facebook
instagram
youtube
ホーム > ブログ > YouTube > 冬のランニングコストを抑える方法
YouTube
 | 2023.02.23

冬のランニングコストを抑える方法

今年は10年ぶりの寒波が
来たらしいですね。

当社のモデルハウスには
1階と2階、それから床下、
一番日が当たらない洗面・脱衣や
外気温など合計5ヵ所を
測定しています。

この5ヵ所の温度と湿度を
測ってる中で、今年の冬、
特に先月(1月)は毎日朝が
マイナスでした。

これだけマイナスばかり続くと、
当然、暖房費が掛かりますよね。

なおかつ悪いことに
エネルギーコストも掛かる。

そんな中でどんな方法が
いいのかというのは
なかなか難しいですが、
一番ベタな方法は性能の高い家を
作りつつ太陽光発電を置いて
エアコンを使う方法です。

なおかつ、できれば
小さいエアコン1台で
動かすのが一番いいです。

もし性能が悪い家で
太陽発電も載っていない場合は、
灯油が最も安くつくでしょう。

ただ灯油ストーブを燃やすと
CO2の問題などありますから、
換気は定期的にしないといけません。

高気密系の隙間のない住宅で
灯油ストーブを焚くと、
事故が起きる可能性があります。

そんな中で
暖房費を削減するためにも、
こういう理屈で暖房費が
掛かるということを解説したいと
思います。

※具体的な式については
動画をご覧くださいね。

まず家を換気するところも
含めた性能のことをQ値と
言います。

それから延べ床面積。

床面積が広くなれば広くなるほど
家の中の容積が増えますから、
暖房費が掛かりやすくなるのは
わかりますよね。

最終的には家の性能によりますが、
小さい方が有利なわけです。

次に自然温度。

例えば日射取得をすれば
家の中が暖まると言いますよね。

これはエネルギーコストを
掛けずに家の中を暖める方法です。

私がよく言っているのは、
家の中にいて寒くない温度は
何度か?という話です。

18℃で寒くないという人もいれば、
20℃なら暖かいという人もいれば、
22℃ぐらいじゃないと
暖かくないという人もいます。

私の中では、20〜22℃ぐらいは
必要だと思っています。

例えば自然温度で
20℃にできたとしましょう。

それで家の中の温度を
22℃にしたかったとすれば、
2℃の温度差になります。

つまり2℃だけ上げる
エネルギーがあれば良いと。

これが日射取得が
全くできないような家で、
自然温度が12℃だとすれば
10℃の熱が必要というわけです。

それだけで不利になるのは
わかりますよね。

次にエアコンの性能。

エアコンにはCOPといって、
エネルギー1に対して
そのエネルギーを何倍まで
膨らませることができるか、
という指標があります。

このCOPの数値が
高ければ高いほど、
エネルギーを効率的に使えます。

最近のエアコンは
高性能戦争になっているらしく、
COP6ぐらいにはなっているそうです。

あとは電気単価ですね。
直近だと大体37円ぐらいです。

これらの掛け算で
暖房費が決まってくるという
理屈があるわけです。

今年みたいに
すごい寒波が来ることもあるし、
現代は温暖化しているとも
言われています。

そういうことも考えることが
必要になってくるわけです。

つまり、
いくらUA値が良かったとしても
日射が入らなくて冷たい家に
なってしまっているとか、
床面積が大きい家を作ると
問題が起こってくるというのが
こういう理屈だけでもわかるわけです。

ぜひこういうところを
踏まえながら家を作って
いただいた方が良いと思います。