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動画コンテンツ
 | 2022.06.28

実際にあった屋根断熱の施工トラブル

以下の動画にコメントをいただきました。

▼透湿防水シートと防湿気密シートの違い
https://www.kosodate-sekkei.co.jp/blog/toushitsu_bousui_boushitsu_kimitsu/

以前にコメントをいただいた方で、
自分の家を施工している工務店さんに

「屋根断熱部分に本当に
通気層が30mmありますか?」

と聞かれたそうです。

屋根断熱は、
屋根の下にする断熱。
天井断熱は、
天井の上にする断熱です。

床も断熱方法に種類があって、
床下断熱と基礎断熱があります。

床下断熱は床下が
外部の空間という考え方なので、
床下に空気を通して
湿気ないようにします。

湿気が溜まると
湿気が床に上がってきて
良くないですからね。

もちろんシロアリ防止も考えて
床下を常に乾燥させる状態にします。

基礎断熱は床下までが
部屋という扱いになるので
換気計算にも影響します。

三種換気であれば
排気する換気の数が変わるので
換気計画が関わったりします。

天井断熱は
床断熱と全く同じ話で、
換気させる必要があります。

換気させるというのは
湿気対策という意味も
ありますが、どちらかと言うと
夏の暑さ対策です。

夏の屋根の表面温度は
70℃とかすごい熱になります。

その熱が家の中に入るのを
バリアするためですが、
それが抜けていかないと
いけないわけです。

冬は家の中を暖めるので、
暖かい空気が天井までくる
ことを考えて気密を取って
おかないといけません。

一番いいのは
気密を取って換気するのが
良いです。

屋根断熱は
屋根断熱と屋根の間の
野地板に空間を作って、
空気を流すことが
必要になります。

これも夏の暑さ対策ですが、
湿気対策にもなります。

仮に屋根断熱で
断熱材の中に湿気が
入ったとします。

例えば冬の放射冷却で
すごく冷えた時に、
屋根裏が結露する場合があるので
空気の通る道を付けるのが
鉄則となります。

なので野地板に直接、
発泡ウレタンを吹くと
空気の通り道がなくなるので
良くないです。

セルロースファイバーも
通気を取るためにスペーサーを
やるとかシートを貼るなんて
方法もあります。

それから
可変透湿気密シートと言って、
気密を取りながら
湿気を入れなくしたり、
仮に湿気が入った時に
ある程度の条件になると
湿気が家の中に戻るという
特殊なシートもあったりします。

前置きが長くなりましたが、
「屋根断熱部分に本当に
通気層が30mmありますか?」
という質問に対して、
「デコス工法により
室内側に防湿層を設ける形で、
屋根の通気を省略しています」
という回答をもらったようです。

それに対して
見積書にも仕様書にも書いて
いないと反論されたようで、

デコス代理店が
防湿シートを貼っており、
ちゃんと防湿シートを
貼っていると言われたそうです。

あくまでもデコスさんは
セルロースファイバーが
落ちないようなシートを
貼りますが、それは
落下防止のシートであって、
防湿シートはそれにプラスして
貼るものです。

工務店さんが通気層を
省略するのなら、それは
工務店で貼るのは
当たり前の話ですよね。

この話の結論がどうなったかは
わかりませんが、省略するか
どうかを考えるのは工務店の
仕事です。

工務店が省略する代わりに
防湿気密シートを貼る、
もしくは安全を考えて
お金が掛かるけど
可変透湿気密シートを
貼っておくなどと考えます。

今回のケースで悪いのは、
これを省略したにも関わらず
防湿層は工務店さんがやらずに
代理店さんが仕方なく貼った
ような話になっているところです。

本来であればこれは
代理店さんの仕事では
ありません。

代理店さんがそんなに
うまく防湿層を作れるのか
どうかという問題もあります。

ここでちゃんと防湿しないと
困るから大工さんにちゃんと
やってくださいと言って
貼るのとは全く違います。

それから、
仮に結露した時に
デコスさんが保証するのか?
とも書かれています。

これに関しては
デコスさんは全く悪くないし、
デコスさんは一般論として
そういう施工方法は
指導していないという
話になりますよね。

一般的な見解からすると、
いち代理店が工務店さんとの
付き合いの中で勝手に
やったことです。

イレギュラー対応です。

それに対して
本社が責任を負うことは
しないですよね。

それをしていたら
キリがありません。

あくまでも本社は
基本原則がある中で
やるわけですからね。

なので住宅会社や工務店は
ちゃんと勉強して理屈が
わかった上で管理・監督を
しないといけません。

何でもかんでも
下請けさんに請け負いを
させるのはすごく怖いことです。

家づくりは
お客さんと一緒にやりますが、
職人さんとも一緒にやるし、
業者さんだって一緒にやります。

もちろんみなさんを
信じるのですが、
信じすぎないように
こちらも管理しないと
いけません。

コメントをくださった方も
大変な状況ですが、
また何かあればご質問ください。

可能なら
お答えさせていただきます。