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 | 2022.01.15

①30倍発砲ウレタンとグラスウールはどっちがいい?②「なんでもできます」という工務店は疑うべき

今回は質問コーナーです。
まずは最初の動画です。

▼①耐震等級3の基礎は少ない②グリットポスト基礎とは何か?③遮熱シート+発泡ウレタン=涼しくて、暖かい?
https://www.kosodate-sekkei.co.jp/blog/taishin_kiso_shanetsu/

そこでこんなコメントを
いただきました。

発砲ウレタン離れが
起こりつつあるという
お話ですが、今後のことを
考えるとやや性能が落ちても
グラスウールの方が
良いのでしょうか?
というご質問です。

確かに最近の傾向として
発泡ウレタンを使われる
会社さんとグラスウールを
使われる会社さんで
二極化している感じがします。

建売の会社さんを見る限りは
グラスウールは使わないで
発泡ウレタンを吹いている
会社さんが多いでしょうかね。

大工さんの手間も減らせますし
気密も簡単に取れますからね。

別に発泡ウレタンが悪い
わけではありませんが、

発泡ウレタン離れが
落ち着いている話も
聞きます。

さらに以下の
コメントもありました。

発泡ウレタンをやめて、
性能の良いグラスウールを
目一杯に仕込んでも
発泡ウレタン80mm相当の
性能が担保できないと
施工依頼予定の工務店さんから
言われていると。

スキンカットは
どうしてもあるとの回答で、
それなら30倍発砲を
検討しようと思っていますが、
これを施工できる会社が
見つかりませんと。

30倍発泡は
100倍発泡をやっている
ところでもできると思います。

30倍の材料を使って
やればいいだけですからね。

そこに別の方も
コメントをくださっています。

HPをしっかり作っていて、
ブログで建設現場を
公開しているところに
話を聞きにいってみることを
おすすめしますと。

これは本当に
その通りですね。

建設現場を
公開しているというか、
現場はこういうものだと
いうことを書いてない
住宅会社さんは、
そんなに現場のことを
気にしないのかなという
感じがします。

そもそも
そういう会社さんを選ぶ
お客さん自身が現場のことを
気にしないというのも
あるかもしれませんが。

もちろん、
その会社さんが対象としている
お客さんが施工や断熱・気密より
デザインやおしゃれさを気にして
来ているので、そこを公開しても
お客さんのためにはならない、
という理屈もあるので、
良い・悪いは別です。

当社のお客さまは
カッコ悪い家は嫌だと思うし、
性能や耐震もしっかりして
ほしいとお考えです。

話を戻すと、
30倍発泡で80mmを吹くなら
柱のサイズを120mmぐらいに
しておかないとスキンカットの
量が多くなると思います。

当社でも
30倍発泡を使っていますが、
120mmの4寸柱を使って
なるべくスキンカットを
しないようにして90mmまで
吹いた例もあります。

そうすれば熱抵抗値で
確か4.Xくらいまでは
いったはずです。

やや性能が落ちても
グラスウールの方が
良いのでしょうか?
というご質問は、
正直、難しいです。

断熱性能が高くて
UA値が低くなれば
夏涼しくて冬暖かくなるのか
というと少し違います。

極端な話を言うと、
UA値が高くなったとしても
その分を日射取得で補う方が
トータルとしては快適なことも
正直あります。

特に冬は
UA値が上がったとしても
その分を日射取得で補う
という考え方もあります。

断熱材の性能だけで
全てOKという理屈は
ありません。

それから
こんなコメントも
追加でいただいています。

・不慣れな作業はさせない。
・現場監督の年間10棟あたり
1人いることを確認する。
・嫌な予感がしたら引き返す

これは本当にその通りですね。

不慣れな作業を
させないというのは、
要はやったことのないことを
やらせることは怖いことです。

床下エアコンを
やったことがない工務店に
床下エアコンを頼むのは
かなり怖いです。

何でもできますと言う
住宅会社さんもいますが、
餅は餅屋という言葉があるように
何でもできると言ってしまうのは
怖いですね。

それから何でも
即答しちゃう営業もいます。

お客さんからすると
すごく肯定感があって
嬉しい感じがあると思います。

私もお客さんに
それは耐震的に難しいとか
こういう場合はここに壁が
ないとマズいのでしない方が
良いみたいなことを言います。

これを嫌な人だとか
私の言うことを聞いてくれない
会社だと思う人もいれば、
一方ではそうなんだよね、と
受け取れる人もいます。

最終的にはやっぱり
合う・合わないという
ところじゃないですか。

今回も話がズレて
しまいましたが、
みなさんの参考に
なれば幸いです。