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 | 2022.11.20

リフォームには4パターンある

今回はリフォームについて解説します。

リフォームには
4パターンのリフォームがありますが、
行われているほとんどのパターンが
2パターンになります。

そのうちの一つが、
ユニットバスやトイレ、キッチンなどの
交換をするリフォームです。
これはみなさんも想像がつきますよね。

キッチンが古いからとか、
トイレが壊れちゃったとか、
洗浄がうまくいかないから
交換するわけです。

つまり単純に言うと、
機械の取り替えや
部品の取り替えリフォームですね。

群馬県太田市でも
リフォーム補助金というのがあります。
そういう意味でも、需要としては
これが一番多いと思います。

住宅会社さんの中でも
太田市のリフォーム補助金を使えば
通常80万円かかるユニットバスの交換も、
20万円〜30万円ほど削減して
できますよみたいなチラシを配る
ところもあります。

もうひとパターンのリフォームが
クロス・床・屋根・外壁などの
リフォームです。

これは最初のリフォームに比べれば
少しハードルが上がるかなという感じです。

クロスならクロスを剥がして
シーラーという下地処理をしてから
また貼るという作業になりますし、
床であれば全ての床を剥がして
場合によっては下地も交換して
また新しい床を張ります。

そういうことをやると
手間が掛かるのでお金も掛かってきます。

中には安く済ませるために、
今の床の上に新しい床を張るような
リフォームもあります。

中古住宅なんかは、
この2つのパターンをセット行なって
再販することが多いです。

次のリフォームが、
住友林業さんがやってるような
リフォームです。

あれもご予算に応じてやる
パターンがあるみたいです。

これまで説明したリフォームもあれば、
6畳間と6畳間を合体させて
12畳のリビングにするような
間取りを変えるリフォームもあります。

さらにやるなら、
柱まで見えるようにして、
屋根や外壁も全て外して、
基礎と柱だけにするやり方です。

場合によっては耐震補強的なことをして、
間取りを変えつつ新しいサッシを付けて
断熱材も入れ替えたりします。

①+②+窓や断熱という感じ。

断熱と言ってもここが難しいところで、
どこまで断熱するかという問題もあります。

残念ながら◯◯そっくりさんは
HEAT20のG1までやっていないでしょう。
断熱等級4ぐらいでしょうね。

HEAT20のG1までやると
お金がどんどん掛かりますからね。

そもそも骨組みだけにして
多少耐震補強して①も②もやって
屋根も全てやり替えるとなると、
すごいお金になります。

気密までお金は回らないでしょう。
それでも昔の家よりは良くなるので
悪いわけではありません。

ただエアコン1台で十分、
というレベルではありません。
エアコンは4〜5台はいるでしょうね。

そして最後のリフォーム方法です。

これまで説明してきたリフォームをしつつ、
高性能系の住宅を作ってる会社さんが
作るようなHEAT20のG1やG2レベルの
リフォームも行う方法です。

残念ながら気密は古い家で頑張っても
0.2とか0.3というレベルにはなりません。
1までいけばラッキーかな。

ただ断熱は入れれば入れるほど
断熱性能は上がっていきますから、
費用はかかりますが高性能住宅レベルまで
持っていくことはできます。

ただなんとなくわかりますよね。
ここまでやると新築より高くなります。

今ある建物を全て剥がすと、
当然ゴミが出ます。

それから話が前後しますが、
今ある古い建物を全て剥がして
骨組みだけにして、柱や梁などを
全て採寸をしてどういう骨組みに
なっているか図面を描きます。

それを構造計算した結果、
例えばここに柱が足らないとか、
この柱では細いからこっちに1本
補強を入れなくちゃいけないなどを
判断していきます。

そこで耐震補強をやるために
柱を足すとか梁を足すとか
場合によっては基礎を見直すなんて
ことがあるかもしれません。

コンクリートはなかなか劣化しませんが、
中の鉄筋を抜いて替えるのは
無理ですよね。

なので基礎は今のものを使いながら
多少の鉄筋を打ち込んでいって
補強するということをします。

もし基礎までやり直すなら、
建物の上屋を持ち上げて
基礎を壊して新しい基礎を作って
また戻すということをします。

ただこれもなんとなくわかりますよね。
新築をやった方が早いじゃないかと。
新築よりは高くなるだろうと。

ただ新築より高いのに
こんなことをやる人がいるの?と言うと
いらっしゃいます。

例えば先祖代々から預かった家が
ものすごく愛着があるとか、
ものすごくいい木を使っているとかで
いくらお金が掛かってもやりたい人はいます。

あとは都心だと現行の法律では
建て替えができない場合もあります。

それから現行の法律で言うと
固定資産税は古いままになるので、
そういうところでメリットはあります。

新築にして建て替えたら
固定資産税が20万円になるけど、
古い家なら年間1万円とかです。
(新築も時間が経つにつれて安くなります)

そうすると19万円浮く計算になる。
仮に50年の期間を考えると、
1,000万円ぐらいの税金が浮きます。

そういうのを考えながらやるのも
ありかもしれませんが、
いずれにしてもリフォームには
いろんな方法があります。

ただほとんどの消費者の方は
最初の2パターンしか知らないし、
高性能系に持っていくリフォームは
できる人が限られます。

断熱・気密・耐震関係から
構造計算のノウハウなど
全てができる人じゃないといけません。

失礼な言い方ですが、
普通の工務店さんや大工さんは
無理でしょうね。手間も掛かりますしね。

いろいろ言いましたが、
では一番いいのは何なの?と言ったら、
最初にちゃんとした家を作ることです。

最初に断熱・気密性能を高めた家にして、
既製品のキッチンなどを買うにしても
安いキッチンではなくて
ステンレス製のフレームキッチンや
タカラさんのホーローキッチンにするなど
耐久性の高い既製品を買うことです。

もしくは造作のキッチンを作って、
必ずいつかは壊れるIHや換気扇や水栓だけを
交換すればいいように作っておくことです。

もう家を建てちゃったから
そんなことを言われたって困るよという人は
本当に申し訳ないですが、
今から建てる方はまだ間に合います。

そういうところまで含めて家を作らないと、
後からお金が掛かるのは見えています。

みなさんの参考になれば幸いです。