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 | 2026.02.05

①輻射式暖房機が厳しい理由②初心者&無資格の現場監督も多いかも③昔の家は良かった・・・と言うノスタルジー④大手ハウスメーカーなら医療施設を作れるのか?⑤2Fホールにある壁掛エアコン空調は厳しい

https://youtu.be/D_3tGuInaXQ

今回はYouTubeに対するコメントを紹介します。

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築100年の我が家は、高齢の母がいたため13年前に部分リフォームで蓄熱暖房機を設置しました。高気密高断熱住宅ほどの性能はありませんが、一定の効果は感じていました。母が亡くなるまでの冬は毎日稼働させていましたが、電気代の高騰で負担が大きくなりました。その後は平日日中不在のため土日のみ運転し、出費を抑えています。エコキュート故障による入替の際、蓄熱暖房機撤去に補助金が出ると知り、かつて推奨されていた設備が10年余りで撤去対象になることに戸惑いを覚えました。ただ、現在も故障はなく、休日のみであれば有効活用できると考えています。
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私の今住んでいる家も15年前に建てました。この人とちょっと被っていますね。その当時、蓄熱暖房機はものすごく深夜電力とマッチしていたので、私もつけましたが、途中から電気代の高騰で大きな出費になりました。今はただの飾り物になっています。撤去するにもお金がかかるので、もう飾り物です。このまま一生置いてあると思います。電気は全部切ってしまったので作動はしません。こういうのも時代の風物詩かなと思います。

蓄熱暖房機もそうですが、オイルヒーターも全く同じですよね。何か物体を暖めて、その暖めた熱を流します。床暖房もそうなんです。不凍液というものを暖めて配管の中に入れて、それで床や室内を暖めます。輻射熱でロスがどんどん出てしまいます。何かを暖めた熱で、また何かを暖めるというのを繰り返せば繰り返すほどロスが出てくるので、やっぱり難しいですよね。床暖房はヒートポンプ式なので、まだいいとは思うのですが、そうは言ってもマイナスです。

床暖房のいいところは、敷いてあるところが全面暖かくなるというところですが、将来の故障リスクがあります。床下に埋め込んでいるものの故障リスクや、メンテナンスの問題などもあります。たしかにヒートポンプを使ってやっているのですが、結局ヒートポンプが壊れたらダメじゃないですか。会社さんによっては、1台のヒートポンプで床暖房と壁掛けエアコンをやっていたりするので、床暖房を使っているとエアコンを使えない、エアコンを使っていると床暖房を使えないということになります。兼用してしまっているので、こっちとこっちは一緒に使えません。なおかつこれが壊れてしまうと両方ダメになるというリスクもあるので、特殊なことはしない方がやっぱりいいかなという風に思います。

断熱・気密をちゃんとします。暖かさでいえば日射取得、涼しさでいえば日射遮蔽をやるというパッシブ設計の基本です。そこをやった上で、エアコンというシンプルで交換も楽で、なくならないと思われるような機械を上手に使うのがいいと思います。何と言ってもエアコンのよさというのは、熱を空気で倍増させられるところです。それによって暖かい熱を空気で倍増させることができます。あとは太陽光をつけているお家であれば、それを使いながらできるというメリットもあるので、メンテコストがかからずにできるというのは事実ですよね。

当社が2年前に引き渡しをさせていただいた、すごく仲よくしてもらっている前橋の若いお客さんのお家だと、去年は年間の平均電気代が月4000円ぐらいで済みました。空調システムの問題や家の性能もありますが、あとは太陽光との整合性というのかな、そういうところがいいんじゃないかなと思います。太陽光にもいろいろな問題があると思うのですが、そういうところだけを見る分には、いいんじゃないかなという感じがします。

次です。

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時々コメントさせて頂いている2級で構造・省エネの計算仕事をBtoBでやっている者(元大工・元現場監督)ですが、現場監督を育てられず使い捨てのように扱うビルダーは論外としても、多くの中小ビルダーや一部大手でも監督の求人を見ると初心者歓迎・資格不要が多いと思います。設計も監督も給料が安いのは人を育てないからで、育たなくても使い捨てで良いとしてきた業界の闇です。私はそうした闇ばかり見てきたので、今はフリーで一人でやる方が楽で、2級の身で1級のクライアントにも厳しいことを言っています。真剣に学んでいる小規模工務店が一部にいる一方で、何も考えていないビルダーが多すぎます。建築に興味がないのに、儲からず責任の重い住宅を建てて売るビジネスをなぜやっているのか不思議に思います。
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この人は実務者で、私と同業の人です。元となる動画はユニットハウスのメリット・デメリットというものです。よく「初心者歓迎・資格不要」で募集していますが、家を建てるのにそれでいいのかなと思います。資格は学んでから取ればいいと思いますが、全くの初心者歓迎というのは、家づくりに関しては難しいと思うんですよね。ルートセールスだとか、決まっているものを店頭で販売するんだったらいいのですが、家はそういうものじゃないです。そういう求人をしている会社さんは、私の中ではうーん?と思います。どんな家を作っているのかなという感じです。

前にメルマガで言いましたが、1級だからといってそんなに大したものではありません。そりゃあ持っている方がいいとは思います。私も1級を三冠王で持っていますが、だからといって仕事ができるとか、物事を知っているというのとは全く別の話です。前職で某大手ゼネコンの下請けをやった時、ゼネコンの現場監督さんはいい大学を出て1級を持っている人でしたが、話が全く通じませんでした。この人は何を言っているの?という感じでした。全然実務をやっていないのがわかります。法律は知っているのですが、実際どうやるんですか?と聞くと、その辺りは上手くやってくださいと言われます。図面に書いてあるんですけど納まらないんですよ!と言っているのに、その辺りはよく考えてくださいと言われる。提案してくれれば検討します、みたいな感じです。

家づくりって何なのかなと思うことがあります。爺さんが大工で、親父はそこへ修行に入りましたが、爺さんと喧嘩して別れて、自分で建築会社を作りました。私はそこに入りましたが、仲が悪くなって離れました。元々はゼネコンだったので、いろいろな公共工事をやったりビルを作ったりしていましたが、途中から住宅事業部というのを私が作って、なかなか面白いということになりました。お施主さんと夕方に打ち合わせをするんです。夜7時半〜8時頃に伺って、ご飯食べた?と聞かれて、まだなので終わってから食べに行きますと言ったら、食べた方がいいよ、残り物だけどとご飯を出されて、打ち合わせをする。なかなかローカルで楽しかったです。住宅って面白いなと思いましたが、親父とイザコザがあって会社を辞めて、自分で会社を作って25年になります。その後、残念ながらうちの親父の会社は倒産してしまいました。

ローコスト住宅が流行ってきて、残クレ住宅ローンで、デフレの中でも誰でも彼でも家を借りられるようになりました。貯金もない、土地もない、稼ぎも少ない、ないない尽くしというやつですね。そういう人でも家が建てられてしまう。アパート並みの家賃で建てることができるというのは、本当に特殊な状況でした。そういうものがビジネスモデルとしてできました。そこにバーンといろいろな業種が入ってきて、猫も杓子も住宅をやると儲かるぞ!という感じになってきました。

今までは大工さんが一生懸命やっていた感じだったのが、経験の全くない人が普通に入ってきて売りまくってしまう。逆にそういう人は怖さがわからないから売れてしまうんです。ちょっとそれは言えないだろうとか、それは嘘だろうということまで普通に言えてしまう。そういう感じで押してしまうから、おー!とハンコを押してしまった結果、とんでもない家ができたというのは事実です。

昔の家は持ったけど、今の家は持たないみたいに言われるじゃないですか。それはノスタルジーが入っています。昔の家でも持たない家もあります。でもやっぱり昔の家の方が、まだちゃんと作っていたなというところはあります。構造でいうと断熱・気密は全くないのですが、ローコストが繁栄して素人化した時に、いろんなやつが入ってきて、すごい家ができているなというのは本当に感じました。今でもそれをやっている人はいますけどね。そうなるとやっぱり「真剣に学んでいる小規模工務店が一部にいる一方で」という話になります。これは難しいです。そういうのでも安くていいじゃん!と思う人も多いし、そんなことはないんじゃないの?と思う人もいる。それはその人の考え方なので、いい・悪いは言えません。

次です。

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一種換気でも除湿機能としては厳しいという見ました。餅は餅屋というか、除湿機や空気清浄機の代わりにはならなくはないものの、機能的にはかなり下位互換なので、あくまで換気扇として見ないとおかしくなりますね。
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これも不思議なんですけどね。素人の方で、私みたいに家づくりをしているわけじゃないから、現場に行ったことはないと思います。たまたまそういう動画を見て、よく考えたらそうだよな!と思う人もいます。でも一方で、一種換気をつけているのに湿度が下がりません!みたいなことを言う人もいます。でもそもそも一種換気は除湿機じゃありません。外から来ているものを変換して中に入れるだけのものであって、家の中をどんどん除湿するものではありません。あれは換気扇なんですよね。理論的にそうなっているものだから、それに対してとんでもなく期待してしまうのは、おかしいと思わないのかなという感じです。

この辺りはセンスかなと思います。そもそも一種換気はこういうものですし、一種換気を機能させるためには気密性能が高くなければ成り立ちません。こういうことを言った時に、普通に考えたらそうですよね!となる人もいれば、うーん?となる人もいます。でもどう考えても理論的にそうじゃないとおかしいです。物づくり系の会社をしている人は、そう言う傾向が高いです。お客様の会社が物づくり系だったりすると、そんな簡単なものじゃない、そんな簡単にできるわけがないというのが、どこかにあるんだろうなと思います。

私がよくFacebookやXに投稿している、今年の1月に上棟させていただいた今年度1番目のお客さんは、有名で聞いたことのあるような製造会社にお勤めです。その方は実際に現場に出ているわけではなくて、プログラミングや仕組みを作っています。プログラムというのは、これがあって、もしエラーを出したらこうで、今度はこうで、という風に全てを想定しながらやらないといけません。これで済むものじゃありません。想定に想定を重ねて、いかにやるかという感じです。想定しすぎると今度はコストがかかるから、それをいかにいい塩梅でやるかというのはセンスになってしまいます。その方は私と同い年の年配の方で早期退職してしまったのですが、今の若い人はそういう教育をしていないから、想定が甘いというのがあると思います。会社はそういうことにそんなに時間をかけていられません。昔は時間をかけて学んでいましたが、今はそれができません。取引先のメーカーさんによっても、安ければそこまで想定しなくていいというところもあれば、そこまで想定してもらいたいというところもあります。だから作り方が変わってしまうんです。

私と全然違う製造業のところでもそういう話を聞くと、物づくりはみんな同じなんだなという感じがします。あくまでも一種換気というのは換気扇であって、除湿機ではありません。うちの某事務員さんが某工務店さんの家に住んでいて、一種換気がついているのですが、夏の湿度で参ったと言っていました。間取りの問題もあれば、日射取得の問題もありますし、一言では言えません。

次です。

健康に暮らせる家は誰もが憧れると思います。でも一般消費者が入手することは難しいのが現実です。おそらくそのような基準をクリアできる建物は病院などの医療施設でしょう。医療施設の建設を請け負えるハウスメーカーは積水ハウスと三井ホームくらい。地方の工務店で医療施設を請け負えるような会社はあるのでしょうか。高気密・高断熱住宅での除湿の難しさは想像の遥か上を行くものでした。住んでみて、再熱除湿エアコンに期待したのは間違いでした。

高気密・高断熱住宅を建てたのでしょうね。どこかの地元工務店さんで。再熱除湿エアコンをつけても上手くいかなかった。あくまで想定です。地元工務店じゃなくて、医療施設を請け負うような積水ハウスさんや三井ホームさんだったらよかった、というご意見なのかなと推測しました。ちょっと反論ですが、積水ハウスさんも三井ホームさんも、医療施設は作っていないと思うんですよね。

個人のお医者さんの木造の建物は、たしかに三井さんは得意なんです。三井さんはお医者さんのネットワークがものすごく強くて、紹介で受注します。個人の開業を手伝うという感じです。大きな病院に勤めている人が開業する時に、土地からお金から全部あっせんしてあげるのが上手い。そこはノウハウとして持っています。ただ、大きな病院の手術室の無菌状態の基準と、小規模の開業医の基準というのは全く別です。赤十字病院みたいな病院は、三井さんと積水さんは作れません。あれは大手ゼネコンじゃないと無理な世界なので、そこは勘違いされているかなと思います。

あとは、積水さんと三井さんの家がちゃんと除湿できているかというと、ハテナがつくところもあります。かといって馬鹿にしているわけではありません。もしかしたら勘違いをされているんじゃないかなと思っています。そうは言っても、高気密・高断熱住宅というのは作り方によっては除湿は難しいです。メルマガやYouTubeでも何度も言っていますよね。窓を少なくしてUA値を下げる方向に行くとおかしくなってきます。その状態で再熱除湿エアコンをつけても機能しません。エアコンがどうやって機能するかという前提ができていないからです。

あとはエアコンの位置の問題です。2階のホールの壁の上の方に壁掛けエアコンをつけて、家全体を空調するというのは、よっぽど間取りが開放的でコンパクトで、冷気の流れとリターンが上手く効かないと無理です。下田島モデルハウスを見てくれた方はわかると思います。はっきり言ってそうなっています。すごく簡単でシンプルな空調方法でも、ちゃんとなる実例です。ただ、この状態で家族4人が住めるかというと、多分住めません。プライバシーが全くないですからね。やっぱり家というのは、住む人の住まい方によって変わります。下田島モデルハウスは日射取得ができるからいいのですが、できないと全く変わってきます。特に都心部で狭くて四方が囲まれていて、さらに多層階で3階になると、余計に難しいです。3階の一番上のホールにつけたエアコンから、下まで冷気が落ちてくることはありません。そういうのを見学したことはありますが、これは難しいんじゃないかなと思いました。

何となく気密を高めて断熱をよくしておけば、冷たい空気がバーンと落ちて何とかなるんじゃないの?と思うのかもしれませんが、私は絶対にならないと思います。いずれにしても、このコメントをした方に対して批判があるわけではありません。違うんじゃないかなと思ったので、私なりの意見を言わせていただきました。