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ホーム > ブログ > YouTube > 屋根裏を換気する必要はない
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 | 2020.05.09

屋根裏を換気する必要はない

今回は
屋根の換気について
解説をします。

他の動画でも
屋根の換気は
ものすごく大事と
お話しました。

YouTubeでも
屋根の換気についての
質問が意外に多いです。

さて外壁の換気方法は
わかりますか?

外壁と柱の間に
通気層を取ります。

なぜかと言うと、
家の中で湿気が出て、
その湿気が壁の中に
入って結露すると
困るので、通気層から
逃がすんですね。

そして軒の裏側に
換気口を付けて、
そこから湿気を
抜かないと壁の中で
湿気が溜まって
家が腐るから
防湿のために
しなさいと
規定されています。

例えば単純な
屋根の形をしていて、
棟換気をすれば
湿気は抜けます。

ただ質問をした方は
単純な形ではなかった
ようで、住宅会社さんに
質問をしたら法律で
規定されてるように
計算をしてるので
大丈夫と言われた
そうです。

私には、
本当なんですか?
という質問でした。

これはものすごく
難しいんですよ。

なぜかと言うと、
屋根裏の換気は
建築基準法で
規定されてない
からです。

もっと言うと、
なくてもいいんです。
建築基準法的には。

フラット35の
施工規定では換気口を
取りなさいと
書いてあります。

だから法律的には
なくてもいいですが、
フラット35では
あった方が良いと
かなり曖昧です。

なのでどちらで
判断をするかは
住宅会社さんの
判断によることに
なってしまいます。

フラット35は
使わないで、
民間の金融機関で
やれば建築基準法
違反ではないから
別にいいじゃないか
という話になります。

もっと言うと、
フラット35でも
換気を取るための
換気計算があります。

その換気計算を
ざっくりと説明すると、
2Fの天井の面積から
換気口の量を決めて
いきます。

極端な事を言うと、
ものすごく狭い天井で
計算したら明らかに
換気しますよね。

それから
同じ天井の面積でも
切妻と寄棟の屋根で
換気できる量は
違ってきます。

屋根の容積が
違いますからね。

それなのに
換気口の量は
同じだったりすると、
排出量も変わります。

なので
法律の通りで良い
という人もいて、
間違いではない
ですが、ただ私が
換気部材を作られてる
会社さんの実験を
見たりデータを見る
限りでは、2階の
天井面積で計算する
方法では全く換気が
足らないという事実が
あると思います。

なので
法律に基づいて家を
つくるのは確かに
正しいかもしれない
ですが、それが
絶対に正しいわけ
ではないことも
知っていただきたい
と思います。

このあたりは
皆さんが依頼する
工務店さんに質問を
していただくしか
ないのでなんとも
言えません。

ただ法律が
正しくないことも
あることを覚えて
おいてください。