https://youtu.be/B-musFTa5OU
今回はメルマガのコメントを紹介します。
この前メルマガでやった、残クレ住宅ローンの真実とか、残クレ住宅ローンを使ってもいい人とかね。別に残クレ住宅ローンを使っちゃいけないわけじゃない。ただ、残クレ住宅ローンというのは通常のローンとは終わり方が違う。出口がちょっと違うので、そこの部分をちゃんと踏まえながらやるんだったら、別に悪い仕様じゃないけど、初めてローンを借りる方が出口戦略のことまで考えながらできるかというと、なかなか難しいような感じがします。
あとは残クレ住宅ローンを主催している一般社団法人は、単に言うと元々は金融のプロか何かじゃないですか。銀行系の方が考える手法というのは、我々一般民とは違うロジックが使われている。もしかしたら、ああいうのを試したい、広めたい、面白いという感覚でやっているんじゃないかと思うわけです。でも消費者の方からすれば、面白い、楽しいからといって仕組みを考えるなよと言いたくなるじゃないですか。ここは本当に考え方が違いますよね。
あとは、あれに賛同している大きな住宅会社さんや地方工務店とか、年間300棟ぐらいやっているようなところは、お互いの利益がマッチしているのかなという感じがします。だからといって悪いわけじゃない。アメリカでは不動産というものは貯金じゃなくて資産、そういう形成ができていて、そういうルールで動いているから、貯金をするんだったら不動産投資をして、引退後に売って老人ホームに入りましょうという感じで住み替えながらやっていくのも一つの生き方、人生論です。でも日本はそういう風になっていない。定住型の農耕民族と移動型の狩猟民族との違いなのかなと考えたりします。あとは規制の問題もあったりすると思う。国の規制の問題。そういう部分で家が建てづらいということもある。そこを一緒くたに欧米がどうだと語る人も実務者の中にはいる。
将来、日本もそういう方向に行くかはわからないけど、それはすごく不確実要素じゃないですか。そういうのも含めながら、どれを取るかを決めるのは最終的にはその人の判断であり、自己責任です。数年後にはいないかもしれない営業マンの話を信じるというのは危険かなという感じがします。ハウスメーカーさんの営業マンが声を大にして言うこととかね。60歳からの住宅ローンみたいな資料を一生懸命配りながら集客している会社もあるらしいけど、その人はそんなによくわかっていないと思う。ひとつの戦略なのかなという気もする。だからといってそういうのを使っちゃいけないとは言っていません。それも含めて自己責任ですよということです。
俺はそれだけ取れる財力も稼ぎもあるとか、私は保険がちゃんとありますという人はいいんだけど、保険も何もかけていない人がそっちに行ったら、外れた瞬間に一気におかしな方向に行く。そこですよね。それもちょっと残クレ住宅ローンのメルマガで書きましたよね。うちの子どもの会社の先輩なんだか友だちの友だちなんだかが、若くして家を買った。全額ローンで、変動金利で、飛び込みの太陽光発電と蓄電池も買って、さらに残クレアルファードもやっている。これは何となく怖くないですか。うちの子どもには厳しく言っているけど、「大丈夫なのかな」と言うので、「大丈夫なわけないだろ」と言いました。20代でそれをやっちゃったら、すごいことになります。
でももしかしたらその人は出世する可能性もあるじゃないですか。100%ではないけど。全額ローンで変動金利で家を買う、そこまではまだよしとしましょう。飛び込みの太陽光と蓄電池をつけて、電気代がゼロになるわけがない。さらに残クレで新車を買うという時点で、なかなか厳しい感じがする。でもこれをやっている人はものすごく多いと思うし、それが普通になっている。「みんなやってるんじゃない?」という感じ。それがさらに家も残クレだったとしたら、残クレだらけになるよね。それが絶対に間違っているというわけじゃないけど、私みたいな昭和の人間からすると怖いし、親からもそんなことをするんじゃないと言われてきた。メルマガにも書きましたけどね。
そういうのはやっぱり、時代が変わったとしても本質というやつなんじゃないかなと思う。ことわざもそうじゃないですか。物事はこうじゃないのかというのを言い表している。若い方はことわざの意味がわからない人が多いんじゃないかな。ああいうのも勉強した方がいいと思うけどね。余計な勉強をする前にことわざを覚えろという感じがする。ことわざはものすごく大事じゃないかなと思います。私は子どもの時に学校で勉強したというよりも、親や爺さんとか周りの人から「◯◯だぞ」とか「この意味がわかるか」と言われて、「こういう意味なんだ」と覚えた気がする。言葉と意味を含めて、「だからああなるんだ」という感じで、実例によって理解した。そういうものだと思うんです。
私もAI小暮くんをやっているけど、使い方によっては全く違うものになる。ChatGPTも使っていますけど、本当に使えるものと使えないものがあるし、質問の仕方によって全く回答が変わってくる。ChatGPTが悪いわけじゃないけど、結局はどこかから引用するわけじゃないですか。ChatGPTくんという全能の神みたいなやつがいて、すごいことを編み出しているんじゃなくて、世の中にある情報を統合してくるわけです。でも質問しても変わらない質問もある。そういうものは正しい質問をするんだけど、こと住宅となるとニッチになる。いろいろな人がやっていて、いろいろなやり方があるから、全世界共通みたいなものではないじゃないですか。日本でやっているひとつの商売であって、タバコ屋の数以上にあるじゃないですか。
よくわかっていなくてもホームページにいいことを書く人もいる。ホームページ屋さんを使って他の会社のことをパクったりしながら書くわけです。あとは本に書いてあることをそのまま丸写しするとか。本当はよくわかっていないんだけどね。そういうのをChatGPTが引っ張ってくる。たまに「何を言ってるの?」ということがあって、「どこから引用したんですか」と聞くと、「引用先はここです」と出てくる。その引用先をポチッと押すと、「この会社はちょっと違うと思うんだよな」というところだったりする。
ただ法律だとか、そういうことには使えるよね。あれは共通事項だもんね。医療はなかなか難しいんじゃないかな。風邪を引いた時には安静にしましょうというのはわかるけど、法律という国が決めていることは、ChatGPTくんも何であろうが引っ張ってくる。やっぱりそこからブレてくると、どんどんズレてくる。
うちもそんなことを言いながらAIをやっている。これからはどんな会社でもAIを活用すると思うけど、AIの引っ張り方は重要です。ただ基本的に自社のホームページに使っているAIは、自社の中のものしか引っ張れないんじゃないかな。例えば私が自社のAIで松尾先生のホームページを引っ張ってきちゃったら、それは違反だと思う。松尾先生のブログから勝手に引用しちゃうということは、仕組みとしてできないと思うんですよね。その情報を一回全部ダウンロードか何かして、どこかに格納して、それでリンクするような形にしないと多分できない。それを壮大に勝手にやっているのがChatGPTくんというわけです。許諾もなく。ただそれもちょっと問題になっていますよね。勝手に使うんじゃないと。アメリカだと規制が一部入っているのかな。いずれにしてもAIというのはすごいものだけど、今はそんな感じになっている。
このようなコメントをいただきました。
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研究開発職ですが、会社が契約しているAIシステムを利用することが増えました。他の研究員と話しても得るものが無くなり、行き詰まりを感じている研究員向けです。間違ったことも言ってきますが、こちらから仮説を投げかけると、足りない視点を補足してくれるので凄く助かります。
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足りない視点を補足してくれるのはいいですよね。視野が広がる。そういう部分があったんだねという感じ。そういう視点でいうと、ChatGPTくんも「もうちょっといい表現はないのかな」とか、「もっとわかりやすい表現はないのかな」とか、そういう使い方ですよねと思う。ChatGPTくんに「どうやったらいい家ができるんですか」と聞くことはない。
このようなコメントをいただきました。
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AIも使いようですね。今年2月から微妙な研究テーマを一人でやることになり、相談相手も殆どいなかったのでcopilotとずっと会話してました。結果的に効率よく研究の進め方を設定できたと思いますが、間違った解釈、仮説をあたかも真実かのようにAIに教え込んでしまうとトンデモナイ理論で返してきてしまうのでは?と怖くなりました。
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こういうことも実際に起こるよね。AIくんはあくまでも自分で経験して答えを出して発するものじゃない。他人の言っていることを統合して、「これじゃないか」というのを紹介するビジネス。あれと同じかな、帝国データバンク。帝国データバンクについてはメルマガでも言いましたが、評価がいいからいいというわけじゃない。評価がよかったのに3年後に倒産したという会社はいっぱいあります。
次です。
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今回は新ZEH等のお話でしたが、正直なところピンときません(小生の勉強不足によるのでしょうが…)政府主導なんでしょうか?しかも御多分に漏れず補助金ありき。穿った見方かもしれませんが、大手HM保護の方向に向いているとしか思えないのです。確かに劣悪な住宅を販売している工務店は、小暮社長様が何度も配信されておられるので読者の方々は理解されておられると思いますが。良い意味ではそういった無責任な工務店に対する警告とも捉えられますし業界がその方向に向いていけばそれなりの効果はあるかとも思います。
ただ小暮社長様の様な“確かな工務店”も国内には少なからずあるのも事実ですし、そういった方々からすれば“いまさら何を!”と言う感情を持たれるかもしれませんね。拙宅は長期優良も面積不足で対象外でしたが、補助金などは一切無縁でもある一定の性能が担保された住宅建設が出来たのも真面目な工務店のお陰だと思っております。これからの方々は大変でしょうけど、小暮社長様の様な“良い工務店”に出会われる事を願って止みません。
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政府主導ですよね。CO2削減とエネルギー問題という、一番元になるのは京都議定書。あそこから発してきたんでしょうね。今はトランプさんが一気に返そうとしている。大手ハウスメーカー保護というわけではないんだけど、たしかに補助金の出し方というのがハウスメーカーさんの家づくりに有利な感じになっている気がしますよね。もう10年ぐらい言っていますよね。断熱が足らないとか、UA値0.6だけ守ればいいのかとか、それだったらアルミサッシでいいとかね。それで補助金をもらうのはおかしい。それだったらさらにお金をかけて自分で考えてやっている人に失礼だから、できるだけそっちにお金をくれてあげようという感じ。
次です。
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日射取得はまだしも、遮蔽を分かってないところは多いですね。自分の家も遮蔽は提案されませんでした。希望はしたのですが。
話は少し変わってハニカムシェードですが、冬の断熱型ハニカムシェードは開けた方がよいのか、閉じた方がよいのか悩ましいです。一応日射熱は窓の内側には入ってはいるわけで、室内側にもジワジワ入ってるのかなって気もし、閉じてます。エアコンの熱を留めるという視点にたつと、ハニカムは閉めた方がよいはずで。結果的に基本は閉じる。気持ち下を少し開ける、くらいにしてます。(エアコンは明け方、日中少し使い、夜間は使ってません。)
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某◯条工務店もそうだもんね。遮蔽を全くしない。西にでかい窓をつけたりするけど、全くしませんよね。あれは暑いでしょうね。これはたしかメルマガでもYouTubeでも言いました。今日は曇りなんだよな、こういう時はハニカムを開けて熱損失を防いだ方がいいのかな、それとも開けておいた方が日射取得して暖まるのかなと思うじゃないですか。一番簡単なのは窓の近くに温度計を置いて、その温度計を見て決めることです。上がっていればこれで日射取得ができるんだとわかる。下がっていれば損失しているんだとわかりますよね。
でもなんとなく上級者になってくると、温度計を見なくても体感でわかります。うちのお客さんも勘のいい方は、絶対湿度が13gと14gで違うとわかる。そういう家に住んでいる人は本当によく言います。「太陽のパワーはすごいですね」とか、「開けているのを閉めただけでも変わるんですね」とか。そんなことは普段の生活の中ではないし、アパートに住んでいた頃だったらわかるわけがないじゃないですか。でもやっぱりそういうのを感じる。パッシブ設計だとか、こういう間取りになっている理由だとか、エアコンがこういう風についている理由だとか、基礎がこうなっているからこうなんだとかね。理屈がわかって、1粒で2度美味しいみたいな感じ。そういうことをお客さんに言っていただけるとありがたいなと思います。逆に全くそういうところに関心がない人もいると思うけどね。
一応、窓ガラスから熱は入っているから、閉じていても少し漏れるんじゃないかとのこと。なかなか漏れにくい感じはしますけどね。やっぱり開けておかないとね。たしかnobandさんの家は日射取得がしづらい家なんです。あとは建物の形状をコの字型にしちゃった。土地がうなぎの寝床っぽい感じ、細長い土地で、道路からプライバシーを保ちにくいから中庭っぽくコの字型のプライバシースペースを作ったと書いてあったと思うんです。そういう条件で建てたから、ちょっと日射取得が減っている。そういう場合であれば、ハニカムを閉めてエアコンの熱を貯めるという使い方は正しいです。
さらっと読んでいますけど、この建てている家は性能が高かったはずなんです。高性能住宅なので、そうであっても日射取得できない分、床下エアコンをガン回しちゃいけないし、ハニカムを閉じ気味にする必要はある。本当にこういうのはケースバイケースなんです。UA値やC値だけでは語れない世界なので、こういうのを含めながら建てられる場所だとか、お客さんの希望も含めながら考える必要がある。この辺りはメルマガで話しましたと言うと、メルマガに誘導しているみたいですけど、別に誘導していませんからね。好きな人にだけ読んでもらえればいいので。
昨年、群馬県伊勢崎市の駅前で、東道路で南・西・北を囲まれている細長い土地に家を建てさせてもらったけど、冬は本当に1階では全く日射取得ができません。2階の一部からしかできないんだけど、そのような状態でも、そこはペアにして他は1階も含めて全部トリプルにしちゃった。夏や春は1階の窓から日が入るから、そこをうまく活用して窓の高さを変えたりする必要がある。
初めてお客さんの家で床下エアコンを使う時期だから心配なので、ちょっとお伺いさせてくださいと言ったら、「お願いします」とのことで行かせてもらった。状況を聞いたら、日射取得をしづらい部分があって、2階は暖かくなるけど1階はなかなか暖かくならない。太陽光はついていて発電はするので、日中に床下エアコンをちょっと使って部屋を暖めちゃって、夕方になったら切っちゃっても朝方までそれで引っ張れるので、うちはこういう使い方をしていますとのことだった。それは正しいですねと言いました。
床下エアコンを使っても変わるわけだから、こういうのも家づくりなのかなという風に思います。


