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 | 2021.12.20

屋根断熱+天井断熱=最強?

こんなコメントをいただきました。

現在、戸建建築中で
基礎断熱ですと。

外張断熱の工務店で、
当初の提案は壁が
アキレスボード40mm、
屋根が50mmでしたと。

内側の付加断熱を依頼すると
渋られ、結局アキレスボードを
壁50mm、屋根60mmにして、
それでも足りないので天井には
アクリアネクスト430を敷き詰め、
ロフト部分はアキレスボードの
20mm付きの石膏ボードで覆う形に
なりましたと。

YouTubeで勉強する中で
どうしても屋根裏エアコンを
試してみたくなり、ロフトに
エアコンとガラリを設置して
シーリングファンで冷気を
落とすことにしましたと。

果たして
屋根断熱+天井断熱の場合は
効果があるのか?
天井と屋根の間の空間に
影響はないか?

そもそも断熱材が
足りているのかを知りたいと。

スペックは四国の7地域、
東西縦長の総2階建て、
切妻屋根のシルバーガルバで
南側には6kWのソーラーを
搭載しますと。

窓はLIXILのオール樹脂で、
東西北面はできるだけ窓を
減らし、南面はオーニングを
取り付けて日射遮蔽をすると。

玄関はLIXILの引き戸で、
中間計測でC値は0.25、
UA値はわかりませんと。

これほど詳しく書いていただいて、
こういうのを読むと嬉しいですね。

7地域で
日射取得もできている所だから、
比較的いい場所だと思います。

ただ壁が40mmというのは
かなり少ないという印象です。

アキレスボードは
熱伝導が0.022ぐらいなので、
屋根が60mmに対して
熱抵抗値にすると2.7ぐらい。

壁が50mmだと
熱抵抗値は2.2ぐらいです。

2.2というのは
率直に言うと少ないですね。

それを補うために
断熱材を補強していますが、
屋根裏はすごく暑くなりますよね。

日射が屋根を貫通して
暑くなるわけなので、
ロフトの床面に断熱材が入っていると
余計に保温しちゃうかもしれません。

また冬の寒い時は
屋根も放射冷却で冷えるので、
南面に太陽光が設置されていれば
余計に熱は入りません。

南面との温度差が
屋根裏で出ちゃったりすると、
屋根裏が結露する場合もあります。

またエアコンが付いていて
冷気を落とすのは良いですが、
屋根の断熱が弱いので
エアコンがかなり一生懸命に
動くような状態になると
燃費も悪くなってしまいます。

ものすごくきちんとした
セオリー通りの設計ですが、

断熱性能としては少ないという
感じがします。

国土交通省で規定している
断熱性能というのは
一般的には断熱等級4が
最高等級と言いますが、
これは30年ぐらい前にできた
基準を最高等級と言っています。

その上に等級5という案、
ZEHというものができて、
その上に等級6案・等級7案が
考えられているようです。

等級6はHEAT20のG2、
等級7はHEAT20のG3に
相当するようです。

HEAT20が
国土交通省から具体的に
検討に入ってきたというのは
ものすごく喜ばしいことです。

例えば東京の場合、
6地域のG2の場合は
熱抵抗値で言うと天井が6.75、
壁が3.8、床が4.3ぐらいです。

この数字通りじゃなきゃ
いけないわけではなくて、
屋根をもっと強化した方が
当然、夏は涼しくなります。

屋根を強化して、その分、
床をもう少し高めるとか、
窓を強化するのもありです。

最終的には全体のバランスを
見るので、この通りにしないと
G2にならないというわけでは
ありません。

当社では壁はほとんど同じか
ちょっと低いぐらい、
屋根はうちの方が高いです。

床はうちの方が高いか
同じくらいですね。

トータルで見ると
同じくらいの構成には
なっているのかなという
感じですが、屋根をもう少し
強くした方が小屋裏エアコンは
効きやすいかなという印象です。

群馬県に限らずですが、
群馬県太田市や熊谷市は
夏は暑いので、屋根も強化した方が
いいと思います。

東京でG3にするなら、
付加断熱はしないとダメです。

まだ案ですが、
ようやく国土交通省でも
こういうものができたので、
HEAT20のG2は守らないと
一世代前の家になるという
気がします。

断熱等級4は全くダメ、
ZEHでどうかな?という感じ。

長く住む家ならG2、
もっとお金を掛けられるなら
G3という選択もあります。

難しいのは
G3にして割に合うのか?ですが、
太田市でG3は無理に勧めません。

G2で間取りを計画して、
空調計画もちゃんとすることで
電気代はG3より変わるけど、
トータルコストとしては
安いと思います。

この辺は難しいですね。
参考になれば幸いです。