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ホーム > ブログ > YouTube > ①湿度の正しい考え方 ②屋根換気の付け方を解説 ③鉄骨住宅の方が住み心地が良い?
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 | 2020.12.20

①湿度の正しい考え方 ②屋根換気の付け方を解説 ③鉄骨住宅の方が住み心地が良い?

今回は質問に答える
コーナーです。

まず動画のタイトルです。

オススメできない家電製品とは

気化式では加湿が追いつかず、
加熱式を使っていますという
コメントをいただきました。

気化式というのは、
フィルタに水分を含ませて
それを飛ばしていくという
方式です。

加熱式は単純に
水を電気で加熱して、
蒸気を発生させる方式です。

気化式は単純な機構なので
機械自体も高くないし、
電気代もかかりにくいです。

加熱式は電気を使うので、
気化式に比べると電気代が
かかります。

ただ加熱式は煮沸するので
バイ菌が飛びにくいという
利点があります。

いずれにしても、
コメントをくださった方は
加湿が追いつかないので
加熱式を使ってるという
お話でした。

家によっては
気密性が悪いとか
家の室温が低いと
加湿量も増えるので、
もしかしたらこの方の
お家はそういう条件かも
しれません。

よく天気予報などで
加湿しましょうとか、
加湿は50〜60%ぐらいです
みたいなことを聞きますよね。

でも何をもって
50〜60%なのかということです。

最適な加湿量は、
温度によって変わることを
知っておいてください。

1m×1m×1mの
箱があったときに、
この中に入っている水分量は
冬だったら8g以上、
夏だったら13g以下が
最適だと言われています。

例えば冬であれば
8g以上あると
結露してしまいます。

仮にすごく寒い家、
昔の昭和の家なんかで
室温が12℃という
家があったとします。

暖房していない部屋なら
7℃だったりするかも
しれません。

極端に7℃の部屋で
最適な加湿量が8gだとすると、
湿度は103%になります。

不可能ですよね。
寒い家はすごく加湿しないと
全くダメだとわかります。

だからインフルエンザなどを
防止するためには加湿も大事
ですが、温度を上げる方が
大事です。

ぜひ参考にしてください。

では次の動画タイトルです。

ガルバリウムの屋根は瓦屋根よりも熱い?

段違いの切妻屋根には
有孔ボードを用いるので
棟換気は付けられないと
言われましたが、
いかがでしょうか?という
コメントです。

有孔ボードとは、
要するに軒の裏側に
穴を開けたボードを
侵入口として付けるという
ことです。

有孔ボードで
侵入口は付けられるけど、
棟換気は使えませんと。

空気は上昇気流に当たって
上っていくので、結局は
一番高いところから
抜くしかありません。

当社でも段違い屋根を
つくるときは、先端に
専用の棟換気材を使って
抜いています。

なので恐らくですが、
コメントをくださった方が
頼まれてる住宅会社さんは
棟換気は切妻屋根しか
できないと勘違いされている
と思います。

ちなみに
段違い屋根の場合は
下屋換気というものも
付けなくてはいけません。

これは他の動画でも
解説をしています。

棟換気はしていても、下屋(げや)換気をしていない家は多い

なので段違い屋根は
換気については意外と
難しいです。

通常の換気よりも
お金がかかりやすくなる
換気方法なので。

それから片流れ屋根は、
屋根の勾配がある程度ないと、
軒換気を付けても
うまく流れません。

フラットな屋根は
湿気が溜まっているという
話もよく聞きます。

換気メーカーさんの
実験データもあるので、
この辺は気を付けた方が
良いと思います。

では次です。
松尾先生との対談記事ですね。

築30年のRCマンションから
某大手ハウスメーカーの
木造住宅に引っ越しましたが、
冬は寒く、夏は暑いと。

住み心地は
築30年のマンションと比べて
かなり悪かったという
コメントをいただきました。

これは木造住宅が悪い
という問題ではないと
思います。

確かにRC住宅は
気密性がすごく高いです。

ましてや両側に部屋があると、
その部屋が断熱の役割になって
真ん中の部屋は暖かいです。

日射取得もよければ
なおさらです。

逆に一番西の一番上なら
夏は暑いので違う考え方には
なります。

場所によって違いますが、
木造住宅もちゃんとした家を
つくれば鉄骨住宅と遜色ない
家になるはずです。

おそらくですが、
RC造マンションの位置が良くて
新築した会社さんの性能には
問題があったのだと思います。

今回は以上です。