facebook
instagram
youtube
ホーム > ブログ > 動画コンテンツ > ①トリプル断熱?は凄いのか?②パネル系断熱材に防湿気密シートは必要?③家づくりとお金の関係
動画コンテンツ
 | 2022.04.10

①トリプル断熱?は凄いのか?②パネル系断熱材に防湿気密シートは必要?③家づくりとお金の関係

今回は質問コーナーです。
まずはこの動画にいただいた
ご質問から。

▼屋根断熱+天井断熱=最強?
https://www.kosodate-sekkei.co.jp/blog/yane_tenjyo_dahnetsu/

この動画について
少し解説させてください。

屋根断熱と天井断熱で
なんとなくダブルでやるから
ものすごくいいと一般的には
思われるでしょう。

確かに壁断熱でも、
付加断熱をした方が良いのは
間違いないし、屋根だって
厚い方が良いです。

ただそれにはやり方があって、
中にはダブル断熱でもそれは
違うんじゃないの?というのが
あったりします。

その一つがトリプル断熱と
言われるものです。

トリプルと言うぐらいなので、
断熱材が3つなのかな?と
思いますよね。

例えば壁断熱に加えて
外断熱と内断熱をすれば
トリプル断熱と言えます。

壁が105mmだとして、
外も内も105mmにすれば
全部で315mmです。

北海道だと2層で
300mmというのはあります。

極端な話、壁で150mm、
外で150mmなら300mm だし、
壁で200mm、外で100mmでも
300mmになります。

つまりトリプルでもダブルでも、
要は全体的な層としての厚みを
考えればいいわけです。

ただ私が見たトリプル断熱は
少し違っていました。

1層目の断熱は壁の中。
2層目は外で、
3層目はその外側です。

要するに、
熱を反射する透湿防水シートを
貼っているわけです。

その外側には通気層があって、
さらに外壁があるので、
この構成で言えば
このシートがあるかないかで
家の中の室温は変わらない
というのが定説です。

そういう実験結果が
出ていますからね。

もちろん、そのシートに
日光を直接当てたのであれば
室内の温度は多少変わります。

熱をカットする効果は
ありますからね。

ただ家というのは必ず
外壁があるので、
そのようにはなりません。

実は別のメリットがあって、
劣化に対してものすごく
強くなります。

通気層は、夏になると
ものすごい温度になります。

外壁が温められた熱に加えて、
外壁がガルバの黒だったりすると
さらに高温になります。

その熱に対して
透湿防水シートは熱を
カットしてくれるので、
劣化はしにくいと
言われています。

以前にこんな
動画を配信しました。

▼①外壁メーカーの透湿防水シートを使ってはいけない②窓を適当に付けている家は多い③玄関土間の基礎断熱はどうするのか?④他社の家を真似するのは危ない
https://www.kosodate-sekkei.co.jp/blog/gaiheki_mado_genkan/

国産メーカーの透湿防水シートは
熱に対してすごく弱いという
話をしました。

西面に通気層があったとしても、
10年ぐらいで熱でボロボロに
なるケースは本当にあります。

ましてや通気層を取っていても
うまく通気してない家は
案外あります。

そうなると西面に貼ってある
透湿防水シートは
ボロボロになってしまいます。

話を戻すと、
3層目はなにかと言うと
内側に貼っている
プラスターボードだそうです。

これが断熱に
寄与していると言っています。

確かにどんな物質でも
断熱性能は持っています。

でも最終的には
エアコンを付けなくても
体感で暖かい・涼しいとか、
どんな空調を使って
どのくらいのランニングコストで
家の中の温度を保てるか?
1階と2階の温度差はどうなるか?
というところです。

「トリプル断熱」のような
ネーミングに惑わされないことが
重要です。

長くなりましたが
質問へ移ります。

▼屋根断熱+天井断熱=最強?
https://www.kosodate-sekkei.co.jp/blog/yane_tenjyo_dahnetsu/

壁の外断熱をパネル断熱、
内断熱もパネル断熱材を
使用した場合の
メリット・デメリットを
教えていただきたいですと。

室内側に気密シートは
貼らなくても大丈夫
でしょうか?と。

柱が105mm角の場合、
105mm未満の断熱材を
貼って壁面内に隙間が
できる場合は電気配線などが
しやすいというメリットは
あるかとは思いますが、
考えられるデメリットは
ありますか?という
ご質問ですね。

単純に言うと、
ボード系の性能は高いですが、
高性能グラスウールより
1.7倍ぐらいの値段になるので
金額は高くなります。

またボード系は透湿しにくいので
湿気処理をちゃんとしないと
いけません。

付加断熱をやる場合は、
例えば当社がやって家を
例にすると、120mmの柱に
対して発泡ウレタンを
90mm吹いて、さらに外側に
50mmの付加断熱を
やりましたが、これと同じです。

私は壁の中に湿気が入るのは
気持ちが良くないと感じるので、
安全のために気密シートを貼って、
壁の中に湿気がなるべく入らない
ようにします。

ムダかもしれませんが、
後からできるものではないので
やっておくというのが
私の考えです。

そういうのもいいんじゃないかな
というのはあります
一般的に言うとここまでやって
ここまで貼るのは少ないんでしょうけど

あとは換気計画ですね。

こういう構成でやれば
気密はちゃんと取れるので、
適切な換気をしておけば
湿気が壁の中に滞留することは
考えにくいです。

温暖地であれば
気密シートを貼らなくても
別にいいと思います。

ただこれが寒冷地になると、
貼っておいた方が安全です。

この辺りはどこまでこだわるか
というところになります。

では次です。

▼①高性能な物ほど劣化しやすい②絶対に建ててはいけない家③卓上計算よりも確実な方法
https://www.kosodate-sekkei.co.jp/blog/kouseinou_takujyou_houhou/

安くて良い家は夢物語で、
ある程度の資金力が有り、
ローンも無理せず返済出来る方しか
高性能な家を建てられないという
現実ですねと。

まずこの動画で、
高性能な断熱材は数値的には
良いですが、それは工場から
出荷したばかりの数値だという
お話をしました。

確かに高性能住宅を作るのは
難しいです。

この方が言う通り、
お金が掛かるのも事実です。

しかもこの高い・安いというのは
個人の価値観もあります。

今の家は昔と違って
50年はもつでしょう。

ただ50年間の中で
機械は壊れるでしょうし、
メンテナンスもしないと
いけません。

外壁を何回も塗り直すとか、
床がボロボロになるとか、
壁体内結露を起こすような家は
当然良くないので、
いい家を作りましょう
という考え方です。

ただそういう家を建てるには
お金が当然かかりますし、
若い方が高額なローンを組むのは
難しいです。

当社のお客さまには
若い方でも家を建てる方はいます。

その方々は夫婦共働きで、
真面目に働いて貯金をして、
土地は自分で買うとか、
家だけはローンを組む
という方です。

多いのは
親から土地を貰った方です。

親から土地を貰ったので、
家だけはローンを組んで
建てるという方は、
そこそこの家を建てられます。

これが自己資金はなくて、
土地も家も買って、
全てフルローンという方は
いません。

みなさん地味で、
本当にお金の管理は
しっかりしています。

生活の優先順位を付けないと、
家のおかげで人生を楽しめなく
なるのは本末転倒です。

もちろん正解はないですし、
個人の価値観もあります。

安い家・高い家が
悪いわけじゃないし、
本当にいろんな価値観が
存在します。

この辺りは自己責任です。

本当に重要なことは
家だけではないので、
よく考えた上で家づくりを
していただければと思います。