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ホーム > ブログ > 動画コンテンツ > ①袋入りグラスウールの断熱欠損は付加断熱で補える?②4地域のUA値・気密はどのくらいあればいいか?
動画コンテンツ
 | 2021.10.15

①袋入りグラスウールの断熱欠損は付加断熱で補える?②4地域のUA値・気密はどのくらいあればいいか?

https://youtu.be/hISQVJYRVI0

今回は質問コーナーです。
まずは最初の動画です。

▼①袋入りグラスウールでも気密が取れないのか?②屋根の断熱材はどれぐらいの厚さが必要?③可変透湿気密シートの使い方?
https://www.kosodate-sekkei.co.jp/blog/gw_kimitsu_yane_atsusa/

この動画に、
私も新住協の教科書で
だいぶ理解が進みましたと
コメントがありました。

新住協とは、
高気密・高断熱の家で
住み心地・燃費の良い家を
つくりましょうということを
推奨している団体です。

フランチャイズとか
そういうのではなくて、
北海道の鎌田先生が主催の、
本当に安い会費でみんなに
いろんな情報を教えてくれる会です。

高性能住宅をつくろうと
考えている住宅会社さんは
意外に加入している団体ですね。

ただ新住協さんが
言っているような
断熱・気密をやらない会社も
意外に多いのが問題だそうです。

実際に実践する方は
2〜3割ぐらいみたいです。

なので新住協に入っていれば
OKというわけではありません。
ここはなかなか難しいところです。

さてコメントに戻ると、
付加断熱をすることにより
袋入りグラスウールの断熱欠損を
ある程度、軽減できませんかと。

構造用合板に接する空気も
外張断熱で覆えば空気の通り道も
なくなりますので影響は
軽減できるのでは、と。

なぜこんなに
袋入りに固執するかと言うと、
裸グラスウールを取り扱っていて
なおかつ正しく施工してくださる
工務店が圏内にいないので…と、
こんなコメントでした。

まず付加断熱をするのは
全くまずくないと思います。

付加断熱をすることで
断熱欠損を補えるというのは
事実なのでね。

ただもったいないなって
感じです。

袋入りグラスウールは
製品の形状上、隙間なく
入れるというのは難しいです。

あとは袋入りグラスウール
だけで気密を取るとか
防湿をするのは不可能です。

1枚の防湿気密シートを
貼るのとは全く違う世界なので
実務者だったら絶対わかります。

硬質発泡ウレタンのような
閉じちゃうような物で
あったとしても、
セルロースファイバーで
あったとしても、ましてや
グラスウール・ロックウールとか
繊維系の断熱材を使うにしても、
防湿気密層を部屋の中に取るのは
絶対原則です。

壁の中に余計な湿気を
入れないというのは
断熱施工の原則ですからね。

それが断熱材にとって
一番いいことです。

なおかつ室内側の抵抗を
強くすると仮に入った時に
外に抜けやすくなります。

逆に夏型結露と言って
外から湿気が入ったとしても
外に出やすくするというのも
原則です。

なので袋入りのグラスウールを
使ったとしても内側に
防湿気密シートを貼るのは
絶対原則です。

当社のお客さんも、
最初にお金が掛かるのは
仕方ないと思っていますと。

ちゃんと作って
いただけるのであれば
お金は出しますよと。

その代わり後で
お金がどんどん掛かるのは
勘弁してもらいたいと
おっしゃいます。

防湿気密層を取らない
会社は本当に多いと思います。

理由は、そもそも
そういうものを貼ることを
知らないのがほとんどです。

なぜかわかりませんが、
セルロースファイバーを
使っている会社さんは
防湿気密シートはいらないと
思っています。

セルロースファイバーを
販売している材料メーカーさんも
防湿気密シートは必要だと
言っています。

必要がないなんてことは
誰も言っていません。

袋入りグラスウールを
使うことで仮に断熱欠損が
起こってしまうとします。

それを付加断熱で
補うことはいいことだし
否定もしません。

ただ袋入りグラスウールを
使った時は内側の防湿気密層は
きちっとやった方が良いです。

では次です。

▼①袋入りグラスウールでも気密が取れないのか?②屋根の断熱材はどれぐらいの厚さが必要?③可変透湿気密シートの使い方?
https://www.kosodate-sekkei.co.jp/blog/gw_kimitsu_yane_atsusa/

4地域ではUA値・気密は
どのくらいあればいいですか?
というご質問です。

これはすごく難しい質問です。

国には地域区分があって、
一番寒い北海道は1地域、
仙台とかあの辺が2地域、
本州に来ると2・3・4・5・6で
九州は7、沖縄は8です。

ちなみに群馬県の太田市は
6地域です。

極端な話、
4地域の中でも日射が良い所と
日射の悪い所があります。

例えば私が施工している
エリアは基本的に6地域ですが、
渋川の方に行けば5地域になります。

足利も6地域ですが、
街中と山の向こう側では
全く日射が違うし温度変化も
違うので、地域区分はなかなか
難しいです。

なので基本的には
建てられる場所に応じて
夏の最高気温が何度か、
冬の最低気温が朝方で何度か、
そういう温度が月のうちに
どのくらい続くか、みたいな
ことを踏まえないといけません。

あとは単純に
HEAT20という基準。

東京大学の前先生が言うには、
G2までで良いし、G3までは
やる必要もないというような
イメージで私は捉えました。

群馬県太田市のような6地域で
HEAT20のG2ぐらいにして、
日射取得がちゃんと取れるような
設計にしておくと冬場でも
暖房機がなくても
家の中は暖かいです。

夜中の0時を過ぎても
家の中は20℃以上ありますからね。

G3にしても、
なんらかの空調設計をしないと
暖かく・涼しくはなりません。

日射遮蔽をしないでG3にすると、
場合によっては家の中が
オーバーヒートします。

この辺は語っていくと
本当に難しいです。

1つの物差しとしては
ものすごく便利ですが、
これだけを守れば住み心地が
良いとはなりません。

それをわかった上で
設計や材料選定、
材料の組み合わせとか
施工をやっていかないと
単にUA値いくつの家ができた
だけで終わっちゃいます。

この辺りは消費者の方には
なかなか難しいですが、
覚えておいていただければと
思います。