で立体感が生まれます。

トイレには地窓を設置しました。地窓なら外から見られる事もありませんし、足元を照らしてくれます。

街中に建っている事もあり、防犯用シャッターを設置しました。しかし、杉板の外壁にシャッターは似合わないので、木製格子を付けることで対処しました。これならシャッターを閉めるまでついている事が解りません。

少々敷地幅が狭いため、玄関は一番奥に配置しました。初めて訪れる方には申し訳ないのですが、南面を広く活用する事が出来ます。玄関位置は住み心地には物凄く影響します。昔の家では多く見られましたが、玄関を南面中央に配置する事は良い事ではありません。

洗濯物干しスペースも兼ねたウッドデッキは、道路からの視線を防ぎつつ風通しとデザインを考えて、斜め格子にしました。使用している素材はウッドデッキと同じセランガンバツなので、耐久性も抜群です。