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ホーム > ブログ > YouTube > 遮熱ガラスよりも効果がある素材とは
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 | 2020.02.29

遮熱ガラスよりも効果がある素材とは

今回はガラスについて
解説をします。

別動画でも言いましたが、
夏涼しい環境を作るためには
窓からの日射をカットする
というのがものすごく
大事です。

夏涼しい家をつくる方法とは?【日射遮蔽(しゃへい)編】

冬は断熱を良くした方が
家の中は暖かくなりますが、
夏は断熱を良くしても
窓が遮熱しなければ逆に
暑くなってしまいます。

窓からの熱が室内に入って、
逆に保温状態になります。

なんと言っても、
夏に涼しい家をつくるには
窓からの光をカットする
というのがポイントです。

そこでよくやるのが
遮熱ガラスを使うという
方法があります。

今はペアガラスが
多いですが、太陽熱を
外側で遮熱をしてくれる
ガラスがあるんですね。

一方で断熱ガラスは、
熱は通して内側から
熱を出さないように
返すものです。

こういう2種類の
ガラスがあります。

一番良いのは
遮熱も断熱もすれば
いいですが、なかなか
そういうガラスはないです。

家づくりの基本として
西と東と北からは
日射取得が期待できません。

そちらのガラスは必ず
遮熱カットする方です。

ただ南側は日射取得を
どうしても取りたい場合に
断熱ガラスにしないと
熱が入らなくなってしまう。

ただそのままだと当然、
夏は暑いじゃないですか。

例えば群馬県太田市は
ものすごく暑いから、
夏の事を考えたらやっぱり
断熱じゃなくて遮熱です
という方もいるらしいです。

もしくは
トリプルガラスにして
さらに遮熱をした方が
良いんですよと言われる
住宅会社さんもいる
らしいです。

これは絶対に
間違いではありません。

ただもっと良い
方法があるんですね。

それがガラスに応じて
他の物を足していくという
方法なんですね。

こういう数値があります。
ペアガラスの遮熱ガラスだと
日射取得率は0.40です。

あるメーカーさんの
トリプルだと0.33に
なります。

日射カットが
ものすごくできますよね。

ただその分、
今度は日射取得が
悪くなり冬は寒くなって
しまいます。

では断熱型のガラス。
光をカットしないガラスだと
遮熱が弱くなりますから、
トリプルガラスは0.54、
ペアガラスは0.64です。

遮熱型0.40が断熱型0.64、
遮熱型0.33が断熱型0.54に
なっちゃうので、それだけ
熱を取り込んで暑くなる。

でもこれに、
アウターシェードという
ものを付けると、
トリプルガラスは0.12、
ペアガラスは0.15に
なるんですね。

断熱タイプのガラスでも
アウターシェードをすると
0.15まで高まるので、
結果的に遮熱量がすごい
ですよね。その上、
冬はちゃんと太陽光を
取り入れてくれる。

なのでトリプルガラスが
0.33だから遮熱して
夏は涼しいというのは
一方では合ってますが、
冬場のマイナス面もある。

それを考えて
トリプルガラスで0.54と
遮熱性能が下がるけど、
アウターシェードをやる事で
最終的には0.1になるという
理屈があります。

難しいかもしれませんが、
単純にトリプルガラスを
付ければ家全体が良くなる
というわけではないという
事を覚えておいてください。