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ホーム > ブログ > YouTube > 間取りが決まらない場合のパターン
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 | 2022.09.26

間取りが決まらない場合のパターン

今回は
間取りについてお話をします。

要は間取り図ですね。
平面図とも言います。

それを立体的にして、
いろんな方向から見た図が
立面図と言います。

あとは土地があって、
隣に道路があって、
東西南北が決まって、
家と道路の距離や
駐車場のスペースなどを
描いていくのが
外構計画図や配置図と言います。

いずれにしても家は
平面図、立面図、配置図の
3点セットが基本です。

さらに細かい断面図なども
ありますが、基本的には
最初に決めていくのが
平面図・間取り図です。

この平面図を描く時に
お客さんが希望するお家の
大きさやコスト、ご要望などが
あったりします。

部屋は何部屋ほしいとか、
お風呂は大きい方がいいとか、
サイドダイニングにしたいとか。

玄関の位置は一般的に
道路からアクセスしやすいように
考えますが、人によっては
多少動線が悪かったとしても
防犯的に違う位置が良いとか
お客さんが希望する諸条件を
加味しながら間取り図を
描いていきます。

コストや希望する床面積は
なかなかわからないと思います。

例えばご友人の家でもいいし、
当社のモデルハウスでもいいし、
当社のオープンハウスに来て
いただければきちんとお話しを
しますので、実感値として
わかっていただけると思います。

さてそもそも、
間取りを決めていくのは
難しいと思う方もいます。

なかなか間取りが決まらない方や、
難しいと思われる方の特徴は
私の中にあります。

ひとつは、
担当者が悪いということです。

いくら自分の希望を伝えても、
担当者が訳のわからない図面を
描いてくるとなったら
これは問題ですよね。

それから、お客さんが
ちゃんとした条件を明確に
伝えた上で担当者の方に
図面を描いてもらっているか?
というのもあります。

明確に伝えられていなくて、
なんとなくイメージだけで
伝えていたとしたら、これは
担当者が悪いのかお客さんが
悪いのか?という問題になります。

明確には伝えているけど、
言っていることがコロコロと
変わってしまう人もいます。

それでは間取りは描けません。

当社が作る家は
パッシブ設計を基本に
しています。

太陽の向きは変えられませんから、
その向きに応じて部屋を配置したり、
家族がいる所はなるべく暖かくして
あげたいとか、明るい方がいい
というのがあります。

そういうのをメインに配置して、
お風呂や洗面所、WCや納戸は
優先順位が低かったりします。

そうすると窓を付ける条件も
自然に決まってきます。

そういう条件を加味しながら、
お客さんの優先順位もミックスして
家を建てるのが間取りのセオリーです。

つまり、とんでもない間取りは
多分できません。

私がよくお客さんに言うのが、
お客さんが何をしたいかを
明確に教えてもらいたいと。

これがコロコロ変わると
家はなかなかできません。

明確にあったとしても、
他の条件をやっていくと
なかなか難しいところも
出てきます。

ある部分を優先したいなら
ある部分はマイナスになるので
どっちを取りますか?という
話になったりします。

どうしてもある部分を
優先したければ、
ある部分は我慢しますか?
という話です。

これを自分で選定するわけです。

全てがOKになれば良いですが、
全てがOKになるは難しいです。

例えばすごく広い空間を
取りたいとします。

鉄筋コンクリートで作れば
柱をなくしても広く取れますが、
鉄筋コンクリートは寒いから
すごい断熱をするとなると、
すごくお金が掛かります。

そう考えると、
間取りは意外と難しいものでは
ないということがわかります。

ちゃんとした耐震性があって、
暖かくて涼しくて使い勝手が良い
間取りとなると、細いところは
置いておいて大まかな配置は
そんなに難しいことはないです。

もちろん有名な設計士さんに頼んで
作るという方法もありますが、
住んでからお金が掛かったり、
作るのにお金が掛かったりします。

つまりいいとこ取りは難しいのです。

世の中、100%はないので
不可能ではないかもしれませんが、
必ずマイナス面は出てくるでしょう。

デザインを追求した先には
違う問題が必ず出てくるのです。

一般的に考えてコストは決まるし、
建てる場所の大きさも決まります。

建ててからお金が掛かるのは
困りますよね?そうなると
妥協点は必ずあります。

これは人生も同じで、
人間は何かを得たいのなら
何かを手放さなくちゃいけない
という法則があります。

家も全く同じです。

こういう視点で
間取り作りを考えていくと、
そんなに難しいものではないと
私は思っています。

少し迷信じみた話になりますが、
私は3という数字が重要だと
思っています。

石の上にも3年、
3度目の正直、
家は3回建てないと
理想の家にならないとかね。

ちなみに
3回建てても建てる度に
条件が変わっていったら
多分同じだと思います。

同じ家を3回建てるなら
アップデートすればいいだけですが。

3回建てても、全てが
満足する成功にはならないでしょう。

さて石の上にも3年、
3度目の正直、
幼稚園は3年、
小学校は6年で3の倍数、
中学は3年、高校も3年、
1年は12ヵ月で3の4倍、
春夏秋冬は3ヶ月で4シーズン、
などなど、3が重要みたいです。

間取りも全く同じで、
間取り決めるときに
3回の描き直しを繰り返しても、
そこで方向性が全く見えなかった
としたら元々の条件が合っていないのと、
まだそんなに建てたくないのかな
という感じがします。

本気で建てたいと思って
真剣に考えたら、3回も違う
間取りを描かなくても
方向性は見えるはずです。

3回程度で一生懸命に
物事を考える意識がないと、
信頼構築もできなくなるし
真剣さもなくなってくるかな
という感じがします。

決められない人を
批判するわけではありませんが、
そういう気持ちを持って
いただかないと、なかなか
間取りは決まらないし、
家づくりも難しくなります。

逆にそれが悩みに
繋がってしまうかもしれません。

参考にしていただければと思います。