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ホーム > ブログ > YouTube > ①100年住宅だと思ったら30年だった②最高等級は最低等級③コスパ重視の家づくりを求める方へ④問題のない施工ミスと問題のある施工ミスとは?⑤実験シリーズを配信します
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 | 2023.01.24

①100年住宅だと思ったら30年だった②最高等級は最低等級③コスパ重視の家づくりを求める方へ④問題のない施工ミスと問題のある施工ミスとは?⑤実験シリーズを配信します

今回はメルマガに
いただいた感想やコメントを
ご紹介したいと思います。

まずは最初のご質問です。

築48年の2階建てに住んでおります。
畳をめくれば、板の隙間から
むき出しの地面がのぞき、
今の時期から春迄朝の4時には
敷き布団からの冷気で、
起きてしまいますと。

この十数年、改築、リフォームを
幾度となく数十社に相談しておりますが、
そのたび疑心暗鬼と失望が深まる
ばかりですと。

ハウスメーカー、行政を含め建主が
一生に一度の数千万におよぶ買い物を
安心して行うことに、何ら興味も責任感も
ないないのだと、痛感せずにいられませんと。

この業界には自浄能力は
望むべくもないのでしょう、
というコメントです。

築48年の家と言えば、
そういう家しか作れなかった
という感じでしょうか。

北海道の一部の家は
壁を断熱したりしたけど、
通気ができていなかったから
湿気が溜まってキノコが大量に
生えちゃったという事件なんかも
ありました。

雨風をしのげればいいという
言葉が昔はありましたが、
本当にそういう家でしたね。

来年から当社でも
建て替えのお手伝いをさせて
いただくお客さんがいますが、
その家は30年ちょっと前に
ハウスメーカーさんで建てられた
そうです。

100年住宅とは言わないけど、
長く住めると思って家が
30年で限界が来ちゃったと。

朝起きて室温を見れば1桁だし、
気密なんてものはないし、
屋根もコロニアルで塗り替えは
1回したと言うけど、
もう塗っても仕方ないかなと
いうところもあるし、
樋が見えない内樋も
雨漏りするだろうなと思うような
状態でした。

昔の家は、そういうことを
理論的に突き詰めてやるものでは
なかったのでしょう。

ただ今なら理論的なのかと
言えばそういうわけでも
ないというのが事実です。

質問者さんも仰っていますが、
行政も含めて責任感がないというか、
住宅は民間の取り引きですよね。

そこに対して行政が突っ込むのは
嫌がるし、逆に行政もそこまで
やっていたらキリがないという感じ。

国として最低限の法律は決めるけど、
耐震等級1という最低限でもいいし、
ある会社なんかは最低限を
クリアすることによって
安全基準を完璧に満たしている
ぐらいの宣伝をします。

最高等級取得と言っても
国が定める最高であって、
業界的には最低基準です。

それすらクリアしていない家は
まだまだあるわけです。

私が思うのは、
それをいかにもすごいことのように
言うのはおかしいという話です。

お金は掛かるけど、
こういうことをやった方が
良いという提案を受けた上で
お客さんが選ぶべきです。

こういうことを
消費者の方が見極めることは
なかなか難しいです。

例えば松尾先生の
YouTubeはすごく客観的だし
外しちゃいけないポイントは
真剣に観ている方ならわかります。

ただ断熱・気密・UA値など
そういうことを全てわかろうと
したって無理なわけです。

ちゃんとしたところだけ
押さえてもらって、
それを基本に住宅会社さんを
選んでいただくとか、
営業マンさんに質問してもらって
出てくる回答やその会社の考え方、
もしくは言っていることを
確かめるために実際に作っている家を
見ることでわかってきます。

そういう中で納得して
家を作るという方が
正解だと思います。

私も住宅業界には30何年いて、
当社も1月24日で満20周年です。

なるべく安く材料を買ってきて、
なるべく職人さんに安い手間で
やってもらって、
なるべく効率良くお金を回しながら
こうやった方がいいというのは、
なかなか解消できることではないです。

大工さんに聞けばわかりますし、
時間も掛かるし手間も掛かる。
当然お金も掛かるし、その中で
選ぶのは消費者の方の選択です。

ある方のコメントで
問題のない施工ミスと
問題のある施工ミスがあるという
話がありました。

問題のない施工ミスというのは、
簡単に直るものという感じですね。

問題ある施工ミスは、
そもそも元からダメですよね。
笑えない話を聞きました。

ある会社さんの建築途中の現場に
行くと、営業マンさんが自社の
構造の素晴らしさを語ったそうです。

地震に強いんですよと
構造材?ポンと叩いたときに、
抜け落ちちゃったそうです。

仮止めだったとは思いますが、
本人もびっくりしたそうです。

こういうケースの事例を、
当社の現場でも撮って
みようかと思っています。

今年はいろんな計画を
考えていますので、
ご興味のある方はメルマガに
登録してみてください。