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ホーム > ブログ > YouTube > ①石膏ボードで密閉すれば壁体内結露は起きないのか?②電気代の値上がりリスクから太陽光発電を考えてみた
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 | 2022.07.03

①石膏ボードで密閉すれば壁体内結露は起きないのか?②電気代の値上がりリスクから太陽光発電を考えてみた

今回は質問コーナーです。
まずは最初の動画です。

▼①トリプル断熱?は凄いのか?②パネル系断熱材に防湿気密シートは必要?③家づくりとお金の関係
https://www.kosodate-sekkei.co.jp/blog/triple_dannetsu_iedukuri/

壁は通気層を設けず、
石膏ボードで密閉させれば
壁体内結露は起こらない、
密閉したグラスの中に
水滴が生まれないのと
同じ原理だと聞きましたが、
いかがですか?という
ご質問です。

率直に申しますと、
なんでそういうことを
言っているのか
全く意味不明です。

石膏ボードは
密閉できないと思います。

専門的なことを言うと、
ものすごく通気しやすい
ものです。

湿気が通りやすいもので、
透湿抵抗がものすごく低い
ものですね。

つまり、
壁の中に湿気が
入りやすいことも
起こってしまいます。

だから室内側に
防湿気密シートを貼って、
湿気を入りにくくするのが
通気層の考え方です。

密閉したグラスの中に
水滴が生まれないのと
同じ原理というのは、
真空という意味ですよね。

真空にすれば確かに
水滴がつきません。

もし真空になるのであれば
それが断熱材の代わりに
なるので、場合によっては
断熱材がいらなくなる
という話になるから、
理論的におかしなことに
なっています。

まず密閉なんかできるわけ
ありません。

通気層は必ず
設置しなければいけない
わけではありません。

通気層を設置しないので
あれば、それなりの対策が
必要になります。

棟換気も同様で、
絶対に設置しなければ
ならないわけではありません。

ただし、どのような
空気の流れを想定し、
屋根裏を換気しているのか?を
考える必要があります。

だからこそ
通気層は国も推奨しています。

歴史として、
通気層がなかった結果
壁の中に湿気が溜まって
事故が起こったケースが
あります。

棟換気についても
ちゃんと規定はあります。

棟換気は湿気防止と共に
暑さ防止にもなります。

UA値計算や結露計算も
絶対にしなくちゃいけない
わけではありません。

ただしない代わりに、
原理原則という作り方を
しなくてはいけません。

それを基本的に
守ることが重要です。

その上で
断熱性能を高めるのであれば
どのくらいの性能になるのか
確かめるためにUA値計算を
するとか、付加断熱をするなら
これは特殊なことなので、
それだけ危険性が高まるから
結露計算をするという考えです。

通気をして、
室内側の抵抗もしていれば
本来は事故など起こらない
はずです。今の工法であれば。

軒裏換気も、
適当にどこか空ければ
うまく換気するわけでは
ありません。

自分の思い通りに、
一筆書きみたいに
なるわけがありません。

極端な話、
風の方向によっても
変わるわけです。

なのでどこから空気がきても
抜けるようにしておくのは
原理原則です。

コメントを見ると
元大工さんの方が
施工されているようですね。

ただわざわざ元○○と
自分で宣伝しているのは、
正直どうかと思っています。

元は元であって、
現役で勉強している人の方が
すごいですし、時代も変化しています。

いろんなことも変わりますから、
元○○というので宣伝するのは
あまり信用しない方が良いかな?
という感じはします。

以前に壁のグラスウールを
奥まで詰めずに空間をあえて
開けるというのを聞いたことが
あります。

空気が断熱材の代わりになる、
というものです。

壁に目一杯、
断熱材を入れるよりも
空気層を作ることで、
そこの空気が断熱材に
なるという理屈みたいです。

確かにこの空気が
静止していれば
断熱材になります。

空気は熱伝導率が
低いですからね。

ただこの話は、
空気が普通に動くので
断熱材の代わりには
なりません。

これをプロが言うと、
消費者の方も信じて
しまうのでしょう。

どうかお気をつけください。
では次です。

▼太陽光発電を設置すると損するのか?
https://www.kosodate-sekkei.co.jp/blog/taiyo_hatsuden_sonsuru/

太陽光発電の設置に対して、
価格転嫁も今後、
起こってくると思いますと。

例えば人件費、
そもそもの部品やパネルなど、
それらを加味しても今後
プラスにとれるでしょうか?
というご質問です。

当社はお客様に
太陽光パネル業者さんを
ご紹介しています。

ただこういう風に
気密処理をしてくれとか、
パワコンはここに
付けてくださいとか、
キャッチ工法にしてくれとか
全て当社が指定をします。

いつもやってくれる方なので、
ちゃんと対応してくれます。

ただお金の流れや契約は、
お客さんと太陽光パネル屋さんで
行ってもらいます。

そこはうちが責任を持てる
製品ではありませんからね。

あくまでお客さんと
直にやってくださいという形に
しているので、ものすごく
ロープライスだと思います。

当社のお客さんですと、
6kWぐらいの太陽光を
つける方が多いです。

昔よりもちょっと多めです。

なぜかと言うと、これからの
エネルギーコスト問題のためです。

ウクライナ戦争のように、
エネルギーコスト問題は
これから本当にすごいことに
なっていくと思います。

そう考えた時に太陽光は
ものすごく重要な
キーワードになってくるでしょう。

自然エネルギーの活用の中で
個人の方が一番割に合う投資として
リターンが割に合っています。

確実に効果が出やすいのは
太陽光しかありません。

この先、燃料電池や
蓄電池が安くなれば、
太陽光が安くなっていくので、
自家消費した方が安くなる
時代になるでしょう。

今の太陽光は25年間で
出力80%保証になっていますが、
当然、劣化します。

パソコンなんかは
絶対交換になりますので、
パワコン1台で最大量を
積んでおいた方が安心と言えば
安心という感じがします。

当社はパワコン1台で
最大に乗せられるのが
7.6 kWとか7.8 kWぐらい。

1kWあたり15〜16万円なので、
税込で130万円ぐらいです。

今後、値上がりは
まだ考えていないという話ですが、
いつどこで上がるかわかりません。

松尾先生に聞くと、
一説には30%ほど
パネル価格が上がっている
という話も聞いています。

また電気を買うのも
すごい金額になっています。

東京電力管内だと
1kWあたり30円ほどです。

これがもしかしたら
40円や50円という話も
現実化してきた感じが
しますよね。

60円ぐらいになる
時代も来るかもしれないと
言っている人もいます。

そう考えると、
太陽光パネル自体が
値上がりしても自家消費して
使った方が割に合うはずです。

あとは蓄電池ですね。

▼現時点では蓄電池より〇〇〇の方がいい
https://www.kosodate-sekkei.co.jp/blog/matsuo-2-vol5/

これから電気自動車が
普及してくるので、
電気自動車に充電できるとか
太陽光パネルを中心に、
世の中ができあがってくると
思います。

だからと言って、
絶対に付けなきゃいけない
ことはありません。

付ける・付けないは自由です。
ただ付けないとどんどんお金が
出ていくでしょう。

ちなみに私の家も太陽光を
目一杯載せています。

今のところは、
太陽光はオススメですね。