
しかし多くの方は偽物に慣れているので仕方が無いのかも知れませんね。
先日、同業者の方から相談を頂きました。
その相談とは珪藻土についてです。

珪藻土を塗ったお家の施主さんから
服に白い粉が付くので困っているとのクレームがあったそうです。
壁で服を擦った時に、白い粉が出るのが嫌なのだそうでです。
そこで御社ではどうしていますか?との質問を頂きました。
今の所、当社のOBさんからは、そのような相談(クレーム)は1件もありません。
その理由としては、本物と偽物の差を理解されているからだと思います。

下田島モデルハウス見学に来られた方なら解るかと思いますが、
偽物の珪藻土を触っても粉は出ません。
その理由は材料が違うからです。
例えるならば【うなぎパイ】みたいな感じかもしれませんね。
※モデルハウスで良く使う表現です(笑)

本物は強く擦れば粉が出ます。
だからこそ、水分や匂いも含み易いのですが・・・
また、乾燥し、建物の揺れが生じる細かいヒビも入ります。
だからと言って、剥がれる事はありません。
これが偽物だと、ヒビは入りにくいですが、水も匂いも含みづらく、
更に直射日光が当たる場所で10年も経つと
浮いて来てしまう場合もあったりします。

この辺りを理解しないまま、何となく珪藻土等の自然素材を使ってしまうと
トラブルになるかも知れません。
今回のケースであれば、偽物の珪藻土を使うのが良いとも言えます。
ここは、無垢床と挽板&突板の違いと同じですね。

何を求めるのか?によって材料選定も変わります。





