今回はYouTubeのコメントをご紹介します。
ちなみに他の動画でも話しましたが、2026年初めての動画撮影をモデルハウスでしています。今の時刻は15時56分なんだけど、日が向こうに行ってしまっているので、日射取得はもう終わっています。下田島モデルハウスには誰も住んでいないので、日中に日射取得をしておいたら室温が23℃ぐらいまで上がりました。本当は昨日あたりから暖めておいて、さらに今日も暖めればよかったんだけど、そんなわけにはいかないので、今朝来て午後まで暖めました。でも23℃ぐらいまで上がって、16時で22.3℃なので、0.7℃ぐらい下がった感じです。太陽が西の向こうに行ってしまって、日射取得は終わっています。
撮影の関係でハニカムを開けているから窓から熱損失していますけど、本来はこの時間になったら南側の窓以外もちゃんと閉めますし、そもそも日射取得をする時は日射取得面以外の窓は閉めて熱を貯めるというのが原則です。今の時間だったら北・西・東は閉めて損失を減らした方がいい。こっちは閉めてしまうと暗くなってしまうから多少損失はしますけど、明るくしてあげる方が現実的です。このくらいで済んでいます。
撮影はあと2時間ぐらいで終わりますけど、夕方6時になっても閉めません。誰もいない中でも日射取得しておかないといけないから、2階はハニカムを開けて、1階は防犯の意味で上だけ30〜40cmほど開けて日射取得をしておきます。他の面は全部閉めます。そうすると今は22.3℃だけど、さすがにこの家がG3になったとはいえ18℃ぐらいになってしまうかなという感じがします。それでも18℃ぐらいなら悪くはないと思います。
ただ、あくまでも原則論としては、日射取得できる地域であれば日射取得をしてあげること。断熱というのは保冷・保温と同じで、何かしらの熱がなければ機能はしないんです。それだけで室内が暖かくなることはありません。UA値を下げるために日射取得できる面の窓までどんどん小さくしてしまうと、住み心地はよくならない。これも本当に基本的な理屈です。◯◯10選などの動画を見るぐらいなら、この理屈を覚えた方がいいと思います。それをもとにいろいろな工務店さんを回って、そういう話を聞いた方が絶対に早いです。
どんなキッチンがいいんですか、というのもプラス要素として聞くのはいいんだけどね。別にそれが主目的だったらいいと思います。いいキッチンを使うのが主目的なんだったらいいけど、家を作りたいとなったら勉強するのはそっちじゃないんじゃないかなと思います。
早速ですが、最近目が悪くて暗闇だとよく見えないんですよ。◯◯工法のメリットは何かという動画にいただいたコメントです。
このようなコメントをいただきました。
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いつも勉強になる動画ありがとうございます。シロアリに関するご質問で2点ございます。
①基礎内断熱の基礎と断熱材の間のシロアリ(蟻道)の点検はどのようにするのでしょうか?
②床下断熱の住宅のユニットバスの床下を後から基礎内断熱に断熱リフォームしてる工務店や動画をよく見かけますが、キソ止水プレートもないような家にこのようなことをしてもシロアリの観点から大丈夫なんでしょうか?
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まず、基礎内断熱の基礎と断熱材の間のシロアリの点検はどのようにするのかということですが、そもそもシロアリはいきなり中には入りません。基礎内断熱ということは、ベタ基礎が前提だと思います。基礎内断熱というのは、基礎があって、その上に土台があって、床があって、壁がある、こういう構造ですよね。
シロアリの蟻道をどうやって確認するのかということですが、GL面があって、シロアリは例えば土の中から飛んでくることもあります。腐りやすい木のウッドデッキがあれば、それに飛びついて食いながら上がっていって、どこかしらから入って来ることもある。コンクリートをかじりながら上がるのは難しいので、どこかから上がってくるしかないんです。そうなると蟻道は外側に必ず見えるはずなので、内側に来ないとわからないということはありません。外側にちゃんと出るので、そこを見ればまずわかります。
基礎内断熱の基礎と断熱材の間にシロアリがいたとしたらどうやって確認するのか、ということですが、その前に外側で見えるんです。あと、今こうやって分割で話しましたが、これには1つポイントがあります。基礎断熱は、うちの場合、この縦方向の断熱材についてはボンドでコンクリートに貼ってしまいます。これは基礎屋さんがやります。ただ床の断熱についてはあとから差し込むんです。だからここは取れるようにするというのが原則だと思っています。
仮に外側の蟻道が雨に当たって流れてしまい、わからなくなって入ってしまったとします。その時にずっとそこにシロアリがいればわからないけど、動き始めれば下がってきたり移動したりする。その時に蟻道は出てきます。だからこれを移動できるようにしておいた方がいいと思います。ペタッと貼ってしまうと、基礎から出る水分がここでブロックされても、結局どこかに逃げるだけなんだけど、置くだけにしておけば蟻道の確認もしやすいし、基礎から出た水分が裏に回っても多少隙間があるから乾きやすい。
隙間があると熱損失するんじゃないかと思われるかもしれないけど、多少の隙間はあっても、いろいろな観点で考えるとメンテナンスも含めて外せる方がいいんじゃないかと思います。そう考えると、発泡ウレタンで基礎断熱をやるのはちょっと怖いです。他の動画でも質問をいただきましたが、検討している工務店さんが基礎断熱を発泡ウレタン全面吹きでやるとのことでした。全面にバーッと吹いてしまう方が施工は楽ですよね。ガードもがっちりできる。
でもそれでリスクはないのかという質問でした。水分が上がった時に逃げ場があればいいけど、下には防湿シートを使うケースが多い。防湿シートを使わないと下から水分がどんどん上がってきます。水分は多少外側にも出るけど、かなり内側にも出てくる。その裏側で溜まってしまうと気持ち悪い感じがしますし、蟻道も見えないだろうなと思います。しかも発泡ウレタン系はシロアリが食いやすい。だから私は全面に吹くのはちょっと怖いかなと思います。
硬質を吹く人と軟質を吹く人がいますが、軟質だと水分を吸ってしまい、グジュグジュになるケースもあります。どうしても吹くなら普通は硬質ですよね。あくまで私の意見ですが、高気密・高断熱でこだわって作っている会社さんは、床の基礎断熱に発泡ウレタンは使っていないと思います。現場で吹く施工は性能のばらつきの問題もありますし、長く住む家だからこそなるべく安全側に行きたいという考えがあるんじゃないかと感じます。もちろん発泡ウレタンを使ってはいけないわけではありませんが、軟質系を基礎断熱で床に吹くのは、間違うと怖いかなという感じはします。
もう1つ、床断熱の家でユニットバスのところだけ基礎断熱をやる場合、止水プレートもない家でシロアリの観点から大丈夫かということですが、おっしゃる通り、シロアリが入った場合は食いやすいです。床断熱の家は基礎パッキンを使って外気が流れる構造が多く、ユニットバスの下も外気が入りやすい。そこにあとから断熱材を入れても、寒い空気が入る構造自体は変わらないので、効果は限定的だと思います。
止水プレートというのは、基礎の打ち継ぎ部分に設置する、いわばついたてのようなものです。基礎は通常2回打ちで、底盤と立ち上がりのジョイント部分に隙間ができやすい。そこから水分やシロアリが入りやすくなる。施工精度が悪かったりジャンカがあると、そこから侵入することもある。だから防水処理をして入りにくくする。そのために止水プレートを使います。コンクリートを打つ時に差し込んでおき、その上に打設することでガードする。家の外周をぐるっと1周しています。
止水プレートをやっている会社は少ないと思います。建売やローコストではほとんどやっていないんじゃないかな。やらなければいけないという法律はないけど、やった方がいいのは事実です。浸水想定地域や川の近くでは、水の問題にも関わります。当社では地域に関係なく止水プレートを入れています。材料は支給して、施工は基礎屋さんにお願いし、監督も私も確認します。
こういうのはあとで変えられない部分です。これも家づくりの勉強の1つです。◯◯10選とは全く違う話です。うちの会社がいいと言いたいのではなく、真面目にやっている工務店さんもいるということです。1620のお風呂が標準とか、設備が豪華というのもいいけど、それは後からどうにでもなる部分です。でも基礎や換気、通気胴縁がいい加減だったら、まともな方なら選びにくいと思います。
いくら光っているキッチンやテレビ付きのお風呂があっても、構造がダメだったらまずいと思うはずです。知らないとそこに目が向きません。これが基本的な勉強です。そういう本も売っていますし、動画でも紹介しました。読む人もいれば、面倒だと言う人もいる。でも気にするべきはそこだと思います。
最近しつこく言っているのは、原理原則は大事ですよねとか、覚えるのに時間がかかったというコメントが多かったからです。勉強方法が間違っている方が多いのかなと思いました。情報過多になって原理原則に戻ってきた方もいるのかなとも感じています。だから少し強めに言っていますが、参考にしていただければと思います。



