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 | 2020.02.11

1種換気がカタログ通りにならない条件

今回は一種換気について
解説をします。

気密が悪い家に
一種換気を付けても
結局は意味がないと
別動画で解説をしました。

1種換気が機能する設計ポイント

1種換気を付けてもダメな家

それと似たケースを
解説します。

例えば
冬の外気温が0℃、
家の中の温度が20℃
だとします。

この時にそのまま
0℃の空気を中に入れて
換気してしまうと、
中の暖かい空気が
冷たくなってしまいます。

なので熱交換といって
ある程度空気を暖めて
から中に入れるのが
一種の熱交換型換気です。

その効率というのが
メーカーさんによって
違いますが、すごい物だと
90%というのもあります。

室温が20℃とすると
その90%は18℃ですね。
0℃の空気を18℃にして
中に入れてくれます。

こう単純に見ると
ものすごく良く見えます。

ただこの考えが
間違っている
会社さんがあります。

これはあくまでも
ちゃんと気密が取れていて
一種換気の所だけで
空気が移動してる場合
だったら良いんですよ。

ただ一方で、
お風呂やトイレで
換気をしてるとか、
キッチンのレンジフードで
換気をして熱をどんどん
捨てたりしていると、
流量が合わなくなって
しまいます。

例えばこの機械は
1時間あたり何立米(㎥)の
熱処理はできるという
性能を持った物です。

例えばこの家は、
何台あればこういう数値の
熱交換になるというのを
計算して付けます。

当社が扱ってる
メーカーさんの熱交換器は、
36坪ぐらいまでだったら
4台ぐらいあれば熱交換が
上手くいきます。

そういう計算なのに、
トイレで換気したり
レンジフードをまわすと、
元々の設計が合わず、
90%あったはずの熱交換が
場合によっては50%になる
という事もあるんですね。

なので一種換気は
熱交換型でものすごく
良い物ですが、
こういう所まで考えないと
効いてると思っているのは
お客さんだけで、実際には
利いてないという事が
意外にあります。

この辺りはくれぐれも
お気を付けいただきたいと
思います。