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動画コンテンツ
 | 2022.06.13

①引渡し後にエアコンを付けたら気密性能に影響が出るか?②ハニカムブラインドの取付け位置で性能が変わる

今回は質問コーナーです。
まずは最初の動画です。

▼付加断熱は通気層がいらないのか?
https://www.kosodate-sekkei.co.jp/blog/fuka_dannetsu_tsuuki/

壁内の下地補強をした後に
気密シートを施工するのが
正しいですか?と。

エアコン等、
後からつけた際に気密が
低下することはありますか?
というご質問です。

例えばエアコンは
壁を貫通しますよね。

その際に気密シートを
切ってしまいます。

また下地補強と言って
エアコンを付けるための
金具を壁に留めますが、
それは壁の中にベニヤ板を
貼っておいてそこに付けます。

これもエアコンを付けるときに
ビスを打つので、気密シートにも
穴が空きます。

簡単に言うと、
ベニヤを壁の中に貼って
ベニヤの上に気密シートを
貼って、何本かビスを
留めたからと言って、
気密がすごく劣化するのは
ないと思います。

もちろん
穴を開けない方が良いですが。

理想で言うと、
建築屋さんがエアコンまで
含めて気密のことを
考えながらやるのが
良いと思います。

床下エアコンを付ける時も
屋根裏エアコンを付ける時も、
貫通処理と言って
穴を開けた所は電気屋さんが
コーキングできちんと止めて、
気密シートが貫通した周りも
テーピングをした上で
漏れにくいようにするのが
理想です。

例えばこんなケースがあります。

下地は住宅会社さんが付けて、
エアコンはお客さんが付ける、
というケースです。

壁に穴が開いていれば
どんな電気屋さんが来ても
エアコンを持ってきて
穴を通せば良いだけですが、
中には穴が開いておらず、
下地のベニヤも入っていない
という場合もあります。

そういう状態で電気屋さんに
エアコンの設置を頼んだ時は、
ドリルで穴を開けます。

どういう風に
防水をするのかわかりませんが、
外側だけコーキングで防水をして
付けちゃうこともあります。

当然、気密も
失われてしまいます。

それから穴が
1ヵ所開いたからと言って
耐震性に影響が出る
わけではありません。

ただ筋交い工法で
筋交いに当たったときに、
筋交いの一部がカットされると
その筋交いはほとんど
効いてないことになります。

実際にそのような現場を
見たこともあります。

当社が去年に
建て直しをした家が
そうでした。

エアコンを付けるために
後から開けたとわかる壁で、
解体したら筋交いを
思い切り切っていました。

防水処理も良くなかったので、
そこから水が入って土台が
カビだらけになっていました。

これは脅しではなくて、
日本全国にそういう家は
あると思います。

もっと言えば、
貫通孔を間違って斜めにすると
水がどんどん入っていきますが、
それもわかっていない人が
多分いると思います。

昔の方はなんとなく
感覚でわかっていましたが、
今は理屈がわからない
職人さんも多い気がします。

たかがエアコンですが、
こういうのは気を付けた方が
良いと思います。

では次の動画です。

▼①ハニカムブラインドを勧める理由②巨大吹き抜けとスキップフロアの危険性③構造用合板には使ってはいけない部材がある
https://www.kosodate-sekkei.co.jp/blog/blind_floor_gohan/

ハニカムブラインドの付け方で
正面付け・天井付けで効果は
変わってきますか?という
ご質問です。

まずハニカムブラインドは、
窓の性能を補う役割があります。

いくらトリプルガラスでも、
断熱に比べると大したものでは
ないので、熱はどんどん
損失します。

パッシブ設計の基本ですが、
南面は日射取得面でもあり、
できれば大きな窓を付けたい
ところです。

ただ大きな窓を付けることで
マイナスにも働くので、
ハニカムブラインドなりで
補う必要が出てきます。

要は南側の窓は
可変するイメージです。

西面・北面・東面は
基本的に熱が出るばかりなので、
この面に大きな窓を付けるのは
よくありません。

ただ環境的に
南側に大きな建物が建っていて
風景が楽しめない時は、
北面の方に大きな窓を
付けることもあると思います。

そういう場合に
ハニカムブラインドなりで
補うこともあるわけです。

さてご質問に戻ると、
ハニカムブラインドは
窓枠につけます。

その付け方に、
天井付けと正面付けの
2パターンがあります。

天井付けというのは内付け、
正面付けというのは外付けです。

窓枠の内側に付けるのが
内付けで、窓枠の外側に
付けるのが外付けです。

このどちらが
効果が高いのか?
という話ですが、
率直に言うと内付けです。

窓の中にぴったりと合うように
オーダーで作ったものであれば、
内付けをした時に隙間が
空かなくなります。

そうすると冷気が来た時に
窓の中でガードしてくれるので、
効果を発揮しやすくなります。

その代わりデメリットは
すごくガードしてくれるので、
窓ガラスが結露する可能性も
高くなります。

外付けの場合は
窓枠の外から垂らすので、
どうしても隙間が空きます。

その代わり、
中の温度差がなくなるので
結露しにくくなります。

理屈として効果を高めるなら
天井付けの方が良いですね。

ただし、
窓枠の中の寸法を全て測って
オーダーしないと、
微妙に隙間が空いたりします。

さらに、壊してしまうと
またオーダーになるので、
場合によっては高くなります。

最近あった例だと、
猫が引っ掻いてしまったり、
お子さんが走り回った拍子に
ヒモに引っ掛けちゃって
壊れたということがあります。

そういうところが
ハニカムブラインドは
面倒かもしれませんが、
その分、性能も上がります。

物事は長所も短所も必ずあるので、
そういうものだと思って
いただければと思います。