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ホーム > ブログ > YouTube > ①悪口か?自己責任としての判断材料か?②住宅会社が訴訟する理由③制震ダンパーを付ける前に④持ち家VS貸家
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 | 2024.04.30

①悪口か?自己責任としての判断材料か?②住宅会社が訴訟する理由③制震ダンパーを付ける前に④持ち家VS貸家

今回はメルマガにいただいた感想をご紹介します。以下の動画にコメントをいただきました。

▼①見ない方が良い!?建築系YouTube②AIを活用する人ほど間違っているかもしれない③発泡ウレタンはスキンカットしないと高性能にならない④通気工法は時代遅れなのか⑤大手はアクティブ、高性能住宅
https://www.kosodate-sekkei.co.jp/blog/youtube_ai_machigai/

悪口は言っていたわけではないのですが「ハレーション(悪影響)が起きやすいからヒヤヒヤします」などコメントをいただいてしまました(笑)。

その中で「YouTubeやSNS界隈では簡単に訴訟する動きが活発になっていて落ち着かない」というコメントもありました。特に複数のハウスメーカーさんは訴訟する動きが活発になっているみたいです。

最近だと、タマホームさんが揉めて訴訟したという話がありました。タマホームのモデルハウスに行ったお客さまが、部屋の角の所に釘みたいなものを発見して「なんだこの施工は」と写真を撮ってXに上げたら訴えられたそうです。タマホームさんなど大手ハウスメーカーさんの場合は、QUOカードなどを配ることで集客をしています。タマホームさんからすれば高額のQUOカードをあげているのに「何でこんな写真を上げるんだ」という思いがあると思います。SNSに公開した人はタマホームさんで建てる気がないのにそういう事をしているんです。良い・悪いはわかりませんが、マナーとしてよくないと思います。

この会社で建てたくないと思ったのであれば、そこで終わりにすればいいと思います。自分が被害を被っているわけではないのに、それをポストしてアクセス数を稼ぐという意図があるとしたらよくないと思います。最近のネットは変な感じになってきた感じがしますね。

では次です。

制震ダンパーについてですが、私は制震ダンパーがあまり好きではありません。制震ダンパーを付けることは悪いわけではありませんが、制震ダンパーを勧めている住宅会社は耐震設計や構造計算という基本のことを考えず、制震ダンパーを勧めることに軸足がいっている気がします。しっかりやっている会社もありますが、かなり少数だと思います。

施主さんは「制震ダンパーをつけた方がいいですよ」と言われたら、そう思ってしまいます。ちゃんとした間取り計画・構造計算・施工をするということよりも制震ダンパーをつけることを勧めることが優先されている気がします。断熱・気密・窓の配置・間取り・建物の向き・気流止め・通気・日射取得・日射遮蔽をやった上でエアコン・空調計画をやるのが理想なのに、先に全館空調システムを勧めているような感じですね。

物を売りたい側と、ちゃんとした家を建てたい側で意見が分かれると思いますので、以前に私がご紹介した本を読んでいただくと良いと思います。

では次です。

私は今まで書いたメルマガを集約して、半年に1回ぐらい、まとめてWebに出しています。そのWebマガジンをダウンロードされた方からいただいたコメントです。

「家を建てる事自体は土地もなく費用もかかることなのでかなり慎重なのですが、小暮さんのYouTubeや記事を拝見しながらどこにどういうものを建てるかを思案しているところです。家というのはかなり高額なものなので、勉強させていただき納得した上で購入させていただきたいがためこちらから申し込ませていただきました。よろしくお願いします。」

その人の人生の考え方、人生設計・スタイルがあるので、アパートにずっと住むことが悪いわけでもないし、家を建てないからといって全く悪いことではありません。

よく「アパートに住んだ方が安い」「家を建てると高い」と言われますが、これは地域によります。例えば都心では家を建てることよりもアパートに住んだ方がおそらく安いです。ただ都心でも資産価値がある場所(駅近など)であれば売れると思うので、アパートに住むより安いという事もあると思います。ただその前に多額のお金を負担をした上で後で戻ってくるという話なので当たるかどうかは全くわかりません。

田舎では問題になっていませんが、都会で問題になっているのが年配者の方は、保証人がいないと貸してくれないことです。年配の方がアパートに住み続けるマイナス面は場所にもよると思います。年を重ねて仮に貯金をしていない場合、仮にアパートを貸してくれたとしても借りられる場所を制限されたとします。失礼な言い方をしてしまうと、人生の終わりの段階になった時に、よくない環境の中で暮らし続けているというのは正直、健康的にも気持ち的にもよくないですよね。

家の難しい所は、単純に「売ればお金になる」「資産価値がいくらか」という話ではなく、健康・気持ち・穏やかに暮らすというのが大切だと思います。毎日ストレス無く楽しく気持ちよく暮らすというのを含めてお金の価値に換算できると思います。よく一方的にお金だけで比較する人がいますが、世の中そんな簡単なものではないという話です。

私は建築をやっているので家は自分で建てていますし、家を建てることを無理には勧めません。しかし、家はいいものだよと言いたいです。一生懸命に仕事をして自分の家に帰ってきて、人目を気にせず子供が喜んで遊んでいて、大人はお酒を飲んで寝ちゃってもいいですよね。ちょっとした庭があればバーベキューもできるし、子どもたちが小さければプール遊びもできます。

自分の家だと庭の草をむしることも楽しみみたいな感じになります。そういうのも人生の楽しみの1つだし、安らぎでもあります。ちゃんと働いてお金を払って自分の家を持って、自分の子供・孫が遊びに来て、みんなで忘年会・新年会をやるのもいいですよね。孫が大きくなったら孫だけ泊まっていくだとか、そういうも楽しみだと思います。私もそういう老後を送りたいです。そういうことをしながら死んでいくというのは、すごく楽しい人生だったんじゃないかなという感じがします。

このくらいの事しか言えませんですけど、ぜひ参考にしてみてください。