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動画コンテンツ
 | 2022.01.10

Ua値だけを比較しても無意味なワケ

今回はこんな
コメントをいただきました。

ある方が
インスタグラムを見たときに、
3つの家のUA値が全く
一緒なのに温度差がある
という投稿だったそうです。

それはなぜですか?
というご質問ですね。

UA値については
過去に解説をしてきました。

▼Ua値とは何か
https://www.kosodate-sekkei.co.jp/blog/uachi_toha_nanika/

▼Ua値が良くても寒くなる家がある?
https://www.kosodate-sekkei.co.jp/blog/uachi_yokutemo_samui/

▼Ua値が良くても住み心地が悪くなる事がある
https://www.kosodate-sekkei.co.jp/blog/uachi_sumigokochi_warukunaru/

UA値というのは
簡単に言うと熱の損失量の
平均値です。

そう聞くと、
熱が出にくいなら
暖かいんじゃないの?と
普通は思いますよね。

ただ家は
物体として見た時に
暖かくも涼しくも
ならないんですよ。

極端な話、
いくら断熱材を厚くして
気密性能を高くしても、
それだけで暖かくも
涼しくもなりません。

厚手のジャンパーを着たら
暖かいでしょうと言われると
そうだよね、となるかも
しれません。

ただそこには人間の体温、
つまり熱源があるわけで、
その熱源を暖かいダウンで
逃がさないようにするから
暖かいんです。

仮に0℃の体温の人間が
厚いジャンパーを冬に着ても
暖かくはなりません。

要するに、
熱源がなければ
温まらないということです。

家に置き換えれば、
パッシブ設計のように
太陽熱を入れて温めるのか、
エアコンを使って温めるのか、
ということになります。

人間は1人あたり
100Wぐらいの熱を出すと
言われていますから、
6人家族だったら600Wの
熱を出しています。

600Wと言ったら
大きな掃き出し窓1つから
入る太陽熱ぐらいあります。

家電製品も熱が出ますから、
仮に超高断熱住宅で
熱損失を抑えていけば
人間の熱と家電の熱だけで
家の中が温まります。

その代わりとんでもない
コストがかかるので、
それならそこまでの家を
作らずにエアコンを使った方が
安いという話もありますが。

蛇足ですが、仮に
トリプルサッシを使っても
断熱材に比べればその性能は
大したものではありません。

なので 窓が無い方が
熱損失は減るので、
UA値も下がることになります。

ただ窓がないということは
日射が入らなくなるので、
家の中は温まりません。

つまりUA値は良いけど
暖房機をかけるので
燃費は悪くなる家が
あるというわけです。

もっと言えば、
夏は何をやっても暑いです。

すごい断熱材を入れても、
空気が暑いので家の中も
暑くなるはずです。

エアコンで冷やさないと、
やっぱり冷えないですよね。

高性能の断熱材・窓にすれば
冷やした熱が出にくい、
というだけですね。

いずれにしてもUA値は
1つの指標であって、
それだけで夏が涼しくなるとか
冬が暖かくなるということは
理論的にはありません。

消費者の方もこういう
理屈は覚えておいた方が
良いですね。

もしUA値がどうとか、
自分の家がどうとか
言われたとしたら、
それは具体的にどういう
ことなんですか?と
聞いてみることを
していかないといけません。

UA値が低いからと言って
それだけで住み心地が良くなる
というわけではないのは
覚えておいてください。