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 | 2019.08.22

ズバリ、適正工期って何ヶ月?

今回は家づくりの
工期について解説というか
アドバイスをさせていただきます。

「工期」って分かりますか?

着工してから
家が完成するまでの
全体の期間のことを工期と言います。

この工期が、
長ければいいのか?
短ければいいのか?
何が適正なのかという事を
考えられる方もいると思います。

単純に言いますと、
適正は分かりません。

なぜかと言うと、
つくる家によって全く違うからです。

簡単な例を言うと、
「建売住宅」がわかりやすいです。

建売住宅は
ほとんど同じ間取りの家を
建てていくものですから、
大工さんは当然慣れています。

そんなに凝った事もしませんから、
フローリングもバンバン張れますし、
ドアもパパッと付けるだけです。

中の仕上げもクロスですから、
糊を塗りつけて貼れば済みます。

これだと工期は短いですよね。

私がすごく短いと思った工期で
2ヶ月というのがありました。
2ヶ月という事は60日ですよね。

この内訳というのが、
基礎屋さんが15日、
大工工事で30日、
仕上げで15日、
外構は仕上げと一緒にやれば
終わり。

これでも実際に
家はできちゃうんですね。

ただ短期間でつくる場合は、
家がそんな複雑じゃない
総2階建の家で、
凝ったつくりはなし。

壁もそんなに多くないし、
一番簡単な仕上げをやれば
できない事はないです。

ただこれで一番怖いのが、
そもそも15日間で基礎の
コンクリートが固まるのか
どうかという問題です。

基礎は時期によって
コンクリートを固める
養生期間が決まっています。

例えば夏なら
比較的乾きやすいですが、
冬はなかなか固まりません。
気温が低いですからね。

それなのに基礎を
15日間でやるというのは、
正直かなり怖いです。

もっと言うと、基礎は
コンクリート強度といって
中に入っているセメント量で
固まる速度が変わります。

もし短期間で固めるのであれば、
基礎の強度をかなり上げないと
なかなか固まりにくいというのが
あります。

短期間で家をつくるなら
基礎の強度を上げていると
思いますが、実際は上げているか
どうかは私には分かりません。

なので適正工期というのはなく、
どういう家をつくるか?というしか
言い様がないです。

ただこういう例もあります。

6ヶ月間というすごく長い
工期をもらいながら、結局まともに
工事をしたのは3ヶ月間というね。

じゃあこの前後は
何をやっていたのかというと、
ゆっくり少しずつ進めたり、
飛び飛びで職人さんが入ったりで
結局6ヶ月かかったという具合です。

これは会社さんの
職人の手配の仕方もあるので、
何が正しいのかどうかというのは
正直分かりません。

ちなみに当社の工期は
大体5〜6ヶ月ぐらいです。

これは本当に
家の大きさや仕上げによりますが、
最低でも大体5ヶ月は貰っています。

これが正しいかどうかは
分かりませんが、60日や90日という
中で凝った家をつくるというのは
難しいと思います。

「凝った」というのは、
気密や断熱をちゃんとするという
意味も含めてという風に
個人的には思います。