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 | 2019.08.06

家は「見積と図面」だけを比較してもダメ

今回はみなさんに
注意された方が良い事を
アドバイスさせていただきます。

皆さんがこれから
家をつくろうと思った時に
よくやりがちなのが、
見積もりと図面を
色んな会社から取ることです。

場合によっては
せっかくだからと言って
住宅会社さんが図面を書いて
お見積もりを出すよと親切に
言ってくださる場合もあります。

例えばAという会社さんは
実際にあるような間取りを書いて
お見積書を出してきた。

Bという会社さんは
四角い家で中庭があって
BBQできますねとか
コンセプトを色々語って
お見積書を出してきた。

こんな風に2社なり3社なり
貰うじゃないですか。

皆さんはどっちが良いか
どうやって判断をされますか?

恐らくまず単純に
どちらが安いか高いか比べますよね。
お金って分かりやすいですからね。

後は間取りを見た時に
キッチンと洗面所の動線が良いとか、
収納がこっちの方が多いとか、
こちらだとBBQができて良いとか。

失礼な事を言いますが、
素人の方であればそのぐらいの
判断しか正直しようがないと思います。

私が一番疑問に思うのは、
どちらの家の方が実際に
冬は暖かいのかとか、
年間のランニングコストが
高いのかという所が
比較できるのかどうかという所です。

あと金額でものすごく微妙なのが、
どんな床材を使ってるだとか
断熱性能がどの位だとか、
極端な事を言うと
基礎のコンクリート強度まで
比較しないと本当に比較って
できないはずなんですよね。

でも皆さんが見積書をもらって
図面をもらって比較したとしても、
そこまで比較できることは
あり得ないんですよね。

なので図面とか見積もりを
もらうのは参考として良いですが、
実際に比較する家でどういう所が
ポイントなのか、自分の要望と
合ってないと単純に好きか嫌いかで
選ぶ事になってしまいます。

残念ながら住んだ後に
ちょっと違うという事が
正直起こります。

思ったより寒かったとか
思ったより暑かったとか
もっと暖かいと思ったとか
そういう事って本当起こります。

なので私は金額と間取りを
なんとなく比較して家づくりをする
というのは正しい家づくりではない
という気がします。

もしこれを皆さんがやるとしたら、
ちゃんと皆さん自身がきちっと
要望すること。

耐震はこれだけとか、
このぐらいの断熱性能だとか、
年間の冷暖房負荷、要するに
電気代はこの位にしたいとか、
家の1階と2階の室温差が
このぐらいにしたいとか。

なおかつ長持ちするとか
こういう物を使ってくださいとか
両社にちゃんと伝えた上で
どちらのプランの方が皆さんの好みに
合うかどうかという所まで比較しないと
正直意味はないとは思います。

あと一番怖いのは、
これをやりすぎちゃうと
最後はただの価格競争か
単純にどちらの方が格好がいいのか
という所でしか選べなくなります。

残念な結果になってしまう
可能性はものすごく高いと思います。

決してこういう事を
やっちゃいけないとは言いませんが、
比較というのは意外に難しいという事を
覚えておいていただければと思います。