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ホーム > ブログ > YouTube > ①最もコスパの良い付加断熱は何か②大手ハウスメーカーの「寒い窓」対策とは
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 | 2022.05.10

①最もコスパの良い付加断熱は何か②大手ハウスメーカーの「寒い窓」対策とは

今回は質問コーナーです。
まずは最初の動画です。

▼胴縁の取付け方で耐久性も変わる
https://www.kosodate-sekkei.co.jp/blog/dobuchi_taikyusei/

ダブル断熱を施工する場合、
費用的には平屋25坪位で
どれくらいの差が
出るものでしょうか、
というご質問です。

私の回答としては、
安易に金額をいう事は
難しいです、とお答え
させていただきました。

あまり高いことを言っても
消費者の方に失礼な話に
なっちゃう場合がありますからね。

金額はその会社さんの
仕入れがあったり、
大工さんが慣れているか
慣れていないかだったり、
断熱屋さんによっても
手間が変わります。

例えで言うと、
当社ではウッドデッキを
作られる方が多いです。

セランガンバツという
硬くて耐久性の高い木材を
使います。

おそらく、
樹脂ウッドデッキと
比べた時に倍も違う!
みたいにびっくりされる
と思います。

ただ当社の大工さんは
施工に慣れているから、
比較的、お安くできる
ところがあります。

こういうのもあるので、
一概には言えないところが
どうしても出てきます。

さてダブル断熱は、
要するに付加断熱ですね。

内側にも外側にもやる
付加断熱があります。

内付加断熱より
外付加断熱の方が性能が
上がるのは事実です。

外からの冷気・日射を
カットするためにやるので、
外でやった方が良いのは
事実です。

外付加断熱をするときに、
グラスウールでやる方法もあれば
EPSでやる場合もあります。

違いは性能で、
EPSの方が性能が良いです。

100mmのグラスウールと
50mmのEPSが同等ぐらい。

この場合、
50mmと100mmを貼るのでは
留め方が全く変わってきます。

こういうのも絡めながら
ダブル断熱を考えると、
価格差が本当に変わってきます。

また外壁の仕上げもあるので、
トータルで考えないといけません。

アドバイスさせていただくと、
良い・悪いは別として、
Sto外壁を考えます。

この工法は特に
難しい工法ではありません。

単純にEPS断熱材をやって、
普通にジョリパットを塗って
終わるからです。

それをセットで
商品化したのがStoなだけで、
セットで買わなくても理屈は
同じになります。

その方がコストも
おそらく安いと思います。

ただデメリットは
塗り壁になるので、
ガルバリウム鋼板が良いと
なるとやり方が変わります。

ぜひ参考にしてください。
では次です。

▼①なぜ大手ハウスメーカーは樹脂窓を採用しないのか? ②APW330を使えば十分か?
https://www.kosodate-sekkei.co.jp/blog/shitsumon_jyushimado_apw330/

大手ハウスメーカーの家ですが、
アルミ樹脂サッシ+Low-Eの
アルゴンガス入りペアガラス
(U値1.60)が入っていますと。

真空ペアガラス(U値1.20)に
変更したらどうかと言われましたと。

数値だけ見れば改善はされますが、
サッシ枠ごと取り替えないと
意味がないのかご意見ください、
とのコメントです。

おそらく、
鉄骨系のメーカーさんでしょう。
名前からすると。

人間が2階建ての家に住む
という考え方であれば、
鉄骨で作る意味はないと
松尾先生も言っています。

現実的に見たら
私もそうだと思います。

鉄骨にすれば
耐震性が高まるわけでもないし、
断熱・気密性能は確実に
悪くなります。

コストも高くなるので、
鉄骨の住宅を作るメリットは
ないと思います。

ただ鉄骨のいいところもあって、
軽い部材なのでスパンを飛ばせたり
上に高くできるというメリットは
あります。

オフィスみたいな
広い空間を作りたいとか、
狭小地で3階建て・4階建てを
建てる場合は良いでしょう。

メルマガでも書きましたが、
最近のプレハブの倉庫は
昔に比べてよくできていると
思いました。

精度もすごくいいし、
ピタッと合います。

工事期間も短期間で、
35坪の平屋の倉庫を
基礎工事で約1週間、
養生期間を1週間取って、
わずか1日半で終わりました。

ただやっぱり
隙間が多いなとか、
鉄骨は薄いなと感じました。

適材適所にスポンジを噛ませて
隙間を潰していましたが、
基礎周りはやはりスカスカです。

倉庫だから良いですが、
住宅でそんなことはないでしょう。
ただ構造としては同じです。

鉄骨だから耐震性がいいとか、
耐久性が高いということは
ないですね。

話を戻すと、
確かにメーカーさんのサッシは
専用設計が多いので、
既製品のYKKさん等のサッシは
入らないでしょう。

真空ペアガラスにすると
性能値が17%ぐらいは
上がる計算になりますが、
ガラスを全て外してまで
やるのはもったいないな、
という印象です。

ハニカムブラインドを
付けると窓の強化には
なりますが、
おそらく温度差が出て
結露するでしょうね。

一応、オーダーの
樹脂サッシをつくるという
システムがあります。

既存の窓枠を残して、
その上に専用の樹脂枠の
窓枠を入れて発泡ウレタンを
充填し、そこに樹脂窓を
付けるというシステムです。

当然、1個1個の窓の大きさを
測ってやるので、そこそこの
手間が掛かりますが、
ガラスを変えるだけでは
そんなに体感差は高まらない
感じはします。

この辺りはなんとも言えません。
参考にしていただければと思います。