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ホーム > ブログ > YouTube > 設計と施工はどちらが重要?
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 | 2021.02.10

設計と施工はどちらが重要?

今回は家の話です。

家をつくるときに、
二つの柱があります。

一つは設計、
もう一つは施工です。

この二つの柱の、
どちらが大事なのか
というところがあります。

消費者の方が
設計が大事か施工が大事か
なんてことは考えたことは
ないと思います。

考えてみればわかりますが、
設計が悪ければそもそも
ダメですよね。

例えばQ値やUA値は
設計になります。

設計の段階で
基本的に計算ができますから。

それから
ランニングコストや
メンテナンスコストも
設計の段階で決まります。

コロニアル屋根なら
必ず塗り直したり
貼り直しになります。

ルーフィングも
安いルーフィングと
高いルーフィングは
全然違うし、
外壁のサイディングも
ランクによって
全然違います。

それから耐震性も
設計の段階で決まります。

耐震等級によって、
単純に言うと
貼るパネルの枚数や
筋交いの位置も
変わってきます。

柱の間隔や梁のかけ方も
みんな変わってきます。

あとは
キッチンや洗面台、
トイレや珪藻土、
仕上げの部分ですね。
これも設計段階で決まります。

そう考えると
設計のポイントは
これら全てを含めた中で
考えないといけません。

もう一方は施工です。

例えば耐震等級3の
設計をしたとします。

耐震パネルを使って、
1枚当たり125本の釘を
打つと耐震等級3に
なると言っても、
実際に釘がその本数分、
打ってあるかどうかの
問題があります。

打ってあったとしても、
めり込みがすごすぎて
耐震等級3の計算通りには
ならないことがあるかも
しれません。

理論上はなってるけど、
実際にはなっていない
ということです。

Q値やUA値も同じで、
計算上はQ値やUA値が
いくつになるとしても、
断熱材が欠損ばかりに
なっていればその通りには
なりません。

例えばサイディングを
留めるにしても、
金物で留める場合と
釘で留める場合があります。

釘で留める場合、
すごい悪い場所で
留めている場合があります。

地震がきたときに、
そこで割れる可能性が
高いということです。

コロニアルもそうで、
貼り方によって
水の回り方があります。

この辺は施工によって
メンテナンスの期間が
変わっちゃうとか、
場合によっては耐久性が
なくなることもあります。

話が乱雑になりましたが、
設計と施工はどちらが
大事かと言ったら、
どちらも大事としか
言えません。

なかなか難しい問題です。

その会社が
ちゃんと設計をして、
施工もちゃんとするのが
一番ですが、場合によっては
設計と施工は別の場合も
あります。

設計した会社さんが
施工の管理まで
ちゃんとやってくれる
設計事務所もあれば、
設計だけしかやらない
場合もあります。

コンペみたいな感じで、
かっこいい設計だけして
あとは自分で好きなところで
つくってもらうような
システムもあります。

一歩間違うと怖いなと
私は感じるところが
ありますので、
それが悪いというわけじゃ
ありませんが、意図を
わかった上でやった方が
いいと思います。

注意してください。