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 | 2023.08.15

①同業者のメルマガ登録が多いのは何故か?②災害対策には蓄電池よりもポタ電③高性能クーラーBOXは家づくりと同じ④太陽の向きと太陽光パネルの関係

今日はメルマガにいただいたご感想の紹介です。

ご存じかもしれませんが、私はYouTubeとメルマガを運営しています。YouTubeでは一般的な内容を解説し、一部はメルマガと被る部分もあります。メルマガでは、YouTubeで語った内容をより詳細に深堀りする形になっています。

場合によっては、YouTubeの1本の動画をメルマガでは2つに分けて、写真や具体的な実例、さらには現場の動画を用いて解説しています。これにより、「より深く理解しやすい」との感想をいただいています。また、「動画で見るとわかりやすい」との意見もあり、やってよかったなと思います。

ただ、だからといってメルマガに登録してほしいとは言いづらいです。なぜなら、YouTubeは広範なお客様に見ていただきたい媒体である一方、メルマガは私に対して深い関心を持ち、私を活用して勉強したいと考えている方々に向けたものだからです。

最近はメルマガの登録通知が来ると、それが明らかに同業者だとわかることがあります。例えば友人の工務店のモリシタ・アット・ホームさんとか、有名な住宅会社のアイ工務店さんとか。ただ、アイ工務店さんが私のメルマガを読んでも、手がけている住宅のスタイルが全く違うと思うので、彼らが何を目的にしているのかは疑問です。

同業者の方に観てもらうこと自体は悪いことではないのですが、私が思うに彼らは読まなくてもいいと思うし、同業者による登録数増加は特に嬉しいわけではありません。というわけで、本来のメルマガの読者である一般の消費者の方々からの登録を、引き続きお待ちしています。

メルマガを配信すると、いつも質問や感想をいただくのですが、なかなか回答できずすみません。本当はいただいた感想に対して1つずつ返信できればいいんだけど、私も図面を書いたり現場に行ったりしなきゃいけないし、経営者なのでお金の計算もしなきゃいけないし、当然キャンプも行かなきゃいけないですから。まとめて解説させてもらっています。

さて、私が配信したメルマガに対して感想をいただいています。


いつも有益な情報をありがとうございます。新築して1年が経ちますが今もメルマガで勉強してます。さて、今回は車の充電のお話でしたが、今後ポータブル電源のこともお話を伺いたいです。
災害時はもちろん、日頃から手軽に太陽光パネルでポータブル電源を充電したいと思い調べてみましたが、発火することもあると聞き、尻込みしました。
キャンプが好きな小暮さんにぜひ解説をよろしくお願いします。

確かにポータブル電源で発火をすることもありますが、おそらく発火の危険性があるものはちゃんとした製品ではないというか、まがい物だと思います。

今、ポータブル電源っていろんなものが出ています。中華製で安くて容量が大きい物もあるけど、基本的にそういうのは買わない方がいいです。ポータブル電源だったら有名どころが決まっています。

私が買っているのはEcoFlow(エコフロー)というメーカーブランドです。基本的にポータブル電源関係はEcoFlowシリーズしか買っていません。なぜかと言うと、EcoFlowさんはポータブル電源に付随する太陽光パネルとか冷凍・冷蔵庫とか、家電製品も充実しているからです。

最近はコンパクトエアコンが出ています。発売された時、買おうと思って一瞬ポチりそうになったけど、燃費が悪いなと思って止めました。

これがすごいのが、今までもポータブルエアコンってあったけど、ドレン排水で水が出ちゃう・形がカッコ悪い・バッテリーが別というデメリットがあったりしました。ただEcoFlowさんのものは下の台が一体型のバッテリーになっていて、水を出さないノンドレンタイプで、テストデータを見てもそこそこ冷えるんですよ。

ただエアコンってみなさんおわかりだと思いますが、すごく電気を使います。ある程度の容量のポタ電でも持ちません。そうなると、20万円もかけて買うんだったら涼しいキャンプ場に行った方が早いんじゃないかと思うんです。

なので買うのを止めましたが、今年になってそのグレードアップ版として暖房が出るというんです。それが金額もさらに高くなって、かつ燃費が悪い。あれはちょっと売れないかなと思います。

ただ冷凍・冷蔵庫は幅70cm・奥行き40cm・高さ45cmあって、冷凍室・冷蔵室・製氷室も付いてるんです。あれはいいですよ。室温25℃の中で放っておいて実験しましたが、36時間普通に持ちました。

よく調べたら、高い理由がわかったんですよ。普通ああいうクーラーボックスって、発泡ウレタンとかじゃないですか。ソフトクーラーは断熱材が薄いから、限界があります。でも、高いやつだと発泡ウレタン一体成型もあります。全然家の話じゃないけど、この話はちょっと家にも関係するんです。

最近のクーラーボックスは発泡ウレタンを注入して、熱抵抗値を上げているものがあります。厚ければ厚いほど断熱性能が高いから保冷力も高いけど、今はこれよりさらにすごいのが出ているんです。

釣具メーカーのシマノさんのものは、断熱パネルが真空になっています。住宅で言うと難しいけど、真空断熱材ってあるんです。真空断熱とは何なのかというと、グラスウールです。うちが使ってるような105mm・36Kのグラスウールをギューッと潰してせんべいみたいにして、それを重ねていって性能を高めます。

EcoFlowさんの冷蔵庫もよくよく見たら、真空だったんです。真空だから断熱材を厚くしなくても済み、容量は稼げて、それで燃費もいいという風になっています。

EcoFlowさんは太陽光パネルも売っています。小さいものから大きいものまであって、大きいものだと400Wがマックスで出るというやつです。

大きさにもよりますが、私が持ってるEcoFlowさんの冷蔵庫だと、測ったら大体110〜120Wぐらい常に使っていました。当然、小さければ45Wとかもあるけど、小さいやつはそんなに入らないから2泊3日のキャンプぐらいにしか使えません。私は夏になると4泊したりするから、そこそこの量がなくちゃいけないんです。

太陽光パネルって、面白いんですよ。もし良かったらみなさんもやってみてください。太陽光パネルって、太陽に垂直で当てると「発電してる!」とわかるけど、ちょっと西に行くだけで発電量が減って、自分で角度を調整したりすると発電と消費の差がほぼゼロになるので、全くバッテリーが減らないんです。

屋根に載ってる太陽光パネルも、できれば動かせればいいんだけど、そんな風に動かないじゃないですか。ということは、なかなかあれをマックスで発電するのは難しいということです。

今はまだ難しいけど、今後は太陽光を使って蓄電池を充電して使うだとか、もっと言えば車に充電することになるはずです。電気代が上がっていく中で太陽光をうまく使うとなると、今までよりも大きめに載せて、太陽が傾いても発電するようにした方がいいと思います。

ましてや夏って太陽高度が高いので、夏に関して言うと東面に窓が付いていたとしてもそんなに夏の暑さの影響は受けにくいというのがあります。冬になると難しいのが、太陽高度が低くなるため、日射取得するには窓を南面に付けるしかありません。このように、季節ごとの太陽の向きを考えて窓も設置した方がいいと思います。

太陽光パネルも全く同じで、夏は長い時間太陽が上がっているから発電時間も長くなりますが、冬って本当にすぐに太陽が落ちるから、発電しにくくなるんです。

太陽光パネルって昔は大体5kWでいいと言われていました。5kW載せちゃえば大体ZEHにはなるけど、ZEHにするために太陽光パネルを載せるんじゃなくて、長い目で見て太陽光をしっかりと使うとなると、もう少し載せたいところです。

うちがいま計画してるお家は、比較的コンパクトな家で、延床面積で28坪とかそのくらいのお家です。屋根の形を工夫して南側の屋根を少し伸ばしてあげて、北を段差にして後ろのお家にも迷惑をかけない範囲でやって、ほぼ平屋みたいなコンパクトな家でも、6.8kWとか7kW弱ぐらいの量にはできます。

あとは他の動画でも言いましたが、太陽光パネル1枚あたりのワット数はメーカーさんによって違います。安いけど320Wしかないというものもあれば、高いけど400Wあるというものもあります。太陽光パネル1枚あたりの発電効率を考えていくことも大事です。

ちなみに一般的に太陽光パネルは、住宅に載っているものだと良いものでも変換効率22%で、安いものだと20%切ります。1割以上違いますよね。別にEcoFlowの回し者じゃないけど、EcoFlowの太陽光パネルは変換効率22%だからかなり高性能ですよ。コンパクトに折り畳めてキャンプにも持っていけたりするので、重宝しています。

ポータブル電源は、ちゃんとしたものを買えば安心して使えると思うので、ちょっとお高いかもしれないけどEcoFlowのポタ電と太陽光パネルをセットで買うのがいいんじゃないでしょうか。

晴れの日にお家の前とかで太陽光パネルを太陽に当ててみて、太陽のありがたさを感じてみるのもなかなか楽しいし、災害の時はポタ電を使って照明もつくしお湯も沸かせるので、便利だと思います。

ポタ電っていろんなサイズがありますが、悪い製品じゃないし、かなり充電スピードも早いのでオススメです。災害対策としてポタ電を考えてもいいんじゃないかなと思います。ぜひ参考にしてみてください。