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 | 2022.02.10

3月は決算キャンペーンです。モデルチェンジ末期住宅にはご注意ください。

これから家の断熱基準は
より厳しく、高度になっていく
というのはみなさんも
ご存知だと思います。

その発端は、
2021年の4月から省エネ住宅を
基本的には満たして説明する
義務があるというものです。

省エネ住宅と言っても、
平成11年に作られた
断熱等級4ですけどね。

2021年の4月に
そんなものができたと思ったら、
今度は断熱等級が5〜7まで
できるという話もあります。

ざっくり言うと、
断熱等級5はZEH住宅です。

断熱等級6は
HEAT20のG2クラス。

さらにその上が
HEAT20のG3ですね。

なぜこのような話が
出てきたかと言うと、
国際的にCO2削減をやらないと
マズいんじゃないか、
というところと、
エネルギーコストの問題です。

ガソリン価格なんかも
上がってきていますよね。

日本はエネルギーが
少ない国ですから、
どうしても外国から
買わないといけない。

国としても考慮しないと
いけないので、これからは
性能の良い家を作りながら
地球環境も良くして、
なおかつ余計なエネルギーを
使わくていいような家が
求められるわけです。

その中でどういうことが
起こるのかと言うと、
過去の基準で家を作って
しまうと何年か経ったときに
過去のもの扱いになると
いうことです。

ではG3クラスにしておけば
良いのかと言うと、
オーバースペックでそこまで
必要ないのでは?コスト的に
合うのか?という問題になります。

断熱等級5〜7ができた時に、
どの辺りを選んでいくのが
長い目で見た時に一番良いのか?
ということを松尾先生と
お話をしてきました。

松尾先生が即答されたのは、
今その地域で規定されている
断熱基準よりも1個上を
狙っていくのが落としどころ
ではないかと。

2個上を狙うこともいいけど、
建築コストの問題もあるし、
そこまでやらなくても
良いという考えもあります。

オーバーヒートという
問題ですね。

適正な断熱性能が
あるというわけです。

私が住んでいる
群馬県太田市周辺は
6地域の基準よりも1個上の
5地域ぐらいをやるのが
良いという話でした。

5地域を飛び越して
4地域までやるのも悪くは
ありませんが、そこまで
やる必要もあるのかな?と。

それなら5地域の
断熱性能をやって、
空調設計や間取り設計、
日射遮蔽・日射取得を
ちゃんとやる方が
現実的だと思いますし、
コストの面でも良いと
思います。

おそらくこの考え方は
大手ハウスメーカーさんも
断熱等級5を標準にしてくる
でしょうし、場合によっては
断熱等級6も視野に入れて
くると思います。

大手ハウスメーカーさんが
舵を切ると業界も変わって
きます。

そう考えると
今年の春以降からそういう
基準に適応したものを
作られてくるでしょう。

当然コストも
上がると思われます。

そうなると、
営業マンさんが3月は
決算なので今月中に
契約してくれれば
値引きしますよと
言ってきたりします。

でもその家が
過去の性能の家に
なったとしたら?

もちろん
住宅ローン減税の問題も
あると思います。

ただ実際にどんな家を
作るのか?という方が
長い目で見た時に重要です。

今、住宅業界もすごく
変わっていく時期で、
断熱性能だけではなく
材料の値上げも
本格的に始まってきました。

ウッドショックだけでなく、
ガルバ、サッシ、エクステリア、
カーポート、断熱材、もっと
言えば床材も上がっています。

あらゆるものが
値上げしていますし、
流通の問題もあります。

今回もまとまらない話に
なってしまいましたが、
これはものすごく重要な
部分なので頭のどこかに
置いておいてください。

ぜひ参考にして
いただければと思います。