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 | 2026.01.10

①暖かい家を作るのは簡単②快適な家と室温が高い家の違い③若い方には伝わらないと思いますが・・・④高齢者や女性に辛い床下冷房システム⑤業界用語を知らない現場監督も多い⑥オシャレ系住宅会社の現場で見られる光景

https://youtu.be/oa7bAVpueyo

今回は、私が配信させていただいたYouTubeに対するコメントをご紹介します。

今年の夏はすごく暑くて、群馬県伊勢崎市では歴代最高気温を超えました。あの時は一生懸命、住宅会社さんが「これからは夏涼しい家です!」とか「南面に窓をつけない方がいいんですよ!」と言っていた気がしますが、今頃は寒いだろうなと思います。どっちかに傾いてしまうのはまずいので、アウターシェードで付加を加えてコントロールするなどして、バランスを取らなければいけないと思います。

よくお客さんに言うことですが、南面の窓というのはコントロールする窓なので、開けることも閉じることもできます。これでコントロールできない部分を空調というものでやっていくようにすると、いろいろな部分でバランスが取れると思います。

いくら高断熱にして南側の窓を小さくしたとしても、夏の室内は暑いです。それを涼しくするためには、空調計画が必要になってきます。どこまで行っても、断熱、気密、窓の位置といった建物設計に加えて、空調というものがなければ、夏に関しては無理ですよね。

冬はまだ、高断熱にして日射取得をさせれば、無暖房でも平気かもしれません。ただ、建てる場所が都心で、日射取得ができないということだと難しいです。田舎であれば、無暖房住宅は簡単にできます。当社の家も比較的、無暖房に近いです。そんなに床下エアコンは使わないので、その人の体感にもよりますが、ほぼ無暖房の家が作れると思います。

ただ、無冷房住宅というものはありません。断熱材をいっぱい入れれば無冷房にできるというわけでもないです。暖かい家は簡単にできますが、涼しい家を作るのはなかなか難しいです。エアコンを5〜6台使うなら簡単にできるかもしれませんが、そうすると別の問題も出てきます。なるべく断熱、気密、遮蔽をセットしながらエアコンの数を減らす方が、家の中は満遍なく一定の温度になりやすいです。

快適な家というのは、家の中の温度差がない家だと思います。例えば、とある家があるとします。その家にはリビングにエアコンがついているので、暖房をしたら快適になります。でも、廊下に出た瞬間に寒かったら不快ですよね。こういう家はすごく多いと思います。エアコンがついていない部屋は、夏はすごく暑くて冬はすごく寒くなってしまうわけです。

度々話に出てくる、当社の事務員さんの◯条工務店さんの家も、実はそうらしいです。1階のリビングと2階の寝室にはエアコンがついているので、夏にそこで空調している時はいいんですが、リビングを出て2階に行く瞬間、すごく暑いそうです。UA値の低い家を作っても、結局それだけでは無理だということがわかりますね。

別に◯条工務店さんをディスっているわけではありません。新住協の会員さんの中にも、ちゃんと空調計画をやっていない人はいらっしゃいます。UA値を下げてQ1住宅だと言っても、空調が上手くいかなければ温度差が出てしまうということは、絶対にあります。そういうところを考えて、なるべく室内の温度差をなくすことが大事です。

リビングが25℃で廊下が15℃の家よりも、リビングが22℃で廊下が20℃の家の方が暖かいです。前者だと、血圧がどんどん変動していくので、年配の方は厳しいと思います。私は58歳ですが、やっぱりそのくらいになると、温度差に対して敏感になってきます。40代の頃はこんなことになるとは思っていませんでしたが、寒いとどうしても関節の動きが悪くなるとか、どこかが痛むということが出てきます。

打ち合わせ中の年配の方に、「最近は酒があまり進まなかったり、カルビが食えなくなったり、寒いと関節が痛くなったりするんです。」と言ったら、「今でそうだと60歳以降はすごいですよ。」と脅されました。若い人にこんなことを言っても伝わらないと思いますが、必ずそうなります。

人生80年だとしたら、半分がそういう状態になるわけです。40年間、だんだん衰えながら生きていくことになります。なので、何と言っても温度差のある家は重要です。寒い家や暑い家というのは、作らない方がいいと思います。

◯◯ライクな家や◯◯映えの家も、デザインとしてはいいと思います。ただ、快適性を維持しながら◯◯ライク、◯◯映えしなければ大変です。床全面を石張りにして、ピカピカ光るようにするのはカッコいいかもしれませんが、年を取ってから歩くときついです。夏はヒヤッとして気持ちいいかもしれませんが、年を取ったらそれでは済みません。

某住宅メーカーさんの床下冷房もそうです。夏でももったいないからと、冷やした不凍液を床暖房のパイプに捨てることで、足が冷たくなって、結局は厚手の靴下とスリッパを履くことになります。何で夏なのにそんなことをしなくちゃいけないの?という感じですよね。住宅業界は、こんな笑えないことをやっています。

今は医療も発達していて栄養の状態もいいので、間違いなく長生きします。ただ、人生80年が普通でも、40年は体力が衰えていくわけです。医者の方も言っていますが、いくら人生が80年に伸びたとしても、人間の根本的な作りはそんなに変わりません。単純に後ろが伸びた感じなので、後半戦はきついです。

そこを上手くしのぎながら生きるために、最も重要なのは快適性です。なので、温度差がない環境の中にいる必要があります。もっと言えば、段差のない家にすることも大事です。スキップフロアの家じゃなくて、段差のない家を作っていかなければ、後々すごく大変です。

栄養も運動も、適切な健康管理も大事ですが、それに加えてちゃんとした家を作ることが大事です。また、年を取っても暮らしやすいように、1階だけで生活できるようにしておくことも必要になるんじゃないかと思います。

本題に入ります。以下の動画に対してコメントをいただきました。

◼︎①高性能住宅を同時に10棟管理するのは無理②プレハブ&パネル住宅の注意点③設計3割・施工7割の意味④監督も職人も素人化している⑤危ない外構工事動画が多くなっている
https://www.kosodate-sekkei.co.jp/blog/kanri_panel_chui/

「⑤危ない外構工事動画が多くなっている、のお話を聞いて、笑いながらビールを飲みました。大手ゼネコンの監督をしている知人から聞いたのですが、知人が新人の頃、知人の同僚が、“ネコを持ってきて。”と言われて、野良猫を捕まえてきて驚いたそうです。当時は普通に笑い話で聞いていましたが、知識がなくて現場監督をしている人が世の中に結構いることも事実だと思います。そんな知識がない監督さんに自分のマイホームを任せるなんて、考えるだけでも恐ろしいと思います。」

私も今の商売の前にはゼネコンにいましたが、今でも覚えていることがあります。道路脇にある側溝の上に載せるコンクリートの蓋は、溝の蓋なので溝ブタといいます。当時、現場監督が新人に対して「現場で溝ブタが足りないから、10個頼んでおいて。」と言ったところ、その人は子豚を頼もうとしていました。なので事務員さんに「子豚はどこで買うんですか?」と聞いたわけですが、「それは溝ブタじゃないですか?」ということで、笑い話になりました。

一輪車とネコの件は覚えなくてもいいと思いますが、根本的な家の作り方を知らない監督が一定数いるということは問題ですよね。プレハブ化やパネル化をすることによって、どんどん工場で作れるのはいいかもしれませんが、現場監督自身は全く意味がわからないというのは、どうなのかなという感じがします。さらに、勉強されたお客さんから「おかしくないですか?」と指摘をされても、「おかしくないと思います!」と言ってしまうようなことは、普通に起こっています。

高性能な家を日本全国で展開している会社の現場監督さんの中にも、そういう人はいます。だから本当に怖いです。職人さんも、支給されたものをマニュアル通りにドーンとやって、ピンで止めればいいということしか知らないわけなので、それ以上のことはよくわからないという人が多いです。また、間違った施工を普通にやっている人もいます。

分譲地で工事をすると、「この会社はすごいな。」と思うことが多いです。来年から群馬県渋川市で現場が始まるんですが、その近くでも、某地元工務店さんと全国フランチャイズチェーン系の住宅会社さんが工事をやっています。行くたびに見ていますが、なかなかすごいなという感じがします。

地元工務店さん系に多いのが、間違った施工を行っているということと、足場がほぼ違反だということです。2025年4月から足場に対してすごく厳しくなりましたが、未だに改正前の危ない足場を普通に組んでいたり、安全管理を全くやっていなかったりします。足場がそんな状態なので、人が侵入しないようにバリケードを張ることもしないし、工事看板もまともに上げていません。

ただ、群馬県内では結構な数をやっているし、お洒落系の家も作っています。お洒落系の会社が悪いというわけではありませんが、そういう会社は法律に対しても甘いし、安全管理もほぼやっていない感じがします。あとは、棟換気系ををほぼ意識していない感じもします。デザイン重視なので、「どうやって断熱材を入れているのかな?」という風にも思ってしまいます。

でもそういう会社さんは、当社とは違うところで売っているので、そういう層の方には当然ウケるじゃないですか。それで商売になっているから、経営としては成り立つんでしょうね。

どうせ作るんだったらお洒落な方がいいし、自分の好みに合ったものの方がいいと思いますが、ああいう家をこの歳になって見ると、思うところがあります。20〜30代くらいの方があと50年住むとなると、なかなか厳しいんじゃないかということが想像できますよね。それでもお金がある方は、途中でリフォームすればいいと思うかもしれませんが、そんな方はなかなかいないはずです。ああいうのは怖いなという感じがします。

私のYouTubeは、そういう家を希望される方は見ていないと思うので、全く伝わらないかもしれませんが、もしみなさんのお友だちの中に「そういうのがいいな。」と悩んでいる人がいたら、「このYouTubeを見た方がいいよ。」と言っていただけるといいかなという感じがします。当社のお客さんになってもらいたいという意味ではありませんので、あくまでも「参考になるよ!」とアドバイスをしていただけたらと思います。