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 | 2023.04.14

①玄関を暖かくする方法②グリッドポスト工法のデメリット③空気が綺麗になるクロスはどうか?

https://youtu.be/yA6eh16nmaQ

今回は質問コーナーです。
まずは最初のご質問です。

戸建ての玄関はなぜ土間にしますか?
床と同じ造りにした方が熱橋は
少なくなって暖かくなるんじゃ
ないでしょうか?というご質問です。

これはおっしゃる通りです。

ちなみに当社のモデルハウスの
玄関は床と同じつくりになっています。
いわゆる浮床です。

一般的な家の1階の床は
浮床と言って土台とか大引きなどで
骨組みを組んでその上に床を張ります。

ということは
基礎には空間ができるので、
玄関も同じように施工すれば
床下エアコンの暖気が行きます。

良いと言えば良いですが、
マイナス面もあります。

玄関は土足で上がりますし、
雨の日は水がしたたることも
あります。

なので防水をしておかないと
仮に床の土台に水が落ちると
腐ってしまうかもしれません。

そういう理由で
浮床にするケースは少ないです。

このモデルハウスは
実験の意味も込めて
浮床にしてみましたが、
お客さんの家はやっていません。

ただモデルハウスの床は
床下エアコンの暖気がくるので
暖かいです。

でも玄関にずっといるわけでは
ないので、完璧を目指したいなら
やっても良いぐらいです。

やるとしたら
スリットを抜くことになりますが、
そこから水や泥が入る可能性が
あるというリスクはあります。

ウッドデッキと同じ
セランガンバツを使って
木を温めると確かに暖かいですが、
やはり何かあったときが怖いです。

あくまでもモデルハウスは実験で、
いろんなことを考えて自分なりに
やってみましたが、今になって考えると
やってもそんなに効果はないというのが
私の感想です。

では次です。

グリッドポスト工法を
採用しない理由はありますか?
というご質問です。

実は当社のモデルハウスは
グリッドポスト工法です。

今から7年ぐらい前に知って、
すごく理にかなっているし、
掃除もしやすいし、床下エアコンも
効きやすいのかな?と思って
採用してみました。

実際にはその後にいろいろ考えて
お客さんの家では採用していませんが。

コストパフォーマンスが
良いと聞いています、という
コメントもいただきましたが、
コストパフォーマンスは良くないです。

通常の基礎は立ち上がりが
あることによって底盤が
曲がりにくいようになっています。

でもグリッドポスト工法は
立ち上がりがなく、底盤が
ポンポンとところどころに
ある感じです。

これが全体の土間を
補強できるわけがないので、
太い地中梁を這わせることで
底盤が反らないようにしています。

構造計算をするとわかりますが、
意外に大きい鉄筋が入っています。

そうするとコストが上がるので、
普通に作った方が安いんじゃないの?
という話です。

ただメリットは
床下に立ち上がりがほぼないので、
床下エアコンの空気がまわりやすく
なります。

でも一方で言うと熱が拡散しすぎて、
狙いたいところが暖まりにくくなる
ケースもあります。

そういうことを考えたりすると、
グリッドポスト工法というのは
コストも掛かってしまうので
少ない経験ですが、私の中では
採用にいたらないかなというところです。

次に某工法についてです。
あえて伏せますね。

ビニールクロスを紙クロスに
変えるだけで室内側の空気が違う
ということですが、そんなことは
ありません。

ビニールクロスを貼る糊が、
昔に比べて有害物質を
なるべく含まないように
しているので、多少は違うかも
しれませんが、それだけで
空気が良くなることはないです。

それなら普通に気密を取って
換気をした方が良いでしょう。

あくまでも個人の考えですが、
私はちょっとハテナかな?
という感じです。