facebook
instagram
youtube
ホーム > ブログ > YouTube > 太陽光パネルのマキシオンはどうか?
YouTube
 | 2023.07.15

太陽光パネルのマキシオンはどうか?

今回は太陽光パネルについて解説します。

6月末から電気代が上がっています。電気代が上がっている中で、対策として様々な方法があります。

当然、性能の高い家を建てることも一つの対策です。例えば、冬には日射取得を考慮しながら無料の電気で家を暖めることができます。ただし、残念ながら夏は無料の電気は逆効果ですので、空調機を使用する必要があります。

空調機を使用すると、エアコンなどの電気が必要になるため、その電気を東京電力さんから購入することになります。現在の価格は30円ほどですが、契約によって異なります。東京電力管内では新しいプランも導入されており、使用電力量に応じて一律27円になるプランがあります。私はこのプランを積極的に進めています。

また、太陽光パネルを導入すると、電力料金を削減できる可能性があります。ただし、電力料金は地域によって異なるため、一概には言えません。私が住んでいる関東の東京電力管内では、意外にもオール電化住宅にすることやおひさまエコキュートの契約に入ることで、電力使用量を抑えることができています。

関東は日本の中心部であり、国としても様々な施策が打たれているように感じます。その代わりに物価が高くなる可能性もありますが、良い面もあります。

したがって、現実的な方法として、電気代が高騰している場合は太陽光パネルを設置し、電気代を少しでも削減することが最も現実的な方法ではないかと思います。

なので、うちのお客さんの中で太陽光パネルを設置する方は100%です。100%ZEH(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)という取り組みです。

ただ、太陽光パネルにも様々なメーカーがありますよね。当社ではほぼ決まっていて、当社がオススメしているのは「Looopでんき」という会社です。Looopでんきさんは太陽光メーカーではなく、第2次電力接続業者のような存在で、東京電力の小さい電力会社と言えます。もし良かったらネットで調べてみてください。おそらく「Looop」と検索すれば見つかると思います。

Looopでんきさんは、東京電力からの電気をLooopさんを通して契約すると、なぜか安い料金になるという独特のシステムがあります。代理店を通して同じものを買っているのに、Looopさんで契約した方が安いのです。ちょっと理由はわかりませんが、そういった電力会社です。

その中で、「Looopでんち」といった太陽光パネルも取り扱っており、太陽光パネルをLooopでんちで設置していただくと、Looopでんきでの電気契約が有利になることもあります。うちのお客さんのほとんどは、Looopさんの太陽光パネルを設置し、Looopさんで電気契約をしています。その結果、東京電力さんで直接契約するよりも料金が安くなっているようです。

Looopさんの太陽光パネルは中国製ですが、性能としては1枚当たり380Wといったものもあり、かなり優れています。パワコンはパナソニック製で、変換効率は20.8%ほどです。非常に優れているわけではありませんが、十分なバランスを持っています。

ただ、価格は上がっています。去年、見積もりを取った時は1kWあたり15〜16万円だったと思います。搭載するkWによって若干異なりますが、大体うちのお客さんは6kW前後を設置しているので、6kWで計算すると1kWあたり15万円ほど(税込み)です。しかし、今年最近見積もりを取ったら、確か19万5千円ほどになっていました。15万円から19万5千円になったので、ざっくりと3割ほど値上がりしています。

多分この3割は、単純に太陽光パネルの接続工事費や工事手間の増加によるものです。パネルの設置にかかる工事手間も多少上がっていると思います。また、賃金が上がっていることも要因です。ただし、パネル自体の価格上昇が主な要因だと思います。今年になって約30%ほど値上がりしてしまいました。

それでも1kWあたり19.5万円という価格は、高くはないと思います。19.5万円になったとしても、結局それ以上に電気代が上昇しているため、太陽光パネルの設置によるメリットは確実にあります。シミュレーションを常に行ってもらっていますが、得になることは間違いありません。言い方は悪いかもしれませんが、利益を得ることができます。

6kWで19.5万円とすると、税込みで約120万円ですね。そのパネルを設置しても、結局は電気を買わない分のプラスとなります。また、今年は16円で売ることができるため、その10年間での購入量に応じた収益も得ることができます。シミュレーション計算を行う際には、地域のアメダスデータなどを使用して正確な数値を算出することができます。その結果、間違いなく10年間で何十万円もの収益が得られることになりますので、悪いことではないと思います。

また、その後のメンテナンスについては、太陽光パネル自体には25年間の出力保証が付いています。通常は25年間で80%の出力を保証されますが、単純なパネルの性質上、26年目で80%から急に10%になることはありません。一方、パワコンは機械なので、おおよそ15年程度で交換が必要になると思われます。

あとは、お客さんによっては特定のメーカーの太陽光パネルを希望する場合もあります。例えば、現在鴻巣で家を建てているお客さんは、長州産業という会社の太陽光パネルを選びました。なぜかと言うと、長州産業さんの太陽光パネルと蓄電池をセットにすると、自治体からの補助金を受けやすいという特典があるためです。そのため、その特典を利用するために選ばれたのです。ただし、そのお客さんには詳しく説明しているので、変な誤解はないと思います。

ただ、長州産業の太陽光パネルは、性能があまり良くないと言われています。1枚当たりの出力も少なく、変換効率もあまり高くありません。先ほど言ったLooopさんよりも劣っており、価格も高いため、その点ではやや不利です。しかし、良い点としては、補助金の手続きが非常に簡単であるという利点があります。これは本当にケースバイケースです。

また、最近問い合わせがあったのは、マキシオンという電気会社で、おそらくパネルメーカーだと思います。多分、皆さんもマキシオンという名前を聞いたことがあると思います。他の建築系のYouTuberさんが説明していたような気もします。確かに、そのメーカーのカタログを見ると、変換効率が高い22点以上なので、一般的な太陽光パネルよりも優れています。また、パネル1枚あたりの出力も400Wとなっており、その点でも優れていますね。

長州産業、Looop、そしてマキシオンの太陽光パネルを比べると、それぞれの出力に差があります。マキシオンは400W、Looopは380W、長州産業は360Wほどです。また、変換効率についても差があります。マキシオンが22.8%以上、Looopが20.8%程度、長州産業が20%程度だと思います。

パワコンに関しては、マキシオンとLooopではパナソニック製を使用していますが、長州産業は独自のものを使用しています。

ここで、長州産業とマキシオンを比較すると、約1割の差があります。パネル1枚あたりの面積で1割の差がある上に、変換効率も1割程度異なるため、差が大きく出ます。ただし、金額に関しては個別の会社や地域によって異なるため、この話はあくまで私の意見です。他の会社や地域ではさらに高い金額が設定されている場合もありますし、住宅会社によってはある金額で設置される場合もあります。もし他の見積もりで金額がそれほど高くないと言われた場合は、ラッキーと思ってください。ただし、私たちの場合、長州産業さんの見積もりは約20万円ほど高かったと記憶しています。

マキシオンについても少し難しいところがあります。まだ私たちの地域では、直接購入することができないようで、商社を介する必要があるようです。そこには取り分が入っていると思われます。

マキシオンの見積もりは約33万円ほどでした。これは私が取った見積もりで、全てを含めると1.7倍程度になります。価格差をどう思うかは個々の考え方によりますが、変換効率が優れている点や、マキシオンの特徴としてパネルの性能保証が通常の25年ではなく、40年になるなど、保証期間が長い点があります。さらに、マキシオンでは周辺機器の保証も10年程度あります。これらの要素も考慮すると、金額が高くなっていることがありますが、太陽光パネルは長期間(30年、40年、50年)使用するものであると考えると、元が取れる可能性もあるでしょう。最終的な判断はお客さん次第です。

太陽光パネルは一つ見ても、性能や価格など、さまざまな要素があります。まとめることはできませんが、長州産業さんの場合、蓄電池とのセットで自治体から補助金を受けやすいメリットがありますが、その分価格は中程度で性能はやや劣る傾向があります。一方、Looopさんは性能と価格のバランスが良く、契約するとさらに電気代が安くなりますが、保証内容は普通で特別なものはありません。マキシオンさんは性能と保証が優れているため、価格が高めですが、メリットもあります。お施主さんがどのように考えるかは個別の判断です。

当社が一番気にするのは施工の品質です。しっかりとした施工が行われるかが重要で、当社では必ずガルバリウム鋼板のキャッチクランプ工法を指定しています。また、配線が壁を貫通する場合には、内外での防水処理が必要です。パワコンの位置も適切に決められ、見た目にも美しくなるようにします。現時点では長州産業さんやLooopさんは指示通りに施工してくれており、問題はありません。マキシオンさんとはまだ取引経験がないため、施工の品質についてはわかりません。ただし、太陽光パネルの設置業者はマキシオンも含めて同じ施工を行うため、心配はないと思います。

施工はパネルメーカーではなく、下請け業者が行います。そのため、具体的な施工方法や品質についてはわかりません。ただし、太陽光パネルの設置業者は複数のメーカーの製品を取り扱っており、同じような施工方法を実施しているため、大きな問題はないと考えられます。

最後に、私がおすすめできない太陽光パネルメーカーがありますが、具体的な名前を言うことは避けます。もし興味がある方がいらっしゃれば、メルマガで質問してください。