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ホーム > ブログ > YouTube > 全館空調で電気代を安くする方法
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 | 2020.02.08

全館空調で電気代を安くする方法

今回は
全館空調の電気代について
解説をします。

例えば当社がつくる家は、
夏に24時間ずっと冷房を
付けっぱなしです。

24時間ずっと
冷房を付けていたら
電気代がかかりますよねと。

暑くなったときに
エアコンを付けて、
ある程度涼んだら
エアコンを切った方が
電気代がかからないよね、
と仰る方がいました。

今でもそのように
考えておられる方は
いらっしゃると思います。

確かにこれは
一方で合っていますが、
一方で間違っている所が
あります。

そこをものすごく
ざっくりと電気代の計算で
解説してみたいと思います。

例えば当社は
14畳サイズで4kの
エアコンを使います。

メーカーさんによって
多少違いますが、4kwの
エアコンの1時間あたりの
消費電力は0.2kw〜1.8kw
ぐらいになります。

なんでこんなに
幅があるの?と思われると
思います。

エアコンを付けたときに、
暑いと勢いよく吹きますよね。
車で言うとフル加速みたいな
ものです。その時に電力が
マックス1.8kwかかります。

ある程度冷えて、
ノロノロ運転、車で言うと
高速道路を一定で走る感じ
だと0.2kwになります。

では0.2kwは1時間あたり
どのぐらいの電気代が
かかるのか計算します。

電気代は
東京電力や関西電力に
よって違いますが、
東京電力だとざっくりと
1kwあたりの電気代が
29円ぐらいです。

そうすると
ノロノロ運転なら
0.2×29円=5.8円。
1時間あたり5.8円の
電気代ということです。

フルパワー運転なら、
1.8×29円=52.2円。

52.2円を5.8円で割ると、
9倍になります。
1時間で9倍の電気代が
かかるということです。

当社がつくる家で
24時間冷房を付けると、
大体月の電気代が
5千円ぐらいです。

ノロノロ運転なら、
5000円÷5.8円=862
つまり862時間です。

これを24時間で割ると、
36、つまり36日間です。

要はノロノロ運転で
運転をしていれば、
24時間回しっぱなしで
36日間回しても、
5000円しかかからない
という計算なんですね。

ノロノロ運転で
家の中が冷えるような
家をつくれば、24時間
1か月回しっぱなしでも
このぐらいの電気代しか
かからないってことです。

逆に言うと
断熱気密が悪い家が
あったとします。

ノロノロ運転では
そもそも冷えない、
日射遮蔽・遮熱も
出来ていないから
ガラスから熱がどんどん
入っちゃう、出ちゃう。

そうなると
フルパワー運転にしか
ならないんですね。

同じ計算をすると、
フルパワー運転だと
5000円÷5.8円=95
つまり95時間です。

これを24時間で割ると、
4、つまり4日間です。

難しいかもしれませんが、
ノロノロ運転させるような
家をちゃんと作れば、
電気代はかからないという
ことなんですね。

あくまでも
高気密高断熱の家が
前提になりますが、
そういう家をつくれば
エアコンをずっと回した
としても消費電力は
これぐらいになります。

意外にそんなに
電気代かからないのね、
と皆さんはご理解
いただけると思います。