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動画コンテンツ
 | 2021.08.30

寒い場所には断熱ガラスを使う方が良いか?

今回は窓の話です。

▼Low-eガラスの間違った使い方

Low-eガラスの間違った使い方

ずいぶん昔に配信した動画です。
Low-Eガラスってわかりますか?

熱線反射ガラスと言って、
遮熱タイプと断熱タイプがある。

遮熱タイプと言うと、
夏の熱をカットしてくれて
涼しくなるようなイメージだと思います。

では断熱タイプはどうでしょうか?
恐らくですが、暖めてくれるような
イメージがあると思います。

熱を逃さないような
暖かい窓ってイメージですね。

YKKAPさんのサイトを見ると、
冬の寒さを防ぐには断熱ガラス、
みたいな感じで書いてあります。

一般的に北の部屋は寒いですよね。
陽が当たらないですからね。

そういうところに
部屋を作った時は断熱ガラスじゃ
ないと寒くなっちゃうと思います。

パッシブ設計の基本というのは、
南側に大きな窓を付けて、
他の窓は採光面積の窓を付けて
大きな窓は付けないようにします。

なおかつLow-Eガラスを使う時に、
南面は断熱タイプ、
他は遮熱タイプにします。

これがセオリーです。

でもこれを見た時に、
一般的な消費者の方は
北は寒いから断熱だろうと
思いますよね。

東も同じで冬に
遮熱する意味はあるの?と
思いますよね。

さて窓には性能値があります。

全く同じサイズの樹脂窓があって、
遮熱タイプ・断熱タイプと
分かれていたときに、
決定的に違うことがあります。

それが日射の取得率です。
要は熱の入りが1.5倍くらい
違います。

現代の家づくりは、
夏を旨とするのではなく
冬を旨とするのがセオリーです。

夏の冷房エネルギーよりも
冬の暖房エネルギーの方が
かかるからですね。

つまり遮熱窓に対して
断熱窓の方が1.5倍も
日射取得がアップします。

これをよく
覚えておいてくださいね。

暖めてくれるわけではありません。
熱の透過が多いという意味です。

断熱・気密だけを良くしても、
日射をちゃんと入れないと
家は暖まりません。

UA値が下がったと言って
喜ぶ会社さんがあるようです。

確かにUA値が下がれば
熱の損失は減りますが、
日射が入らなくなるので
暖まらない家ができたりします。

家は基本的に
熱源を作らないといけないので、
エアコンを使うか日射を入れるか
しないといけません。

日射を入れた方が安いので、
南側に大きな断熱窓を入れて、
日射取得で家の中を温めます。

もちろん夏は
アウターシェードを付けたり
屋根を伸ばして日射遮蔽します。

つまり、遮蔽することで
断熱窓を遮熱窓にするよりも
効率は良いという考え方です。

冬場の太陽は
朝の8時から午後の3時半とか
その間でいかに日射を取り込むかが
勝負になります。

夏は北面でも熱が入るほど
太陽が出ているので、
遮蔽をしなきゃいけません。

結論ですが、
窓ガラスの断熱性能は
遮熱窓の方が性能が良いです。

熱を逃がさない窓は、
断熱窓よりも遮熱窓の方が
良いということです。

遮熱窓にすると、
夏の熱もカットしながら
熱も逃さなくなります。

これを断熱窓にすると
逆に熱が出てしまいます。

断熱窓というのは
熱を取り込める窓という
意味ですね。

だから遮熱窓を
北側に作ることは窓の性能が
上がっているし、カットも
できるので良いことです。

例えば目の前に
高いビルが建っていて日射取得が
できないということであれば、
熱損失の方が大きくなるので
断熱窓ではなく遮熱窓の方が
良いということですね。

冬を旨とする設計をするなら、
断熱タイプにして1.5倍の熱を
入れた方が効率が良いです。

その他にも紫外線カット率や
可視光線透過率もあります。

南については確かに
断熱タイプを使うことで
紫外線カット率や
可視光線透過率が
遮熱タイプに比べて劣りますが、
アウターシェードなどで
対策ができるので、
南側は可変の場にしておくのが
セオリーです。

暖めることもできれば
閉じることもできる。

これがパッシブ設計の理論です。

ぜひ参考にしてください。