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ホーム > ブログ > YouTube > ①三種換気は「給気口の位置」が重要②日射遮蔽3パターンを比較してみた
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 | 2022.10.06

①三種換気は「給気口の位置」が重要②日射遮蔽3パターンを比較してみた

今回は質問コーナーです。
まずは最初の動画です。

▼最も安い一種換気を教えます
https://www.kosodate-sekkei.co.jp/blog/yasui_1shukanki/

これは三菱さんの
ロスナイという商品の話です。

ロスナイは安いだけでなく、
湿気に対してものすごく
いいところがあります。

設置コストも安いですし、
施工方法もラクですし、
メンテナンスもラクです。

ただし、
マイナス面はカッコ悪い(笑)

でも一種換気で間違いなく
元が取れると松尾先生は
おっしゃっています。

松尾先生がいろんな
一種換気を計測した結果、
家の性能にもよりますが、
ロスナイぐらいの価格で
やらないと元は絶対に
取れないという結論に
なったそうです。

もちろん、
元が取れなくてもいいし、
より高性能なものがいい
という人もいるわけなので、
そこはケースバイケースです。

元が取れなくてもいいから、
もっとカッコいいものを
付けたいとか、もうちょっと
効率がいいものを使いたいという
考え方はもちろんアリです。

元が取れて、
設置コストやメンテコスト、
性能も含めてバランスが
一番良いのはロスナイという
松尾先生の見解です。

私もロスナイはまだ
付けたことがないので、
どこかでご要望があったら
付けてみたいと思います。

さてご質問に移ります。

自宅は4LDKで
各居室とリビングに
計5個の給気口があり、
トイレから排気する構造ですと。

我が家の給気口を全て
ロスナイミニに交換した場合、
トイレにある排気口との
相互性はどうなるでしょうか?と。

家を建てた工務店によれば、
トイレの排気システムは
床下の換気も同時に
行なっているとのことで、
湿気を取り除くためにも
換気を止めないで欲しいと
言われています、という
コメントですね。

床下からダクトか何かを
使ってやっているのでしょうか。

基礎断熱の家で換気計算的に
床下まで含んでいる、
という意味なのかもしれません。

ちょっとよくわからないです。

まずロスナイへ交換した時に、
トイレの換気扇はどうなるのか
と言うと、床下の換気もやっている
システムであれば、それはそれで
考えないといけません。

止めてはいけないとなると、
換気計算的には排出が
多くなってしまいます。

あくまでも私の意見ですが、
床下の湿気を取り除くために
永遠に換気することは
おそらくありません。

家を建てて1年間ぐらいは
基礎から湿気が出るので、
その湿気を出すために
床下に換気扇を付けて
室内に湿気を戻すことは
確かにやります。

第三種換気で
トイレの換気から出すので、
1年間ぐらいは止めないで
と言っていますが、
それ以降に止めたからと言って
床下が結露するケースは
当社ではありません。

当社のモデルハウスでも
同じことをやっていますが、
数値が異常に上がることは
ありません。

確かに三種換気は
給気口からダイレクトに
暖かい空気や寒い空気を
入れるので、ロスになるのは
事実です。

ただ私が作っている家で
第三種換気から冷たい空気が
入って家の中が寒くなるとは
言われたことはありません。

給気口からの
冷たい風と生暖かい風にも
慣れてきました、とも
おっしゃっていますが、
もしかしたら
換気口の位置の問題かも
しれません。

給気口の位置が
生活する足元に近かった
というのは1つの原因かな
という感じがします。

そういうところも含めて、
給気口の位置を決めていくのは
場合によっては今からでも
できるかもしれません。

当社の考え方はこんな感じです。

例えば冬の給気で
冷気が入ってきたら、
床下エアコンの吹き出し口を
近くに持っていって、
空気を混ぜることをします。

そこで緩和させるイメージです。

2階の給気口は
床下エアコンの暖気を
近くまで持っていけないので、
ベッドの置き方・家具の置き方など
想定して、冷気が来ても
そんなに感じないよね
というところで給気口の位置を
決めています。

そういうことをやることで
冷気や暖気を感じることは
今のところありません。

それから三種換気は
ものすごくシンプルなので、
換気効率がものすごく良いです。

もしかしたら
換気をしすぎかもしれません。

なかなか難しいですが、
付いている給気口を全て開けて
換気扇を回してくださいというのが
三種換気の正しいやり方です。

ただこれをすると
換気しすぎになってしまいます。

春や秋の季節は
やってもらってもいいですが、
夏や冬にそんなに換気しても
しょうがないというのはあります。

この辺りはなかなか
難しいですが、引き渡しの時に
工務店さんがアドバイスするとか、
綿密にやりたい人はCO2濃度計を
買ってみるなどするとなんとなく
感覚がわかります。

この辺はなかなか難しいです。
では次です。

私がメルマガで配信した
「日射遮蔽3パターンについて
解説しました」という動画です。

アウターシェードと
ダブルハニカムの威力には
脱帽しましたという
コメントをいただきました。

日射遮蔽と言うと
軒を出せばいいと思う方も
いると思いますが、
それは基本と言えば基本です。

なかなか軒だけでは
効果が薄かったりする
ところもあります。

そこで
お引き渡し前の家に来て、
放射温度計で実験をしました。

南面には同じ性能の窓が
付いていて、軒だけ、
アウターシェードだけ、
アウターシェードとハニカム、
という3パターンで比較を
してみました。

すると日陰だけではダメ、
アウターシェードでこれだけ、
ハニカムだけでもこれだけ、
ハニカムとアウターシェードだと
こんなに違う、みたいな結果でした。

そういうことで比較すると、
家の窓の配置や窓の性能だけで
過信してはいけないということが
わかります。

しょせんは窓なので、
不用意に西面に大きな窓を
付けちゃいけないということが
身をもってわかるわけです。

こういうことがわかると、
うちはオールトリプルなので
安心みたいなセールストークには
騙されなくなります。

自分では現場で
何となくわかっていたけど、
消費者の方は実際に見ないと
わからないよね、ということは
メルマガで配信したいと思います。

これからも
家づくりに取り組んでいる
真面目な消費者の方のために
なれば良いと思っています。