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 | 2019.03.31

夏涼しい家をつくる方法とは?【日射遮蔽(しゃへい)編】

今回は夏涼しい家のつくり方を解説します。

夏涼しい家をつくるために
一番重要なのが「日射遮蔽」です。

たとえば断熱材を
壁や天井に一生懸命入れたとします。

でも残念ながら、
断熱だけしっかりしても
家の中は涼しくはなりにくいです。

その理由は、
「窓」選びは超重要。窓選びの基準を解説しました。
でも解説した通り、
窓から入ってきてしまう熱の量が
ものすごく大きいからです。

夏と冬で多少違いますが、
だいたい家全体の60%くらいの熱が
窓から侵入してしまいます。

そこで窓をトリプルサッシのような
高性能な窓にするという方法もありますが、
やはり窓はガラスなので限界があります。

そんな時に一番有効なのが、
「日射遮蔽」といって太陽熱を外で
カットするという方法です。

要するに日陰をつくってしまうというのが、
一番手っ取り早くて効果がある方法なのです。

たとえば庇(ひさし)を伸ばすことで
日陰をつくって窓に光を当てないとか、
グリーンカーテンや葦簀(よしず)を用意するなどです。

あとは専門的な商品で
アウターシェード(YKK)というものもあります。
そういうものを付けて日差しをカットし、
日射遮蔽するという方法があります。

いずれにしても、こういう方法だと
断熱をやる以上に家の中が涼しくなります。
ぜひ皆さんも家をつくられる際にこういう理屈を
覚えておいていただきたいと思います。

一方で、屋根のない家があります。
四角いスタイリッシュな家です。

この場合は日陰がつくりづらいです。
もしこういう家をつくるのであれば、
日射遮蔽をかなり考えないと、
家の中が暑くなってしまいます。

1階は葦簀やグリーンカーテンでいいですが、
2階は屋根がないのでアウターシェードを
つけるなどしてガラスに徹底的に
日を当てないということを考えなければいけません。

あともう一つ。
四角い家には画像部分の空間がありません。

ということは、
屋根に当てられた熱が
ダイレクトに家の中に入ります。

屋根の断熱材をかなり厚く強化しないと、
本当に暑い家になってしまいます。

もし皆さんが
こういう形の家をつくるのであれば、
窓の日射遮蔽をきちんとするということと
屋根に厚い断熱材を入れておかないと、
夏は暑くなってしまいます。

これをよく覚えておいていただければ、
本当に夏は涼しい家になります。