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 | 2019.03.31

全館空調(ダクト式)は温度差が出る場合がある?

最近、全館空調の家が
流行ってきていると感じます。

その中で手っ取り早い方法として
ダクト式エアコンというのがあります。
ご存じない方のために少し説明します。

エアコンの本体に
ダクトって言って配管があって、
そこから冷気や暖気を送るという方式です。

ダクト式の空調機の換気もあり、
換気扇みたいなものを付けて
ダクトで吸ったりします。

少し注意したいのが、
冷暖房が効かなくなってしまうことが
あるということです。

画像のような家があったとします。
この場合はだいたい天井裏に付けて
ダクトで室内に出したりします。

2階なら天井裏があるので良いですが、
1階の場合は天井裏がないので
2階の床下に配管を通します。

画像では簡単に書いていますが、
構造的に言うと、家は必ず床を
支えるために梁が出ています。

その梁が邪魔をして
配管がうまく通らないので、
配管を曲げて通すことがあります。

スムーズにいけば
空気は流れやすいですが、
梁があって配管を曲げてしまうと、
どうやっても流れが悪くなります。

そうするとダクトの左右で
温度差が生まれるということが
実際にあるわけです。

こういうことを防止するために
事前に梁の寸法をチェックした上で
設置しないとマズイわけです。

もっと言うと毎回、毎回、
注文住宅で作っていて
こういう設備をつけるのは
かなり難しいので、
ある程度決まった間取りの中で
付けてく方が安心だと思います。

それにしてもこういう
ダクト式空調機用の換気の機械が
流行っているようです。

慣れていない住宅会社さんがやると
本当に無理やり配管してしまい、
実際には部屋ごとに温度差のある家が
できてしまう話も聞きますので、
くれぐれもお気をつけください。